邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
SS 妹達の二人旅 肆
SS一章 『妹達の二人旅』
「さて、まずは説明させてもらおう」
応接室のソファに腰掛けたギルドマスターの言葉に対し、二人は無言で先を促す。
「と言っても簡単なのだがね。
君たちが行く予定の鉱山都市なのだが、今は生命線とも言える鉱山が盗賊のねぐらとなっている状態なんだ。近隣の街に救助要請が届くほどのね。もちろん近いと言えない距離のここにも届いている。それだけ切迫しているのだろう」
そう言いながらギルドマスターは一通の便箋を取り出し、2人に見せた。
「なるほど、事情はわかりました。しかし、それが嘘でないという証拠はありますか?」
「ああ、この手紙は、ギルドマスターが書いたものならばギルドマスター触れると光るようになっている」
そうしてギルドマスターが手袋をとって素手でそれに触れると、便箋が淡い光に包まれた。
皐月はそれを見て疑いの目を向けるのをやめる。
「なるほど、私達はその鉱山の盗賊を退治すればいいと?」
「ああ、勿論これはギルドからの指名依頼とする。ランクアップは確実だし、報酬も充分に出るだろう。どうかね?」
「もちろんやるよ!」
遊理が勢いよく手を挙げてそれに応える。
「君はどうだい?」
「私もお受けします」
そんな遊理の様子に溜息をつきつつ、皐月もそれを了承した。
「ありがとう。また、この作戦には君たち以外にも参加する人間はいる。仲良くしてくれたまえ」
「はい、あと、この件は…」
「ん、ちょっと待っていておくれ」
皐月はギルドマスターにクエスト用紙を差し出し、ギルドマスターはそれを見てどこかに行ったあとに戻ってきた。
「これでOKだ、鉱山を救ったあとなら宝石を持っていこうと文句は言われまい。頑張ってきてくれたまえ」
「わかりました」
そう行って2人が立ち去ろうとすると、ギルドマスターは書類を捌きながら2人に話しかける。
「ああ、鉱山都市までの交通手段はギルドが負担するから、準備ができたらここに着てくれたまえ」
「わかりました。準備はできていますので、すぐにでも」
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応接室のソファに腰掛けたギルドマスターの言葉に対し、二人は無言で先を促す。
「と言っても簡単なのだがね。
君たちが行く予定の鉱山都市なのだが、今は生命線とも言える鉱山が盗賊のねぐらとなっている状態なんだ。近隣の街に救助要請が届くほどのね。もちろん近いと言えない距離のここにも届いている。それだけ切迫しているのだろう」
そう言いながらギルドマスターは一通の便箋を取り出し、2人に見せた。
「なるほど、事情はわかりました。しかし、それが嘘でないという証拠はありますか?」
「ああ、この手紙は、ギルドマスターが書いたものならばギルドマスター触れると光るようになっている」
そうしてギルドマスターが手袋をとって素手でそれに触れると、便箋が淡い光に包まれた。
皐月はそれを見て疑いの目を向けるのをやめる。
「なるほど、私達はその鉱山の盗賊を退治すればいいと?」
「ああ、勿論これはギルドからの指名依頼とする。ランクアップは確実だし、報酬も充分に出るだろう。どうかね?」
「もちろんやるよ!」
遊理が勢いよく手を挙げてそれに応える。
「君はどうだい?」
「私もお受けします」
そんな遊理の様子に溜息をつきつつ、皐月もそれを了承した。
「ありがとう。また、この作戦には君たち以外にも参加する人間はいる。仲良くしてくれたまえ」
「はい、あと、この件は…」
「ん、ちょっと待っていておくれ」
皐月はギルドマスターにクエスト用紙を差し出し、ギルドマスターはそれを見てどこかに行ったあとに戻ってきた。
「これでOKだ、鉱山を救ったあとなら宝石を持っていこうと文句は言われまい。頑張ってきてくれたまえ」
「わかりました」
そう行って2人が立ち去ろうとすると、ギルドマスターは書類を捌きながら2人に話しかける。
「ああ、鉱山都市までの交通手段はギルドが負担するから、準備ができたらここに着てくれたまえ」
「わかりました。準備はできていますので、すぐにでも」
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