よくある?異世界物語

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よくある?結婚前夜・サナ編

ユウ視点

コンコン
「こんばんはサナさん。」
「こんばんは、ユウくん。」
「エリアスとリーフェとの話は終わったんですね。」
「うん。無事にね。」
「ふふっ、いや、お話だけなんですから無事じゃないなんてことはないでしょう。」
「ははっ、そうだね。さて、じゃあそろそろ、サナさんとも色々何があったか振り返っていくよ。」
「そうですね。ところで、1つ聞いてもいいですか?」
「ん?なに?」
「いえ、どうして、私の呼び方はサナさん・・なんでしょうか?」
「えっ?」
「いえ、エリアスや、リーフェはそのままエリアスリーフェって呼んでいますから、少し羨ましく思ったり・・・。」
「・・・うーん、やっぱり、年上だし、何より包容力がね。だから、どうしても、「さん」ってついちゃうんだよね。・・・少し試してみるかな。」
僕は一度深呼吸をしました。
「・・・サナ。好きだ。」
「・・ふぇっ!?あ、ああ、わ、私もです!ユウくん!」
見れば、見たことないくらい真っ赤になってますね。・・・うん。やっぱりサナさんの呼び方変えたほうがいいかな?・・・あっ!サナさんって出ちゃうな。・・・うん、気をつけなかったらサナさんって言っちゃうな。とりあえず、今日はこのままだといつまでたっても過去が振り返れないからサナさんって呼ぶことにしよう。うん、明日から気をつけていこう。
「・・・さて、じゃあ、振り返ってみるか・・・うーん、なんていうか、サナさんにはいっぱいお世話になったなぁ。」
「ですね。いつも怪我ばかりするんですから。」
「ごめんね。」
「いえ、ユウくんがどんな怪我をした時でも治すことが私の仕事ですから。」
「・・・そうだね。これからも多分怪我をすることが多いだろうけど、よろしくね。」
「もちろんです。」
「うん、・・・明日もその先の未来も明るいものになりますように。おやすみ。」
「ええ、おやすみなさい。」
サナさん・・・サナとの会話を終わらせて、リアラちゃんの部屋に向かった。

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