妹はこの世界でただ一人の味方

さらだ

兄と妹

俺、霧崎 学には絶対に守りぬかなくてはいけない存在がある。それは妹だ! あいつのためなら俺は死んでもいい! 昔学校のやつらにはシスコンと冷やかされていた。だがしかし! それの何が悪いというのだろうか? 妹の事を大事に思ってる。兄として立派過ぎるくらいだろう。

現在俺は高校二年生の年齢である17歳。
妹は中学二年生で、13歳。来月9月7日に14歳になる。

簡単に容姿の説明をしておこう。

まずは俺から。
身長177cm  体重62kg  視力は両目共に1以上。
頭は良く、運動神経も悪くない。学校に通ってた頃は学年で1、2を争うほどだった。顔も妹曰くいいらしい。その言葉を信じ芸能界のオーディションを受け見事採用となった。詳しいことは今度説明しよう。

そして妹
身長162cm  体重44kg  視力は俺と同じで1以上。
黒髪ショート。
スリーサイズはB90  W61  H85。
成績は学年トップ。運動神経も抜群。そして学校ではモテるらしい。ファンクラブができるほど。
基本無表情で感情を表に出さない。
俺には判別できるが、たかが一週間のうち5日しか見ない奴らには分からないだろう。俺は365日毎日見てるぞ寝顔も可愛いぞ。ほっぺをぷにぷにしたくなる衝動に襲われる。
最近はお兄ちゃんと呼んでくれなくなって寂しいがそれもまたいい。
ちなみに部活は入っていない。
もちろんアルバイトなどもさせない。アルバイトさせたらその店では人気になりすぎて結衣が疲れると思うからな。
そういえば二ヶ月前の6月21日の俺の誕生日には家事を1日変わってくれて嬉しかったなぁ。頑張っている姿が可愛くてずっと写真を撮ってたよ。メモリーに2000枚ほどはいってる。
料理も美味しかった。カレーを作ってくれたんだが食べた瞬間気絶しそうになったよ。コクのあるルーに隠し味と思われるチョコ。ヨーグルトのかすかな匂いも良かった。

長々と説明しすぎたな。

そして今舞台は地球



「おはよう! 結衣。今日も可愛いな!お兄ちゃんって呼んで!」

「おはよう。それと呼ばないから。」

今俺らが住んでいるのは40平米程度の2DK。父の遺産もあるが、やはり節約したい。

「なぁ結衣。最近学校どうだ?」

「普通。」

「それはなによりだな。」

いつもこんな会話しかできないが俺にとって至福の時間だ。
朝食を作り一緒に食べる。

「「いただきます」」

しばらく無言で食べる。
そして俺は口を開く。

「美味しいか?」

「美味しい。」

「それは良かった。」

よっしゃ! 学校生活の話と違って「普通」と言われずに、「美味しい」と言われた! 嬉しいなぁ。

朝食を食べ終わると俺は残りの家事をし、結衣は学校の準備をする。

「ねえねえ。ちゃんと学校行ってるの?」

「ん?いきなりどうしたんだ結衣?学校やめて俺と結婚したいのか?」

「ふざけないで。そうじゃなくていつも私より出るのが遅いから。」

「家事を終わらしてるだけだよ。学校にはちゃんと行ってる。」

違う。俺は学校には行ってない。けれどそれを言うと結衣がどんな行動に出るかは分かってる。だから言わないし、バレないようにする。

「なら良かった。学校の友達は大切だからしっかり作ってね。」

「もちろん。でも結衣だけいればいいんだよなぁ。」

「はいはい。行ってきます。」

「行ってらっしゃい。」

さてとちゃっちゃと家事を終わらせちゃいますか。

「ふぅ。こんなものか。」

2時間後全ての家事が終わった。そして時計を見ると

「やっべ! 遅刻する!」

急いで準備をして五つ隣の駅に向かう。



「今日は!」

「「「「今日は!!!!」」」」

俺は今から俳優だ。俺の基本1日スケジュールは
五時  起床
六時までに  朝食を作り、結衣の寝顔を撮って起こす。
七時には 洗濯物等の家事
十時から四時までは俳優の仕事
五時から六時までスーパーで買い物
七時に夕食
九時まで家事
十時まで読書
就寝

