邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百九十六話 盤上で踊らされる
7章 あゝ神よ
「うにゃあぁぁぁぁぁぁ!おでんのばかぁ……!」
なんかもう色々台無しである。
先程までのようにあばれまわることも無く、ただ地面にへたりこんでめそめそと泣く女神がそこにいた。
否、駄女神がそこにいた。
「私もあんな……ああああああああああああああああ!!!!恥ずか死ぬ……!」
騒ぎ立てる駄女神の前方、シグレからすれば後方では、酔いどれた時の記憶がなく、シグレから「いや〜すごかったですよ」と笑顔で伝えられたセレスが自分もああだったのかと赤面して崩れ落ちた。
実際のところはあんな泣き上戸ではなく母性の暴走なのだがそれは言わぬが花だろう。
だって邪神だもの、善いこともするけど基本悪だからね。
『邪神ってなんだっけ?』
『最近ゲシュタルト崩壊が多すぎて理解が追いつかなくてな』
「そんなにありましたっけ?」
『おまえは何を言っているんだ』
『この生きるゲシュタルト崩壊が!』
「そんなにしましたっけ?」
『『これがシグレクオリティ』』
「あ……」
『全てを無に帰す万能言語』
『それがシグレクオリティ』
「しくしく、恥ずか死ぬ……」
「あ、忘れてた」
「私もあんなだったんですか?」
『いや、もっと凄かった(断言)』
『まあ、こればかりは弁護できんな』
「そうなんですか……恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいよぉ…………」
崩れ落ちたセレスは放置され、シグレは、アマテラスに近寄る。
その間にも背後からは断末魔の悲鳴や愉悦の嬌声、罵詈雑言が嵐のように吐き出されている。
「まあとりあえず何処か落ち着けるところに行きましょうか。貴方様も、このままでは忍びないでしょう?」
『誘拐犯かな?』
『そうとしか見えんな』
「失礼な、神界の情報収集とコネ作りですよ」
『抜け目が無いのか、あるいは腹黒いのか……』
『両方だろ』
「最近色々ありますからね」
『まあ……な』
『うん』
「よかろう。妾の御社に入ることを許可しよう。ひれ伏して感謝せよ」
そう言いつつも泥酔したアマテラスはシグレを見もせずに一升瓶を持ったまま転移門を開き、シグレがそのあとに続くのであった。
神の威厳(笑)
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(IDは@87lnRyPJncjxbEpです)
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「私もあんな……ああああああああああああああああ!!!!恥ずか死ぬ……!」
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実際のところはあんな泣き上戸ではなく母性の暴走なのだがそれは言わぬが花だろう。
だって邪神だもの、善いこともするけど基本悪だからね。
『邪神ってなんだっけ?』
『最近ゲシュタルト崩壊が多すぎて理解が追いつかなくてな』
「そんなにありましたっけ?」
『おまえは何を言っているんだ』
『この生きるゲシュタルト崩壊が!』
「そんなにしましたっけ?」
『『これがシグレクオリティ』』
「あ……」
『全てを無に帰す万能言語』
『それがシグレクオリティ』
「しくしく、恥ずか死ぬ……」
「あ、忘れてた」
「私もあんなだったんですか?」
『いや、もっと凄かった(断言)』
『まあ、こればかりは弁護できんな』
「そうなんですか……恥ずかしい恥ずかしい恥ずかしいよぉ…………」
崩れ落ちたセレスは放置され、シグレは、アマテラスに近寄る。
その間にも背後からは断末魔の悲鳴や愉悦の嬌声、罵詈雑言が嵐のように吐き出されている。
「まあとりあえず何処か落ち着けるところに行きましょうか。貴方様も、このままでは忍びないでしょう?」
『誘拐犯かな?』
『そうとしか見えんな』
「失礼な、神界の情報収集とコネ作りですよ」
『抜け目が無いのか、あるいは腹黒いのか……』
『両方だろ』
「最近色々ありますからね」
『まあ……な』
『うん』
「よかろう。妾の御社に入ることを許可しよう。ひれ伏して感謝せよ」
そう言いつつも泥酔したアマテラスはシグレを見もせずに一升瓶を持ったまま転移門を開き、シグレがそのあとに続くのであった。
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