非リアの俺と学園アイドルが付き合った結果
私のちょろ彼氏と俺のちょろ彼女
百二十五話
【新転勇人】
「もー!勇人くん遅いですよぅ!」
待ち合わせ場所に到着して第一声はぷくっと頬をふくらませた円香からのものだった。
ま、まぁ二十分の遅刻をしてしまった俺が悪いからなんとも言えないけれども。
「ごめんごめんちょっと結花がね……」
「もぅ!仕方ありませんね!」
膨れる円香かわいい♡
「ところで勇人くん、妹さんに何かされたの?」
…………まぁたなにか悪巧みしてるよこの人。
「と、とりあえず向かいながら話しません?ほら」
三郷さんなんて携帯でオセロやってるし。
「そうだね、妹さんに何されたか聞いて円香を嫉妬させようと思ったんだけどなあ」
「いくら結花ちゃんがかわいいからと言って家族に嫉妬なんてしませんよ」
何言ってるんですかと続け、クスクス笑う円香。
えーっと、去勢の件と嫉妬の件はどうすればいいかな?
ま、まぁ……
「と、とりあえず向かおうか」
【新天円香】
勇人くんとお泊まりっ!
勇人くんとお泊まりっ!
勇人くんとお泊まりっ!
「円香?なんか浮かれてるけど、今日は勉強しに来たんだよ?」
「………………え?」
……私お泊まりセットと下着と明日のブラウスしか持ってきてないのですが…………。
「いや、先輩が勉強してる隣でゲームしたり喋ったりするのはすごく申し訳ないじゃん?」
「円香もしかして…………」
「い、いや!?わ、忘れてませんよ!?私くらいになると教科書の内容暗記してるんです!」
さ、さすがに嘘ですけどこれでどうにか!!
「…………そっかぁ……そうなんだあ……」
あれ?これで行けちゃいますか?
ちょろ勇人くんとちょろ真結ですか?
まさかと唖然している私を置いて三人は先を急ぎます。
「そ、そうですよ!私優等生なので!」
苦し紛れすぎたと思ったのですが二人とも相当ちょろいですね♪
将来、宗教勧誘とか怪しい勧誘に騙されないか心配です……。
「あ、つきましたね」
前を歩く三人を追いかけているうちに金霧先輩の家に到着しました。
【新転勇人】
さーって、いつ円香を教科書暗記の件でからかおっかなぁ。
さすがの円香でも全暗記は厳しいもんな。
円香将来、変な壺とか宗教勧誘に引っかからないかなぁ。心配だなぁ。
「勇っちいらっしゃい」
インターホンを押す前に先輩は出てきた。
すごいげっそりした顔で。
「ちょっと京佳!?また隠れてゲームする気でしょ!」
開けっ放しのドアの向こうの階段からとんでもない勢いで降りてくるももちゃん先輩。
「しないって!勇っちたちが来たから出迎えに行っただけ!」
「ところで浅見くんは?」
「部屋にいるわよ、丸つけ係やらせてる」
浅見くんと聞いた途端三郷さんがビクリとはねた。
「わ、私も丸つけ、したいです……!」
「いいよいいよ、あがりな」
「ももちゃん、あたしの家なんだけど」
「実質あたしの実家」
なんだかよく分からないけど、仲の良いことだけはわかる会話だな。
ももちゃん先輩はポケットからメガネを取り出すと、
「さ、お勉強の時間だよ」
と、メガネをかけながら言った。
「ももちゃんそれ伊達?」
「ん――」
先輩は興味を持ったようで、あろう事かレンズ部分に指を突っ込んだ。
どうやら伊達だったようで、フレーム間を貫通し……、
「目ぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!」
ズッと。
「あんた何考えてるの!?バカなの!?ホントのバカなの!?」
先輩の首根っこを掴んで涙目でブンブンと前後に揺らす。
「いや、気になっちゃったから」
「おかしいな!友だちだよね!?あれ?友だちだよね!?」
「うん、親友だね」
「じゃあなんでぇ!」
ももちゃん先輩大激怒。
だけど涙目だからちょっとかわいい。
いかんいかん。また円香が拗ねちゃう。
と思ったら、
「揺れてます……くっ……」
先輩二人を見ながら悔しがってた。
揺さぶられてる方も揺さぶってる方も揺れてるもんね。
やっぱり憧れの姿は目に焼き付けとかないと!
がんばれ円香!
がんばれ成長期!
まだなんとかなる!!
