よくある?異世界物語

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よくある?結婚前夜・光編

ユウ視点

「入るよ」
「悠君、こんばんわ。」
「うん。・・・光はあまり緊張していないの?」
「え?緊張は・・・うん、あまりしていないね。」
「そうなんだ。」
「うん、悠君の方が緊張しているかな?」
「・・・そうだね。・・・そうだ!そういえば聞こうと思ってたんだけど、光はいつから僕のことが好きになってたの?」
「えっ?・・・うーん、いつから・・だろう。・・・明確に恋心を自覚したのは中学三年生のときかな?」
「・・・へえ、そうなんだ。」
「うん、まあ、その前からも自覚はなかったけど好きだったとは思うけどね。」
「中学三年生のときね。・・・クリスマス?」
「違うよ。ほら、不良に絡まれたときだよ。」
「・・・・・ああ、そういえば!・・・うん、そんなこともあった気がする。」
「あのときは連れていかれそうになったときに颯爽と現れて守ってくれたときに明確に恋心を自覚したの。」
「・・・まあ、クイーンを守るのはナイトの役目だからね。」
光は僕があまり言わないようなこんなセリフを聞いて一瞬きょとんとしましたが、すぐに顔を赤くして、
「・・・・・・ありが・・とう。」
「うん。よくよく思い返してみれば結構変な事件に巻き込まれていたような気がするなぁ。」
「デパートに行ったらそこがテロリストに占拠されたりね。」
「・・・いや、流石にそんな事件はなかったから。」
「そうだったっけ?」
光が少しにやにやしながら聞いてきます。
「うん、光が関わった事件といえば・・・かくれんぼのときにいつまでもみんなが見つからなくて・・・」
「や、やめて!!そ、それは言っちゃだめ!!」
「ええ?なんで?」
「・・・だめなの!!」
拗ねちゃったかな?そんなところも・・
「・・可愛い。」
「にゃっ!!にゃにを言ってるの!!」
「ん?光は可愛いなあって言ってるよ。」
「もうやめて!明日は最高の1日にしようねおやすみ!!」
光は一息で言い切りました。
「・・・うん、おやすみ。また、明日、ね。」
僕はにやけそうなのを必死に抑えながらそういうと、部屋を出ました。

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