TSカリスマライフ! ―カリスマスキルを貰ったので、新しい私は好きに生きることにする。―
マリーちゃんが家族になりました。
マリーちゃんが留学してきた日の授業が終わり、生徒たちは皆楽しげに鞄を背負ってクラスを出て行きます。
私たちはマリーちゃんを含めて遊ぼうという話になっており、昼休みにはメグちゃんたち一年生に紹介したのですが莉里ちゃんとリンファ先輩は私たちの所に遊びに来なかったので放課後紹介することに。
「……莉里、です。桃の姉」
「わーお人形さんみたいで可愛いねー。私はリンファだよー」
「よろしくお願いしマス! リリ! リンファ!」
無事に二人も打ち解けたみたいなので、早速マリーちゃんを私の家に招待することに。
「楽しみデス! チカとメグミの家!」
「すごいで~、千佳ちゃんの家はそんじょそこらの家やないからな!」
「ソンジョソコラ?」
「あぁ、えっとな」
「周りにあるって感じの意味だよ、マリー」
「ナルホド! 一層楽しみになりましたデス!」
謎のハードルが急上昇していく中、九人の大所帯になったパーティーは無事に私の家へと到着しました。
「あれ?」
「どうしたの、マリー?」
「ここって」
「私の家だよ。自分の家と思って寛いでくれたらいいからね」
なにやらポカンとしているマリーちゃんを連れて、家へと入っていきます。
因みに私の家では各自鍵で開けて入る方式になっていて、家に入るとお母さんが出迎えてくれるのです。
「ただいまー」
「お帰りなさい」
「おかえりチカ! 大きくなりましたネ!!」
いつも通り玄関を開けるとお母さんがパタパタとスリッパを鳴らしながら走ってきてくれます。
そして見たことのない金髪のお姉さんが出迎えてくれました。
……え、誰?
「あっ、お母さんデス!」
「おかえりなさいマリー!」
どうやら彼女はマリーのお母さんらしく、マリーは嬉しそうに抱きついていきました。
金髪の綺麗なお姉さんと幼女が抱き合っている図。
うむ、素晴らしい。
……じゃなくて。
「えっと、お母さん。マリーのお母さんが来てるのは?」
「そういえば千佳ちゃんは覚えてなかったのね。アリシア、マリーちゃんのお母さんは私の妹なのよ」
「はい?」
えっと、つまり?
「だからマリーちゃん千佳ちゃんの従姉妹になるわ」
「えええええええええええ!?」
驚愕の真実です。
私とメグちゃんはマリーちゃんの従姉妹だそうで、マリーちゃんのお母さんであるアリシアさんは私が一歳くらいの時に日本に遊びに来ていて、そのときに私に会っていた、と。
うーん、確かに金髪のお姉ちゃんが来たことがあったような?
あの時は沢山親戚らしき人が見に来たので、全員の顔を覚えられていませんでした。
だって私の家の親戚、四国籍もあるんだもの。
「えっと、アリシアさん」
「アリシアママでいいですヨ!」
「……アリシアママ。どうしてアリシアママは私たちのお家に?」
「今日からここに居候しますのデス!」
「わっつ!?」
やったね千佳ちゃん、家族が増えたよ。
「やっぱり私のお家だヨネ! 変だと思ったヨ!」
「昨日までは手続きと観光で都心にいたカラネ! 昨日転入日だって気付いてビックリしましたヨ!」
「そういえばお家の写真は持ってたケド、場所までは知らなかったモン!」
「計画性が無い親子だ!?」
新しい家族はどうやら天然なようです。
「えっとマリーちゃんは、マリーお姉ちゃん? それに、アリシアママ?」
「ウン! よろしくねメグミ!」
「そうデスヨ! これからよろしくお願いね、メグミチャン!」
なんだか、二人とも声が似ていて目を瞑っていたら聞き分けられないかも。
テンションの高さも一緒だし、呼び名で聞き分けるしか無いかな。
いや、諦めるな私!
女の子の声の一つや二つ、聞き分けて見せよ!
