邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百七十九話 門
7章 あゝ神よ
「そんなわけで行きましょうか」
そんな軽い声とともにセレスは腕を軽く振り、それと同時に暖かな木造建築の中に明らかに似合わない豪華な装飾の施された扉があらわれ、軋む音を微塵も響かせずに開いた。
開いた扉の先は白一色に染まり、静かに役目を果たす時を待っている。
「さて、これが神会の開催される地、本来ならば神が住まう世界、神界への扉です」
扉の頂点には喇叭を持つ天使の彫像が彫り込まれており、荘厳な雰囲気を醸し出している。
「まあ、私のような神はその役割の関係上あまり神界には居られないのですがね。
それじゃあ行きましょうか、あまり時間はありません」
「分かりました」
それと同時に二人はその門をくぐり、そしてその先には光があった。
永遠に続くのでは無いかと思わせるほど広い雲海の上にシグレは立っている。
星脈操作での感知ですら全貌を把握するのにかなりの時間を要したほどに広い雲海の上には、先程の扉など端末に過ぎないと理解できるほど大きな、それこそ街一つ分はありそうなくらいの大門があった。
神界門
許可されたものにしか開かれぬ神の門
永劫不朽
裁きの雷霆
「これが本当の神界の門です。大きいでしょう?龍なども通るので、大きく作られているんです」
「いや、いくらなんでもやり過ぎでは……」
そうシグレが突っ込みながらセレスと共に門を抜けようとすると、何処からとも無く数十人の軍勢があらわれ、一も二もなくシグレに向けて攻撃を仕掛けてきた。
「なにをするのです!この神は私が後見人を務めているのですよ!」
「ああ、セレス様、おいたわしや、セレス様が洗脳され、邪神の手先となってしまうなんて……」
「許さない!」
「殺してやる!」
ークエスト『神界の襲撃者』が発生しました。自動受託しますー
ちなみにシグレは面倒なのでクエストを自動受託するようにした戦闘に集中できて嬉しい限りである。
そんな感じで怒り狂った数十人の軍勢がシグレに殺到し、その手に持った武器や、無詠唱で放たれた上位魔法がシグレへと迫る。
「久しぶりに、素で相手をしてあげましょう」
それをシグレは魔法を使うでもなく、ただ全ての攻撃を見切り、尽くを躱し、受け流し、時に敵の魔法をほかの敵に当てて見せた。
そこにスキルは介在せず、パッシブスキルや、ステータスを現実の状態にまで封印したシグレにあるのは純粋な技術のみ。
つまり、この襲撃者たちは、圧倒的に地力で負けているのである。
「素手で相手してもいいのですが……
錬神、付与・不殺」
シグレは錬神術で木刀を作り出すと、それに相手のHPを一だけ残す効果を付与し、構えた。
「さあ、来てください。凡百の英霊よ」
最後煽ってるね
英霊なんだから殆どが世に言う天才なんだよなぁ
誤字脱字や作品への意見等ございましたらコメントしていただければ幸いです
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(IDはあらすじにあります)
「そんなわけで行きましょうか」
そんな軽い声とともにセレスは腕を軽く振り、それと同時に暖かな木造建築の中に明らかに似合わない豪華な装飾の施された扉があらわれ、軋む音を微塵も響かせずに開いた。
開いた扉の先は白一色に染まり、静かに役目を果たす時を待っている。
「さて、これが神会の開催される地、本来ならば神が住まう世界、神界への扉です」
扉の頂点には喇叭を持つ天使の彫像が彫り込まれており、荘厳な雰囲気を醸し出している。
「まあ、私のような神はその役割の関係上あまり神界には居られないのですがね。
それじゃあ行きましょうか、あまり時間はありません」
「分かりました」
それと同時に二人はその門をくぐり、そしてその先には光があった。
永遠に続くのでは無いかと思わせるほど広い雲海の上にシグレは立っている。
星脈操作での感知ですら全貌を把握するのにかなりの時間を要したほどに広い雲海の上には、先程の扉など端末に過ぎないと理解できるほど大きな、それこそ街一つ分はありそうなくらいの大門があった。
神界門
許可されたものにしか開かれぬ神の門
永劫不朽
裁きの雷霆
「これが本当の神界の門です。大きいでしょう?龍なども通るので、大きく作られているんです」
「いや、いくらなんでもやり過ぎでは……」
そうシグレが突っ込みながらセレスと共に門を抜けようとすると、何処からとも無く数十人の軍勢があらわれ、一も二もなくシグレに向けて攻撃を仕掛けてきた。
「なにをするのです!この神は私が後見人を務めているのですよ!」
「ああ、セレス様、おいたわしや、セレス様が洗脳され、邪神の手先となってしまうなんて……」
「許さない!」
「殺してやる!」
ークエスト『神界の襲撃者』が発生しました。自動受託しますー
ちなみにシグレは面倒なのでクエストを自動受託するようにした戦闘に集中できて嬉しい限りである。
そんな感じで怒り狂った数十人の軍勢がシグレに殺到し、その手に持った武器や、無詠唱で放たれた上位魔法がシグレへと迫る。
「久しぶりに、素で相手をしてあげましょう」
それをシグレは魔法を使うでもなく、ただ全ての攻撃を見切り、尽くを躱し、受け流し、時に敵の魔法をほかの敵に当てて見せた。
そこにスキルは介在せず、パッシブスキルや、ステータスを現実の状態にまで封印したシグレにあるのは純粋な技術のみ。
つまり、この襲撃者たちは、圧倒的に地力で負けているのである。
「素手で相手してもいいのですが……
錬神、付与・不殺」
シグレは錬神術で木刀を作り出すと、それに相手のHPを一だけ残す効果を付与し、構えた。
「さあ、来てください。凡百の英霊よ」
最後煽ってるね
英霊なんだから殆どが世に言う天才なんだよなぁ
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