よくある?異世界物語

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よくある?崇拝対象


トル爺の部屋に着きました。
「さて、ではまず、サナや、そこのお嬢ちゃん方との出会いから聞こうかの。」
「私はエリアス・フォン・マギアです。ユウと最初に出会いました。はじめて会ったときは、馬車がウルホーンに襲われて、護衛の騎士だけでは間に合わないと思っていたところに、助けていただきました。それから、色々ありまして、ユウの婚約者として現在ここにいます。」
「そして次は私、リーフェ・シクロ・ハルテイアの番です。私は、王城で、パーティーを行なっていたときに、ある貴族が反乱をおこしまして、そのときに守っていただきました。そしてユウさんの婚約者になりました。まあ、婚約の宣言などはしていませんから、世間的には知られていないと思われますけれど、称号にはっきりと婚約者と出ていますので・・。」
「次は、私です。ユウくんをはじめてみたときは、ひどい傷を負っていて、怪我人と治癒士という関係でした。ですが、傷を治しているうちに庇護欲が出てきまして、さらに、エリアスたちとのふれあいを見て、私も一緒にいたいと思って婚約者になりました。」
「私は〜、リアラ・ディー・シグザールだよ〜。お兄ちゃんとは〜、兄妹のようなものです〜。迷宮で出会って〜、ついてきました〜。」
「ほうほう、なるほど・・・・・待ってくれんか?!シグザールと名乗ったか!?と言うことは君は・・」
「はい〜、ルクス・ディー・シグザールの娘です〜。」
「これはこれは・・・」
とか言いながら、リアラちゃんを崇め出した。リアラちゃんは、いきなり崇められて、困惑しているようです。
「わ、私を崇められても困ります〜。」
「しかし、ルクス様の娘様なのじゃから・・・」
「とにかく、崇めるのをやめてください〜!」
そんなやりとりをして、10分程、漸く崇めるのをやめてもらったようだ。
「わかったのじゃ、崇めたりは、せんことにする。む?そこのユウ殿とは、兄妹のようなものと言っていたように記憶しているのじゃが、いったいどう言うことかの?」
僕の事情に関して説明したら、崇められたので、なんとか、説得してやめてもらった。
なんだか、物凄く疲れた。

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