初心者がVRMMOをやります(仮)
それぞれの兎コス
そして、三人の兎コスの出来栄えはというと……。
カナリアは言わずもがな、相変わらず可愛いと称されるいでたちである。ジャスティスとディスカス曰く、「素肌を出すのは脚だけのほうがいい。兎ブーツと兎ワンピースにふんわりとしたリボンをつけてみた。袖口もふんわりして、兎っぽくしてみた」との事。相変わらずの、感情を教えるウサミミとそして尻尾。これは外せないらしい。
そして、エリのAIであるカエデは……。完全に兎のキグルミであった。きちんと足まで綺麗にディテールされているあたりに、職人技を感じてしまう。これまたカナリアとは違う可愛らしさと癒しを持っていた。
最後にユーリ。彼女は「大人の魅力」を存分に出すという意味合いで、胸元を隠すトップスに兎のホットパンツだった。勿論、ホットパンツにも尻尾がついていた。そして、ブーツは、カナリアが毛皮で使ったのに対して、ユーリは毛を取った皮で作られていた。しかもピンヒールにしてある辺りに芸の細かさを感じる。ウサミミもあるので、一歩間違えればバニーちゃんである。
「……今日のレイド戦なしでいい?」
ユーリのコスプレ姿を見たディッチがぼそりと呟いた。
「は!?」
「今すぐ持ち帰りたい。俺一人だけでユーリを愛でたい!!」
「兄貴! ふざけんな!! んなこと言うと、あたしがユーリさんとカナリアちゃん、それからカエデちゃんを拠点に持ち帰って、ハーレムにする!!」
スカーレットの言い分は、既におっさんの発言である。
「そんなことさせるか。そんな風になるんだったら、カナリアは俺が外に出せないようにする」
「……ジャッジ、お前の発言が一番恐ろしいぞ」
ジャスティスが静かに突っ込むが、ジャッジはそ知らぬふりである。
「分かった。ジャス……」
「ディッチさん、現実で俺、こんな服作れない」
「ディス……」
「そのうち現実世界でも見繕ってやるから、大人しくしとけ」
ディッチが全てを言う前に希望が分かるあたり、付き合いの長さを感じる。
「で、あんたはカナリアちゃんにいいの?」
「何が?」
スカーレットのささやきに、ジャッジが黒い笑みで返していた。
「あぁ。着せないよ? 着せたらレットさんたちが玩具にするだろうから」
どこで着せないのか、はっきり言わないあたりに、ある種の怖さを感じた「カエルム」のメンバーだった。
「そうそう。カナリア以外は武器も変えた」
これ以上怖い発言が出ないように、ディスカスが色々と取り出した。
「ユーリさんは、『暗殺者』なので、兎の手の形をした手袋に鉤爪をつけてみた。少しモンスターを狩ってみてくれ」
「この服に、そんな実用性まで備えられると思っていませんでしたわ」
ディスカスの言葉に、ユーリが微笑んで返していた。
カエデの武器も杵をモチーフにした刀というあたりに、遊び心を感じてしまったカナリアである。
カナリアは言わずもがな、相変わらず可愛いと称されるいでたちである。ジャスティスとディスカス曰く、「素肌を出すのは脚だけのほうがいい。兎ブーツと兎ワンピースにふんわりとしたリボンをつけてみた。袖口もふんわりして、兎っぽくしてみた」との事。相変わらずの、感情を教えるウサミミとそして尻尾。これは外せないらしい。
そして、エリのAIであるカエデは……。完全に兎のキグルミであった。きちんと足まで綺麗にディテールされているあたりに、職人技を感じてしまう。これまたカナリアとは違う可愛らしさと癒しを持っていた。
最後にユーリ。彼女は「大人の魅力」を存分に出すという意味合いで、胸元を隠すトップスに兎のホットパンツだった。勿論、ホットパンツにも尻尾がついていた。そして、ブーツは、カナリアが毛皮で使ったのに対して、ユーリは毛を取った皮で作られていた。しかもピンヒールにしてある辺りに芸の細かさを感じる。ウサミミもあるので、一歩間違えればバニーちゃんである。
「……今日のレイド戦なしでいい?」
ユーリのコスプレ姿を見たディッチがぼそりと呟いた。
「は!?」
「今すぐ持ち帰りたい。俺一人だけでユーリを愛でたい!!」
「兄貴! ふざけんな!! んなこと言うと、あたしがユーリさんとカナリアちゃん、それからカエデちゃんを拠点に持ち帰って、ハーレムにする!!」
スカーレットの言い分は、既におっさんの発言である。
「そんなことさせるか。そんな風になるんだったら、カナリアは俺が外に出せないようにする」
「……ジャッジ、お前の発言が一番恐ろしいぞ」
ジャスティスが静かに突っ込むが、ジャッジはそ知らぬふりである。
「分かった。ジャス……」
「ディッチさん、現実で俺、こんな服作れない」
「ディス……」
「そのうち現実世界でも見繕ってやるから、大人しくしとけ」
ディッチが全てを言う前に希望が分かるあたり、付き合いの長さを感じる。
「で、あんたはカナリアちゃんにいいの?」
「何が?」
スカーレットのささやきに、ジャッジが黒い笑みで返していた。
「あぁ。着せないよ? 着せたらレットさんたちが玩具にするだろうから」
どこで着せないのか、はっきり言わないあたりに、ある種の怖さを感じた「カエルム」のメンバーだった。
「そうそう。カナリア以外は武器も変えた」
これ以上怖い発言が出ないように、ディスカスが色々と取り出した。
「ユーリさんは、『暗殺者』なので、兎の手の形をした手袋に鉤爪をつけてみた。少しモンスターを狩ってみてくれ」
「この服に、そんな実用性まで備えられると思っていませんでしたわ」
ディスカスの言葉に、ユーリが微笑んで返していた。
カエデの武器も杵をモチーフにした刀というあたりに、遊び心を感じてしまったカナリアである。
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