よくある?異世界物語

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よくある?わがままと帰還

ユウ視点

「・・・まあ、えっと、その、頑張ってくださいね。・・・多分、あなたがいないとティアードの政治は回らないと思いますので。」
「・・・ええ。頑張りますとも。・・・それでは、この近くにあなた方の拠点を作ると言うことで。・・・周囲に遺跡関連のものがないかを調べてからになりますからしばらくかかるとは思いますが、よろしいですか?」
「ええ。勿論です。・・・一応、軽くは調べていますけど、それくらいでは見つかりませんでしたよ。・・・どれくらいで拠点が出来上がりますかね?」
「そうですね。申し訳ないですが一年はかかるかと・・・。」
「・・・うーん、まあ、仕方ないか。・・・それではよろしくお願いします。」
そう答えてからは、ケールさんとハルベリヒさんは調査に取り掛かった。・・・うーん、これって何に使う道具なんだろう・・・とか考えているうちにケールさんが、
「ふう、これで、簡単な調査は終わりました。」
「・・・それでは一度帰りますか?」
「ふむ、そうですね。そうしましょう。王も帰りますよ。」
「嫌じゃ、わしは仕事などしとうない。ここで、遺跡の建築について調べるのじゃ。」
「ダメです。帰りますよ!!・・・さあ、ユウ殿よろしくお願いします。」
「・・・あ、はい。わかりました。」
僕はケールさんに促されるままにハルベリヒさんごと無理やり転移しました。

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