邪神と一緒にVRMMO 〜邪神と自由に生きていく〜
第百三十二話 悪寒
6章 玩具は盤上で踊る
当然のように嘘をつくロキは触手を扱ってシグレに多方面から襲いかかる。
「雷電」
その一言で周囲に超高電圧の電磁場が発生し、その場にいた触手を焼き焦がす。
勿論範囲内のはずのロキは服が焦げ付く程度である。
「魔法多重化 魔法効果増強
魔法効果超増強 魔法範囲拡大
魔法効率化 魔法超効率化」
「星幽の槍」
非物質体をも消滅させる超高威力の白い槍がロキの体に突き刺さる。
「だ~か~ら~。無駄だっていっ…
なるほど。本命はこっちか」
(チッ!切り落とせなかったか…)
白い槍が貫通したそばからその傷が再生していくのを見てロキはシグレを嘲笑うが次の瞬間に自分の腕が切り落とされているのを見て真顔になる。
その傷口からは黒い粘液が滴り、黒い煙が傷口に渦巻いている。
その様子にシグレは本来狙っていた胴を切断できなかったことに憤慨していた。
「まぁいいや、今度はこっちから行くよ!」
ロキが正面から突進して来るのに合わせて、シグレは刀を構える。
衝突まであと1秒もない。突進してくるロキを躱し、返しに今度こそ胴を断つ。
シグレはそれを垣間見た。と、同時に、シグレからは顔の見えないはずのロキがニヤリと笑った気がした。
(やばい…!)
瞬間、背筋に走った悪寒を根拠もなく信じ、シグレは回避行動に移る。
「上位転移ッ!」
「なっ!?」
小さく響いたロキの驚き。
それはそのまま、なにか企みがあったことを意味する。
だが、時は無情である。
緊急回避は間に合わず、転移中のシグレに対してロキの手の中の何かがその脳天を切り裂かんとしている。
「雷神の盾ッ!」
シグレは咄嗟にある魔法の鍵言を叫ぶ。
突如何かとシグレの間に稲光が走り、金色の雷で出来た盾が出現する。
それがロキを体ごと弾き、ロキは独楽のように吹き飛ばされる。
しかし、損害はシグレ側にも大きく、シグレは転移した先で無様にも床に転がってしまっていた。
「雷神の盾だとッ!?
あれはニヴルヘイムに封印されているハズだ!なぜ貴様が持っている!」
「それはこっちもなんですがねぇ…どこから引っ張り出してきたんですか神器」
はい、何も言うことは無い。
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(IDはあらすじにあります)
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「雷電」
その一言で周囲に超高電圧の電磁場が発生し、その場にいた触手を焼き焦がす。
勿論範囲内のはずのロキは服が焦げ付く程度である。
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魔法効果超増強 魔法範囲拡大
魔法効率化 魔法超効率化」
「星幽の槍」
非物質体をも消滅させる超高威力の白い槍がロキの体に突き刺さる。
「だ~か~ら~。無駄だっていっ…
なるほど。本命はこっちか」
(チッ!切り落とせなかったか…)
白い槍が貫通したそばからその傷が再生していくのを見てロキはシグレを嘲笑うが次の瞬間に自分の腕が切り落とされているのを見て真顔になる。
その傷口からは黒い粘液が滴り、黒い煙が傷口に渦巻いている。
その様子にシグレは本来狙っていた胴を切断できなかったことに憤慨していた。
「まぁいいや、今度はこっちから行くよ!」
ロキが正面から突進して来るのに合わせて、シグレは刀を構える。
衝突まであと1秒もない。突進してくるロキを躱し、返しに今度こそ胴を断つ。
シグレはそれを垣間見た。と、同時に、シグレからは顔の見えないはずのロキがニヤリと笑った気がした。
(やばい…!)
瞬間、背筋に走った悪寒を根拠もなく信じ、シグレは回避行動に移る。
「上位転移ッ!」
「なっ!?」
小さく響いたロキの驚き。
それはそのまま、なにか企みがあったことを意味する。
だが、時は無情である。
緊急回避は間に合わず、転移中のシグレに対してロキの手の中の何かがその脳天を切り裂かんとしている。
「雷神の盾ッ!」
シグレは咄嗟にある魔法の鍵言を叫ぶ。
突如何かとシグレの間に稲光が走り、金色の雷で出来た盾が出現する。
それがロキを体ごと弾き、ロキは独楽のように吹き飛ばされる。
しかし、損害はシグレ側にも大きく、シグレは転移した先で無様にも床に転がってしまっていた。
「雷神の盾だとッ!?
あれはニヴルヘイムに封印されているハズだ!なぜ貴様が持っている!」
「それはこっちもなんですがねぇ…どこから引っ張り出してきたんですか神器」
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(IDはあらすじにあります)
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