部活の後輩と付き合ってみた

きりんのつばさ

新年特別企画〜恒例の2人の雑談回〜

「新年明けまして……」

「「おめでとうございます〜!!」」

「さて今回は新年企画として“部活の後輩と付き合ってみた
2人の雑談回”をお送りします」

「司会進行は人気ランキング1位になりました
センパイ至上主義の私、平塚七海と!!」

「……ねぇ七海、それって僕も言わないといけないのかな?」

「言いましょうよ〜!! センパイが言わないなら彼女である
私が言わせてもらいーー」

「ーー怒らせると怖い大先輩こと国木田拓海が務めます」

「ちょっと私に最後まで喋らせくださいよ!?
泣きますよ!!」

「だって君が言ったらロクな事にならないって僕の本能が
告げていたからね……」

「おぉ〜さすがセンパイ〜私の事分かっていますね〜」

「……ちなみに聞くけど君は何を言おうとしていたのか教えてもらえるかな?」

「“七海大好きなお人好し!!
だけど怒ると怖い大センパイ!! 国木田拓海!!”
って感じですね」

「ハァ……やっぱり君に任せなくてよかったよ」

「もぅセンパイったら〜大好きな彼女からの紹介文ですよ?
照れなくていいんでーー 」

「ーー怒るよ?(ニコッ)」

「ヒィ!? 」





「さてとうとう新年が明けました」

「そうですね!! 私達の時間軸も正月ですけどね!!」

「  ……メタ発言は止めようか七海」

「えぇ〜いいじゃん〜新年なんだし〜許されますよ!!
ほらほらセンパイもはっちゃけようよ〜」

「僕まで七海みたいになったら誰が進行役を
務めるのか教えて欲しいかな……」

「織田先輩、ですかね?」

「……今ここにいるのは僕と七海だけでしょ。
というか織田にだって用事はあるかーー」

「大丈夫ですよ〜ほらこれって小説ですからセンパイが願えばいつでも織田先輩を呼び出す事もーー」

「だからメタ発言禁止だって!!
新年早々色々と言い過ぎじゃないかな!?」

「舐めるなメインヒロイン、ですよっ!!」

「普通ヒロインはそう言うことは言いません」

「舐めるなセンパイの彼女」

「最早関係ないよねそれって!?」

「ふっふっふっ……“センパイの彼女”ってこの場における
切り札……!! 言わば免罪符!!」

「だからメタ発言禁止だって今回何度僕に言わせるの!?」

「私が飽きるまで」

「メインヒロイン〜〜!? このヒロイン性格悪っ!?」

「はっはっはっ〜このヒロインを想像したきりんのつばさに
怒るがいい〜!!」

「おい筆者……七海をこんな性格にした事に関しては
恨むからな……!!」

「というセンパイもメタ発言しているじゃないですか……」

「僕のは違うよ。日頃の正当な文句だよ
ーー色々と問題を当てられてしかも樋口さんのスピンオフまで僕は駆り出されるし……!! 」

「あっ……これセンパイ、スイッチ入ったね」

「しかも殴られるし睡眠薬盛られるし!!
結構散々な扱いだと思うんですよ僕は!!
というか僕が主人公だよねこの話って!?」

「せ、センパイ……? センパイも結構メタ発言をしている様な気がしますけど……良いんですかね」

「七海は黙っていて!!」

「は、はい!!」

「ラブコメの主人公って普通殴られたり睡眠薬盛られる!?
ーー何? 人気投票で3位だったからだって……?
うるさい!! 七海は可愛いから1位に決まっている!!」

「ち、ちょっとセンパイ!? そう言うことはこういう場で
言わなくて良いと思いますけど!?」

「今年こそは僕の扱いをもっと丁寧にする事を要求する!!」

「え、えっと……少々私の彼氏が暴走気味なのでここで一旦休憩を入れたいと思います〜」

「待ってまだ僕は言いたいことがーー」

「はい休憩入ります〜」


〜〜進行の都合上しばらくお待ちください〜〜







