よくある?異世界物語

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よくある?船舶見学

ユウ視点

溶接の作業の後は点検などの作業があるらしいが見ていても面白くないだろうということで船舶の見学に移りました。・・・まあ、軽いクルーズみたいなものを予定しているみたいだね。まあ、それだけではないらしいけど。造船所の職員さんが船着場まで案内してくれました。忙しい中すいませんね。
「はい。ここです。彼らにはくれぐれも失礼のないように。それでは失礼します。」
職員さんは、船の乗組員の一人にそういった。
「ええ。忙しい中ありがとうございました。」
僕は、職員さんに心からお礼を言っておいた。すると、
「いえ。これも仕事ですから。では。」
と言い、職員さんは造船所に戻っていった。
「それでは、船を案内させていただきます。こちらへどうぞ。」
そうして、船に案内されました。
「まずは、ここですね。操舵室です。」
「・・・あまりものがありませんね。」
地球のものだと色々な装置とかがありそうなものですが・・・
「ええ、実はこの船は自動で動くのですよ。ですので、ここでの仕事は船を動かす魔道具が動作不良を起こした場合の魔道具の切り替えが主であまりすることがないのですよ。一応、手動での操作も可能ではありますが・・・」
「魔物が現れた場合はどうするのですか?」
「その場合は、こちらの魔道具は状況に合わせて止まるか進むかを判断してくれます。そして、魔物を攻撃する魔道具は別の部屋ですね。」
「なるほど。なぜ分けておいてあるのですか?」
「単純に魔物が出た際に慌ててしまい、攻撃用魔道具ではないものを作動させてしまうと言うことがありましてね。それ以降は分けて作られるようになったのです。」
「なるほど。」
そんなことがあったんだね。

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