よくある？苛々した彼

ユウ視点

はっ！なんか思い出したくないことがあった気がする。いや、覚えているけどね。嗚呼、もうどうにでもなれ。
「で、そろそろよんだ理由を答えろ。」
「ねえ、なんか口悪くなってない？俺は一応神様なんだよ？」
「それを言うなら、僕もそうだろ。」
「格ってものがちがうんだよ。」
「・・・(ボソッ)うざ。」
「聞こえてるよ！？」
こんな会話がしばらく続いた。
一方クラスメイトたちは、
「(ひそひそ)おい、あんなにイライラしている悠はじめてみたぜ。」
「(ヒソヒソ)確かに、てか、怒ったことなんてあったっけ？」
「(こそこそ)確かあったと思ったけど、あれ、あのとき。」
「(コソコソ)いつだよ！」
さらに、悠の婚約者たち。
「荒っぽいユウもなかなか。」
「かっこいいです。ユウさん」
「あのかたが、最高神様なんて、これをみただけじゃ信じれませんよね。・・・。」
「お父様がすみません、でも、楽しそうですね。」
「悠がイライラしているのっていつぶりだっけ？」
「え、えっと確か、小学生のときかな？」
「そのときは何があったの？」
「ええっとねえ・・・」
こんな会話を繰り広げていた。
ユウとルクスの口喧嘩もどうやら終わったようである。
「んで、結局目的は？」
「ああ、それは・・・」

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