「やったるで!」
「……」
「あれ、つっこみが来ない」
いや、なんかもう皆リビングで寛いでるね。
湖月ちゃんと莉里ちゃんなんか滅茶苦茶テレビゲームしてるもんね。
あ、お母さんが混ざりにいった。
こうして私達の家族が、一週間だけ増えました。
私たちはマリーちゃんを含めて遊ぼうという話になっており、昼休みにはメグちゃんたち一年生に紹介したのですが莉里ちゃんとリンファ先輩は私たちの所に遊びに来なかったので放課後紹介することに。
「……莉里、です。桃の姉」
「わーお人形さんみたいで可愛いねー。私はリンファだよー」
「よろしくお願いしマス! リリ! リンファ!」
無事に二人も打ち解けたみたいなので、早速マリーちゃんを私の家に招待することに。
「楽しみデス! チカとメグミの家!」
「すごいで~、千佳ちゃんの家はそんじょそこらの家やないからな!」
「ソンジョソコラ?」
「あぁ、えっとな」
「周りにあるって感じの意味だよ、マリー」
「ナルホド! 一層楽しみになりましたデス!」
謎のハードルが急上昇していく中、九人の大所帯になったパーティーは無事に私の家へと到着しました。
「あれ?」
「どうしたの、マリー?」
「ここって」
「私の家だよ。自分の家と思って寛いでくれたらいいからね」
なにやらポカンとしているマリーちゃんを連れて、家へと入っていきます。
因みに私の家では各自鍵で開けて入る方式になっていて、家に入るとお母さんが出迎えてくれるのです。
「ただいまー」
「お帰りなさい」
「おかえりチカ! 大きくなりましたネ!!」
いつも通り玄関を開けるとお母さんがパタパタとスリッパを鳴らしながら走ってきてくれます。
そして見たことのない金髪のお姉さんが出迎えてくれました。
……え、誰?
「あっ、お母さんデス!」
「おかえりなさいマリー!」
どうやら彼女はマリーのお母さんらしく、マリーは嬉しそうに抱きついていきました。
金髪の綺麗なお姉さんと幼女が抱き合っている図。
うむ、素晴らしい。
……じゃなくて。
「えっと、お母さん。マリーのお母さんが来てるのは?」
「そういえば千佳ちゃんは覚えてなかったのね。アリシア、マリーちゃんのお母さんは私の妹なのよ」
「はい?」
えっと、つまり?
「だからマリーちゃん千佳ちゃんの従姉妹になるわ」
「えええええええええええ!?」
驚愕の真実です。
私とメグちゃんはマリーちゃんの従姉妹だそうで、マリーちゃんのお母さんであるアリシアさんは私が一歳くらいの時に日本に遊びに来ていて、そのときに私に会っていた、と。
うーん、確かに金髪のお姉ちゃんが来たことがあったような?
あの時は沢山親戚らしき人が見に来たので、全員の顔を覚えられていませんでした。
だって私の家の親戚、四国籍もあるんだもの。
「えっと、アリシアさん」
「アリシアママでいいですヨ!」
「……アリシアママ。どうしてアリシアママは私たちのお家に?」
「今日からここに居候しますのデス!」
「わっつ!?」
やったね千佳ちゃん、家族が増えたよ。
「やっぱり私のお家だヨネ! 変だと思ったヨ!」
「昨日までは手続きと観光で都心にいたカラネ! 昨日転入日だって気付いてビックリしましたヨ!」
「そういえばお家の写真は持ってたケド、場所までは知らなかったモン!」
「計画性が無い親子だ!?」
新しい家族はどうやら天然なようです。
「えっとマリーちゃんは、マリーお姉ちゃん? それに、アリシアママ?」
「ウン! よろしくねメグミ!」
「そうデスヨ! これからよろしくお願いね、メグミチャン!」
なんだか、二人とも声が似ていて目を瞑っていたら聞き分けられないかも。
テンションの高さも一緒だし、呼び名で聞き分けるしか無いかな。
いや、諦めるな私!
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「やったるで!」
「……」
「あれ、つっこみが来ない」
いや、なんかもう皆リビングで寛いでるね。
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