という流れになっている。
流石に近所で俺が俳優とは気がつかないみたいだ。なにせ俳優の時はサングラスをかけているからな。
今日は映画の撮影だ。

「監督! 全てノーミスでいきますよ! 」

「そりゃ頼もしいな! 今日も日当払いでいいのか?」

「むしろお願いします。」

「わかった。おーい! あと十分でスタートできる用意しろ!」

「「「「分かりました!!!! 」」」」

「それにしてもデビューしてまだ2年か・・・人気者になったな。」

監督はそれなりに優しい。ついでに言うなら父の友人でもあったため数少ない俺の理解者だ。

「そうですね。これもあなたが全て使ってくれるおかげですよ。ありがとうございます。」

「あなたって・・・昔みたいに鉄ちゃんでいいよ。」

「いえ、流石に仕事を下さる人にそれは・・・。」

この人の名前は高木 鉄。だから鉄ちゃん。

「まあなんでもいいよ。始めるぞ! 」

それから6時間ぶっ通しで撮影をした。

「カーッと!! これで終わりだ。お疲れ様。」

「お疲れ様です。なんとか終わりました。」

「これが今回のお金ね。300万。」

「ありがとうございます。それでは。」

そう言ってスーパーに向かった。
そこで友人と再開する。

「学! 久しぶりだな。」

「藩か。久しぶり。」

飯田 藩俺の中学生の同級生だ。

「妹は可愛いか?」

「当たり前だろ。特に一昨日の寝顔と言ったら最高だよ。寝言で猫のこと言ってたしその時録音したものは1日に5回は聞いているぞ。」

「相変わらずのシスコンだな。」

「ところで何しにきたんだ?カゴも持ってないようだし。」

「飲み物だけだからな。」

「そうか。じゃあ俺はもう帰るから。」

「じゃあな。」

そう言ってスーパーを後にした。






「ただいま。」

「おかえり! 学校で変なことされなかったか?結衣は可愛いんだからもっと注意してくれ。下手したら誘拐されるんだぞ。そうだ! 今度スタンガン買ってくるからそれを持ち歩いてくれ。」

「いらない。」

「ええ・・・。お兄ちゃんの言うことが聞けないのか?なら・・・俺がずっと一緒にいてやる!」

「気持ち悪いからやめて。」

ガチャン!!

手に持ってた皿を落としてしまった。

「き、気持ち悪い・・・。」

「え・・・。」

ふらふらとしてキッチンに戻った。
俺は何も考えてなかったが数年の生活は抜けなかったみたいで30分ほどで夕飯ができた。

「結衣夕飯できたぞ!! 」


「「いただきます。」

「うっ・・・。ねえ。何入れたの?」

「どうしたんだ結衣?いつも通りの味付けのはずなんだが・・・。うわっ。何だこの味。何入れたんだ?」

二人でキッチンに行くと塩が大量に入っていたはずのビンの中身が空になっていた。

「塩全部入れてたのか・・・。何でだ?」

「そんなこと言われても・・・。自分でやったんでしょ。少し休んだら。」

「結衣が看病してくれるなら休む。」

「・・・分かった。先に布団敷いて休んでて。コンビ二行ってくるから。」

「分かった。気をつけてな。」

そう言って俺は玄関から出て行く妹を見送った。

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以下作者のコメント
妹欲しいです。それは置いときましょうか。異世界に行く予定ですが、まだ少し先です。5話から10話ほど日常をしてから行きます

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12月30日付け足し
手違いで転生生活消しちゃいました。
てへぺろ(๑˃̵ᴗ˂̵)


3月30日付け足し
しばらく文章下手くそです。長い目で見てください。


11月11日付け足し
やっぱこの小説黒歴史だわ。今も上手いとは言えないけどなんでこんなテンションで書いたんだろう...


3月14日付け足し
まじで恥ずかしい...ていうかスマホ重い...

コメント

  • そら

    イラストがかわいいです

    0
  • バジリス

    この作品めっちゃ好きです!
    僕妹いるけど理想とはかけ離れますね。毎日、はあ?ふざけてんの?とか、まじ何考えてるの!とか暴言の嵐(涙)
    誰か僕に可愛い妹を下さい!

    8
  • さらだ

    楽しみに待っててください。

    1
  • ?

    俺も4つ貰いました。貰えないのも辛いけど貰いすぎるとお返しやらチョコの感想をしなければ行けないので大変ですよね!
    あと新しい物語楽しみにしています!

    1
  • さらだ

    自分が書きたいように書いているだけですよお。

    1
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