「さてこれからの“部活の後輩と付き合ってみた”の
展開ですが……」

「センパイ……何事も無かったかの様に話していますけど
さっきまで荒れていましたからね」

「ーー七海、今日の晩御飯抜きね」

「横暴ですよね!? 今回私珍しく何もしてませんよ!!」

「それぐらい主人公なんだからいいでしょ」

「わぁ……いつもなら言わない様な事を言いますね
ーーなんて言ったらまた怒られそうだし」

「聞こえているからね七海」

「何にも言っておりませんよ!?
ーーさて次回からの流れは何ですか!!」

「まず次回で初詣の下りはおしまいかな」

「ほぉ〜じゃあ新章が始まるって訳ですね!!」

「そのはずなんだけど……新章に入る前に七海の成人式の話が
入るみたいだよ」

「よっしゃあ〜私の回キターー!!」

「まぁ七海って人気あるからね。筆者もテコ入れするよ」

「ふっふっふっ〜人気投票1位ですからね〜
センパイの彼女ですからね〜可愛いですからね〜」

「うん、七海は可愛いよ」

「わぁ〜い〜センパイに褒められた〜!!
ーーでも残念だな……」

「ん? 何が?」

「ほら私の成人式って地元でやるからセンパイに私の晴れ姿を見せれないから……」

「あぁ、それなんだけどね……どうやら僕は見る事が
出来る展開みたいなんだ」

「本当っ!? やった〜〜!! センパイに私の綺麗な姿
見せれるよ〜!!」

「うん、僕も楽しみかな」

「待っててくださいね〜私の飛びっきり綺麗なところ見せて
あげますからね〜!!」

「七海はいつも可愛いよ」

「も、もぅセンパイは口が上手いんだから……」

「ん? 僕は正直な気持ちを言っただけだよ?」

「それが尚更タチが悪いんですよっ!!
無自覚すぎませんかね私の彼氏は!?」

「あ、あれ……? 僕何か間違えた?」

「何も間違えていませんよ!!
で、それ以降の流れはどうなっているんですか!!」

「何故僕は怒られているんだ……とりあえず流れはとしては
成人式が終わり次第、僕らの同居の話かな……」

「ついに来ました同居!!」

「今も半ば同居だけどね」

「細かい事は気にしない七海クオリティ!!」

「来たよ七海クオリティ……まぁ僕らが引っ越ししての話が主になるかな。そしていつものようにイチャイチャしていく流れになるよ」

「あれ? センパイの就活編は?」

「それはあっさり書くつもりらしいよ」

「おぉ〜さすがセンパイさっさと就活終わらせるなんて有能ですね……」

「……一応、ラブコメだからね。そう言う話はあまり深く
掘り下げないつもりみたいだよ」

「へぇ……ところでセンパイ」

「ん?」

「もう300話突破しそうですよ」

「あっ……まじだ。よくここまで続いたな……改めて」

「また何か企画でもしますか?」

「うん、そうだね」

「じゃあ“貴方が選ぶ七海の可愛いところ選手権!!”って
どうですか?」

「範囲狭っ!? 一応、筆者も考えているみたいだよ」

「えぇ〜私の企画は!!」

「却下」

「じゃあ後でセンパイに聞くし〜
ーーベットの中で」

「新年早々その手の話やめい!!」

「私達のイチャイチャにそんなの関係ない!!」

「いや少しは考えて欲しいかな……
ーーってそろそろ時間みたいだね」

「えっ、もうそんな時間ですか?」

「そうみたいだね。
じゃあ最後に挨拶して終わりにしようか」

「分かりました〜!!私達の共同作業ですね!!」

「まぁ意味は間違っていないけどね……
なんか違う気がする」

「細かい事を気にしたらダメですよ!!
じゃあ行きますよセンパイ!!」

「はいはい分かったよ……せぇの」

「「今年も“部活の後輩と付き合ってみた”をよろしく
お願いします〜〜!!」


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