第四十話精霊監獄

3章イベントとその先

洞窟を進んでいくと、ゴーレムやレイスなどが出てきました。ちなみに従魔はスライムくんと岩鉄以外全員召喚済みである。
スライムはレベル上げてないしゴーレムの岩鉄はこの狭い洞窟じゃ動きにくいので今回は温存。

フィーの聖属性が大活躍している。

後ろで遊理が何か言っているようですが無視して進んでいく。

メルとの契約で取得した同調シンクロの詳細も確認する。

同調シンクロ

自分の従魔の名を呼ぶことで、その従魔のスキルを一つ選択し使用できる
効果時間30秒待機時間クールタイム30分
もしくは従魔と感覚を共有できる
効果時間5分待機時間クールタイム10分

数十分程歩いたところ、大きな広間があった。

「ッ！」

そこに広がっていたのは、錆鉄の監獄だった。
マップに目をやればマップ名も精霊監獄に変わっている。

天井からは大小様々な鳥籠が吊るされ、その中で様々な姿の精霊が鎖でつながれており、脱出しようと暴れようともせずただ絶望をその瞳に刻んで人形のように佇んでいる。
精霊の体には例外なく様々な傷が刻まれ、四肢が無いものや瞳が抉り出されたものもおり、床は精霊の血液なのか一面が赤く染まっている。
精霊の怨嗟の声が重複し、絶望がその身を犯してゆく。
一部からは黒い靄が溢れ出し、精霊は衰弱している。

『摘出さえできれば精霊の目や体は魔道具製作の材料や魔法触媒になるからね。でもどうやって実体のない精霊の体を切ったんだろう？』

「こんなことが…」

(ああ、イライラしてきますね
非常に気分が悪いです)

とりあえず止まっていても仕方ないので鳥籠を壊そうと思ったのだが、どうやら結界があるようで遊理が弾かれている。
代わりに鎖を攻撃すると、鎖には結界などないらしく、バラバラに崩れ去ったため簡単に壊すことが出来た。
自由になった精霊は、元狂精霊たちに介抱されているようだ。
実体を持たない精霊を拘束した理由はこの鳥籠と鎖にあるようである。

精縛の檻

精霊への怨嗟の塊
精霊の物理的拘束を可能とする

精滅の鎖
精霊への怨嗟の塊
精霊の能力スキルを無効化し、精神を犯す

どうやら精滅魂という素材でできたもののようです

精滅魂

精霊への怨嗟の塊
精霊がこれに接触すると呪いが流れ込む

「質問です。こんなものを一体どこで手に入れたんでしょうか？」

「ほう、いつからわかっていたんだ？」

洞窟回です
対精霊だったら最強の兵器が出てきましたね

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