俺の隣の席の人が毎日違うのですが?
木曜日〜アリス③〜ラブレターが入っていたみたいです
昨日のヘレンからの電話で最後の方がよくわからないままだったが切り替える事にした。
木曜、今日はアリスが来る日なのだが教室に入るなり机に座っているアリスがとても悩んでますと言う表情で手に持っている紙を見ていた。どうしたのだろうか?
俺が席に近づくとアリスも俺に気が付いたみたいで笑顔を向けてくれる。
「おはようございます、結城さん」
「おはよう、アリス。ところで悩んでるっぽいけど何かあった?」
とりあえず取り繕わずに直で聞く。本来なら遠回しに聞いたりするべきなのだろうが、なんと無く今回はこっちの方がいい気がした。
アリスは手に持った紙を俺に手渡してくる。
「朝来たら机の中にその紙が入っていたんです」
「・・・」
「あれ?結城さん?」
俺はコメントを失ってしまっていた。何故かって?見ればわかるさ
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
昼休み、あなたに伝えたい事があります。
       校舎裏まで来てください
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ご覧の通りラブレターですねこれ。
「どうしたらいいんですか?」
「あー、うん。とりあえず行ってみたらどうだ?流石に無視はちょっと同じ男子として同情しきれない」
まぁ、と言っても答えはノーとかだと思うけどな。咲耶というよりこの学校に来ている伊藤さんと言う人自体理解できてるのは俺だろうし、何よりどの曜日が好きなのかでかなり変わってくると思うし。
「わかりました。なら一度会ってみますね」
こうしてアリスは昼休み手紙の主と会う事になった。
昼休み、アリスが校舎裏に行くと一人の眼鏡をかけた男子生徒が居た。その男子生徒はアリスが来た事に気がつき少し笑みを浮かべる。
「来て、くれたんだね」
「私がこないと思ってたんですか?」
アリスは疑問に思ったことをそのまま口にしたがその男子生徒は気にした様子もなく口を開く。
「今日来てもらったのは、その、出来れば僕と付き合って欲しいんだ」
「その、ごめんなさい」
アリスは伊藤さんとして返事を返した。だが、アリスとして返事をしても変わらない結果になっていただろうがその男子生徒は納得した様子を見せず何故かキレだす。
「なんで僕じゃだめなんだ!」
「私はあなたの事を今日初めて知ったんです。それが理由です」
「なら、あのいっつも喋っているあの男ならいいっていうのか!」
「ふぇ?そ、そうです...」
アリスは結城のことを聞かれ反射的に結城のことを考えてしまう。男子生徒に取ってはそれだけで十分な反応だった。
その男子生徒は反対方向に走って行ってしまった。一人になったアリスは教室に戻るのだった。
「おかえりアリス。どうだった?」
帰ってきたアリスは少し憂鬱そうな表情をして帰ってきた。何かあったのかな?
「あ、結城さん。そうですね、結論から言うと予想通りでした」
「あー、そうか。で相手は?」
「返事を返した後走ってどっかに行ってしまいました」
あー、なるほどわかった。
「そうか、なんかご苦労様」
「なら、クッキーでも買ってくれませんか?」
俺とアリスは軽口を言い笑っていた。そこを狂気のような目で見られているとは思いもよらずに...
こうしてどこか平和だった日常を壊す数日が幕をあける木曜日が過ぎていく
木曜、今日はアリスが来る日なのだが教室に入るなり机に座っているアリスがとても悩んでますと言う表情で手に持っている紙を見ていた。どうしたのだろうか?
俺が席に近づくとアリスも俺に気が付いたみたいで笑顔を向けてくれる。
「おはようございます、結城さん」
「おはよう、アリス。ところで悩んでるっぽいけど何かあった?」
とりあえず取り繕わずに直で聞く。本来なら遠回しに聞いたりするべきなのだろうが、なんと無く今回はこっちの方がいい気がした。
アリスは手に持った紙を俺に手渡してくる。
「朝来たら机の中にその紙が入っていたんです」
「・・・」
「あれ?結城さん?」
俺はコメントを失ってしまっていた。何故かって?見ればわかるさ
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昼休み、あなたに伝えたい事があります。
       校舎裏まで来てください
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ご覧の通りラブレターですねこれ。
「どうしたらいいんですか?」
「あー、うん。とりあえず行ってみたらどうだ?流石に無視はちょっと同じ男子として同情しきれない」
まぁ、と言っても答えはノーとかだと思うけどな。咲耶というよりこの学校に来ている伊藤さんと言う人自体理解できてるのは俺だろうし、何よりどの曜日が好きなのかでかなり変わってくると思うし。
「わかりました。なら一度会ってみますね」
こうしてアリスは昼休み手紙の主と会う事になった。
昼休み、アリスが校舎裏に行くと一人の眼鏡をかけた男子生徒が居た。その男子生徒はアリスが来た事に気がつき少し笑みを浮かべる。
「来て、くれたんだね」
「私がこないと思ってたんですか?」
アリスは疑問に思ったことをそのまま口にしたがその男子生徒は気にした様子もなく口を開く。
「今日来てもらったのは、その、出来れば僕と付き合って欲しいんだ」
「その、ごめんなさい」
アリスは伊藤さんとして返事を返した。だが、アリスとして返事をしても変わらない結果になっていただろうがその男子生徒は納得した様子を見せず何故かキレだす。
「なんで僕じゃだめなんだ!」
「私はあなたの事を今日初めて知ったんです。それが理由です」
「なら、あのいっつも喋っているあの男ならいいっていうのか!」
「ふぇ?そ、そうです...」
アリスは結城のことを聞かれ反射的に結城のことを考えてしまう。男子生徒に取ってはそれだけで十分な反応だった。
その男子生徒は反対方向に走って行ってしまった。一人になったアリスは教室に戻るのだった。
「おかえりアリス。どうだった?」
帰ってきたアリスは少し憂鬱そうな表情をして帰ってきた。何かあったのかな?
「あ、結城さん。そうですね、結論から言うと予想通りでした」
「あー、そうか。で相手は?」
「返事を返した後走ってどっかに行ってしまいました」
あー、なるほどわかった。
「そうか、なんかご苦労様」
「なら、クッキーでも買ってくれませんか?」
俺とアリスは軽口を言い笑っていた。そこを狂気のような目で見られているとは思いもよらずに...
こうしてどこか平和だった日常を壊す数日が幕をあける木曜日が過ぎていく
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