推理探偵クラブはじめました。

瀧澤マサヨシ

選択は人生を左右する

もし、もし仮に俺が全知全能の神だったら何をするだろう?
もし俺が神になったら学業の神と縁結びの神をクビにする、理由は努力する事で解決することを神に頼むダメな人間が増えるからである。
人間という生き物は111人の王様と7000人の地理学者と90万のビジネスマンと750万の酔っ払い、3億1100万のうぬぼれ、つまりおよそ20億人の大人が住んでいる。
この名言は一生忘れる事はないだろう要するに約3億1100万のダメ人間がいる、異論は認めない。
神と呼ばれる存在は嘘 欺瞞 低姿勢を兼ね備えた物がつくった、いわゆる(努力めんどくさいから神に頼もう)人間が作ったのである異論は認める。
 
 
 「ねぇ、ちょっといいかしら?」
 俺はとっさに振り向く、そこにいたのは見慣れない顔だった
 「あ?」
 普段会話をしないからなのか、とっさに変な声出てしまった、いや、ぼっちあるあるだからね、しかたないね。
 「なんでちょっと怒ってんのよ、生理?」
 女の子が生理とか言うんじゃありません!ハシタナーイ
 「いや、別に怒ってねぇよ  で、なんか用か?」
 ここで俺通常運転にキリカエマース
 「私今日転校してきたのよ、でも教室が分からなくて、5-2なんだけど」
 そういやこいつ結構かわいいな黒髪ロングとかサイコーっすグヘヘ
 「ねぇ、聞いてるの?」
 やべー普通にかわいいんだが普通にモテそうだな
 「ああ、聞いてる、5-2だったら俺と一緒だけど付いてくるか?」
 ラブコメ展開
 キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
 「そう、じゃあお願いするわ」
 やっべえ勢いでやったけどどーすんだこれ、とりあえず話しよう話、
 ってかめっちゃいい匂いするんだけどフローラルかな?よくわからんが
 「…え、えっと、どこかから来たの?」
 「秋田からよ、後、わざわざ話しかけなくていいわ、それとあなた友達いないでしょう?」
あ、どうりで美人だった訳かなるほど
…ってええEEEEEEEEE!!
 「な、何でぼっちだって分かったんだよ…」
 (ふっ)彼女は軽く息を吹くと自慢げに解説をはじめた、
 「まず、あなたは私と会ったとき汗をかいていた、こんな寒いのに汗をかくのは相当な新陳代謝君か走って来たしか考えられないわ、そしてあなたは運動少年特有の日焼けがない、この事から前者は否定されるわ、どうせ休日は引きこもっているんでしょう?」
 いや、引きこもりまでバレるのか…
ってか凄いなこの子
 「おっそうだな、その通りだ」
 「続けるわ、私は今日車で来た、だからだいぶ早く着いたはず、その証拠に学校に着いた時には私とあなたしか居なかった、でも運動少年でも無い引きこもりが走って学校に来る理由はひとつ、そう、他人と一緒に学校に行きたくなかったからよ」
 何この子凄い、俺はそれしか頭に浮かばなかった、
 「っで、でも他の可能性もあっただろ例えば…そう、好きな先生がいるとか!」
 「ふっ、甘いわ、甘すぎるわまるで玉子焼きのようね!」
 いや、俺の家の玉子焼きはしょっぱいからね。
「だって、あなた多分私のようなタイプが好みでしょう?残念ながらこの学校の先生には黒髪ロングは存在していないの。」
 …見事に論破された件について
 後、なんで俺が黒髪ロング好きなの知ってるんだろ…怖い
 「あなた顔はわるくないんだから振る舞いしだいでモテると思うわよ」
 一瞬イラッときたがこんな時の対処法は心得ている、ぼっちなめんなよ
 「断る 俺は独りが好きだ大好きだこんなに居心地のいい場所はほかに存在しない!」
 つい声が大きくなってしまった、でも悪いとは思っていない、俺は哀れまれるのが大嫌いだ
 「そ、そうなの、お、怒らせて悪かったわね」
 「お、おう」
 どうやら怖がらせてしまったらしいいや、案外かわいいな。
 キーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーンキーンコーンカーンコーン
 「あららチャイムがなってしまったわね、じゃあまた後で」
 「わかった」
 俺は美少女とまた会う約束をしてしまった、なぜ俺なんだラブコメの神様や…。
 それにしてもあの子はなんだったんだろう、将来探偵になりそうな予感がする。
 
 
 

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