「ちょっと勇人くんから哀れみの視線を感じるのですが……」
「してません一切哀れんでません。応援してました。」
「そうですか。それは良かったです」
ふぅ。
なんとか安心だな。
円香ったらすごい敏感だから困っちゃう。
そんなこんなで急遽誘われたお泊まり勉強会が開催された。
目潰しの件で先輩の勉強量が増えたのは言うまでもない。
やはりご新規さんにもわかりやすいように、今やノベルバでは見れなくなってしまった初期のあとがきをまとめてみましょうか。
一話では好きなタイプを話して、二話ではコンビニ店員に惚れられた話し、何個か飛ばして四十八話でパンツが破れた話をしました。
ちなみに昨晩も破けていました。ちょっとおかしいですね
【新転勇人】
「もー!勇人くん遅いですよぅ!」
待ち合わせ場所に到着して第一声はぷくっと頬をふくらませた円香からのものだった。
ま、まぁ二十分の遅刻をしてしまった俺が悪いからなんとも言えないけれども。
「ごめんごめんちょっと結花がね……」
「もぅ!仕方ありませんね!」
膨れる円香かわいい♡
「ところで勇人くん、妹さんに何かされたの?」
…………まぁたなにか悪巧みしてるよこの人。
「と、とりあえず向かいながら話しません?ほら」
三郷さんなんて携帯でオセロやってるし。
「そうだね、妹さんに何されたか聞いて円香を嫉妬させようと思ったんだけどなあ」
「いくら結花ちゃんがかわいいからと言って家族に嫉妬なんてしませんよ」
何言ってるんですかと続け、クスクス笑う円香。
えーっと、去勢の件と嫉妬の件はどうすればいいかな?
ま、まぁ……
「と、とりあえず向かおうか」
【新天円香】
勇人くんとお泊まりっ!
勇人くんとお泊まりっ!
勇人くんとお泊まりっ!
「円香?なんか浮かれてるけど、今日は勉強しに来たんだよ?」
「………………え?」
……私お泊まりセットと下着と明日のブラウスしか持ってきてないのですが…………。
「いや、先輩が勉強してる隣でゲームしたり喋ったりするのはすごく申し訳ないじゃん?」
「円香もしかして…………」
「い、いや!?わ、忘れてませんよ!?私くらいになると教科書の内容暗記してるんです!」
さ、さすがに嘘ですけどこれでどうにか!!
「…………そっかぁ……そうなんだあ……」
あれ?これで行けちゃいますか?
ちょろ勇人くんとちょろ真結ですか?
まさかと唖然している私を置いて三人は先を急ぎます。
「そ、そうですよ!私優等生なので!」
苦し紛れすぎたと思ったのですが二人とも相当ちょろいですね♪
将来、宗教勧誘とか怪しい勧誘に騙されないか心配です……。
「あ、つきましたね」
前を歩く三人を追いかけているうちに金霧先輩の家に到着しました。
【新転勇人】
さーって、いつ円香を教科書暗記の件でからかおっかなぁ。
さすがの円香でも全暗記は厳しいもんな。
円香将来、変な壺とか宗教勧誘に引っかからないかなぁ。心配だなぁ。
「勇っちいらっしゃい」
インターホンを押す前に先輩は出てきた。
すごいげっそりした顔で。
「ちょっと京佳!?また隠れてゲームする気でしょ!」
開けっ放しのドアの向こうの階段からとんでもない勢いで降りてくるももちゃん先輩。
「しないって!勇っちたちが来たから出迎えに行っただけ!」
「ところで浅見くんは?」
「部屋にいるわよ、丸つけ係やらせてる」
浅見くんと聞いた途端三郷さんがビクリとはねた。
「わ、私も丸つけ、したいです……!」
「いいよいいよ、あがりな」
「ももちゃん、あたしの家なんだけど」
「実質あたしの実家」
なんだかよく分からないけど、仲の良いことだけはわかる会話だな。
ももちゃん先輩はポケットからメガネを取り出すと、
「さ、お勉強の時間だよ」
と、メガネをかけながら言った。
「ももちゃんそれ伊達?」
「ん――」
先輩は興味を持ったようで、あろう事かレンズ部分に指を突っ込んだ。
どうやら伊達だったようで、フレーム間を貫通し……、
「目ぇぇぇぇぇぇぇぇえええ!!」
ズッと。
「あんた何考えてるの!?バカなの!?ホントのバカなの!?」
先輩の首根っこを掴んで涙目でブンブンと前後に揺らす。
「いや、気になっちゃったから」
「おかしいな!友だちだよね!?あれ?友だちだよね!?」
「うん、親友だね」
「じゃあなんでぇ!」
ももちゃん先輩大激怒。
だけど涙目だからちょっとかわいい。
いかんいかん。また円香が拗ねちゃう。
と思ったら、
「揺れてます……くっ……」
先輩二人を見ながら悔しがってた。
揺さぶられてる方も揺さぶってる方も揺れてるもんね。
やっぱり憧れの姿は目に焼き付けとかないと!
がんばれ円香!
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「ちょっと勇人くんから哀れみの視線を感じるのですが……」
「してません一切哀れんでません。応援してました。」
「そうですか。それは良かったです」
ふぅ。
なんとか安心だな。
円香ったらすごい敏感だから困っちゃう。
そんなこんなで急遽誘われたお泊まり勉強会が開催された。
目潰しの件で先輩の勉強量が増えたのは言うまでもない。
やはりご新規さんにもわかりやすいように、今やノベルバでは見れなくなってしまった初期のあとがきをまとめてみましょうか。
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コメント
Karavisu
うん
うみたけ
新しいのに変えないとですね
影の住人
そうですね