よくある?異世界物語

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よくある?三体の強敵との戦い

ユウ視点

最高速で、相手に向かい、斬りかかる。今までの戦いの中で、繰り返してきたこの動作は、この上ないくらいに無駄がなく一体の将軍級悪魔族の、腕を斬り落とした。本当は真っ二つにする予定だったが、避けられてしまった。こいつら、もしかして、前に戦った奴よりも強いんじゃないか?いくら怪我をして動きが若干鈍っているとはいえ、たくさん悪魔族を倒してレベルが上がってステータスがかなり上がっていたはずだから、前と同じくらいの強さなら、楽に倒せるはずだし。魔眼も使うか。制限時間は、15分ってところかな?と、刻一刻と減っていく魔力や神力の量から概算した。
僕は、相手に向かって、牽制も兼ねて、背中の翼から、羽を硬質化させて、とばした。この羽は、神力でできているので、当たれば、ダメージにはなると思う。心臓に値するような場所に当たれば、倒せるだろうけど、期待はしないでおこう。そう考えながら、別の悪魔族に向かって駆け出し、剣で、切り上げた。今度は、魔眼を使っていたので当たるかと思ったが、直前に、別の悪魔族が、風魔法か何かを使ってきたようで、それが右腕に当たったせいで、剣筋がぶれた。相手は、悠々と逃れた。
「くっ」
僕はそう呟くとともに、目の前の悪魔族を見た。その一瞬、最初に牽制したやつのことを意識から外してしまった。背後から、風を切る音が聞こえて、慌てて、横へ逃げるが、間に合わず、体の左半分に後ろから、土魔法で作られたと思われる岩の球が、激突した。僕は、10mほど、弾き飛ばされた。

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