俺の高校生活に平和な日常を
第3章 #14「GW2日目」
 2016/4/30 GW2日目
 「………」
 俺は自室で悶々(もんもん)と考え込んでいた。朝起きて朝メシを食べてすぐに自室に戻ってそっから動かずにいたから2、3時間は経っただろうか?
 「本当に男なのか?梓のことだからきっと女の子を連れてきそうだけど、そもそも兄貴がいるのに家に連れてくるかな?でも、そんなの関係ないっかー………」
 昨日から俺は梓の友達の件でずっと頭を抱えていた。どんな奴が来るのか気になって仕方なかった。
 その梓は待ち合わせ場所を決めてそっから連れてくるそうだ。
 「ハア〜〜!」
 深く深呼吸をする俺は一体何をしてるのだろうか?と時々冷静になる時があった。妹が誰を連れて来ようが勝手だがやっぱりどっかで気になってしょうがなかった。
 「もう家を出て15分ぐらい経つかな?」
 時計の針はもう10時半を過ぎていた。そろそろ帰って来るんじゃないかと思うと謎の緊張感が俺を襲ってきた。男か?女か?それだけ分かればいいのだが、流石に梓本人から聞くのも変に思われそうで聞けなかった。それが今になってこれ程までに後悔することになるとは…
 「やっぱ聞いときゃーよかったかな〜」
 そんなことを思っていた時だった。
 ガチャッ
 「さあ、入って、入ってー」
 (帰ってきた!)
 ドアが開く音が聞こえ梓の声が玄関に響き渡った。俺は梓の声が聞こえると自然と背筋がピンと伸びた。とうとう来てしまったみたいだ。
 (よし、とりあえず自然な感じでいくか!)
 俺は部屋を出て冷蔵庫に行き飲み物をとるフリをしてその友達とやらを見てやろうと考えた。何ともクズな兄貴だろう?なんとでも言うがイイさ!
 兄貴として男だろうが女だろうが悪い友達と付き合わせないようにしなければいけない責任がある!完全な建前の話だが…
 「あ、お兄ちゃん!今日はどこも行かないんだ!?」
 なんかその言い方傷つくな。まるで俺がぼっちみたいじゃねぇか。まああってるからなんも言えないけどね。
 「うん!今日は暇だったからアニメ鑑賞でもしようかなと思って…」
 「じゃあお昼は作っておくね」
 「ああ、ありがとう!」
 (今はそんなのどうでもいいんだが…)
 連れのことが気になるが俺のところからだとまだ姿が見えなかった。
 「ああそうだ!折角だから紹介するね!」
 (おっ?まさかのパターン!)
 俺にとっては予想外のことだった。まさか自ら見せてくれるとは!どんな奴なのか、俺が品定めしてやる!
 「あ、こっち来て!私のお兄ちゃんが今居たから紹介するね!」
 そう言うと梓は連れを俺の前に手を引いて連れてきた。
 「お兄ちゃん、紹介するね!」
 梓の引いた手から金髪碧眼の少女が姿を現したのだった。
 「………」
 俺は自室で悶々(もんもん)と考え込んでいた。朝起きて朝メシを食べてすぐに自室に戻ってそっから動かずにいたから2、3時間は経っただろうか?
 「本当に男なのか?梓のことだからきっと女の子を連れてきそうだけど、そもそも兄貴がいるのに家に連れてくるかな?でも、そんなの関係ないっかー………」
 昨日から俺は梓の友達の件でずっと頭を抱えていた。どんな奴が来るのか気になって仕方なかった。
 その梓は待ち合わせ場所を決めてそっから連れてくるそうだ。
 「ハア〜〜!」
 深く深呼吸をする俺は一体何をしてるのだろうか?と時々冷静になる時があった。妹が誰を連れて来ようが勝手だがやっぱりどっかで気になってしょうがなかった。
 「もう家を出て15分ぐらい経つかな?」
 時計の針はもう10時半を過ぎていた。そろそろ帰って来るんじゃないかと思うと謎の緊張感が俺を襲ってきた。男か?女か?それだけ分かればいいのだが、流石に梓本人から聞くのも変に思われそうで聞けなかった。それが今になってこれ程までに後悔することになるとは…
 「やっぱ聞いときゃーよかったかな〜」
 そんなことを思っていた時だった。
 ガチャッ
 「さあ、入って、入ってー」
 (帰ってきた!)
 ドアが開く音が聞こえ梓の声が玄関に響き渡った。俺は梓の声が聞こえると自然と背筋がピンと伸びた。とうとう来てしまったみたいだ。
 (よし、とりあえず自然な感じでいくか!)
 俺は部屋を出て冷蔵庫に行き飲み物をとるフリをしてその友達とやらを見てやろうと考えた。何ともクズな兄貴だろう?なんとでも言うがイイさ!
 兄貴として男だろうが女だろうが悪い友達と付き合わせないようにしなければいけない責任がある!完全な建前の話だが…
 「あ、お兄ちゃん!今日はどこも行かないんだ!?」
 なんかその言い方傷つくな。まるで俺がぼっちみたいじゃねぇか。まああってるからなんも言えないけどね。
 「うん!今日は暇だったからアニメ鑑賞でもしようかなと思って…」
 「じゃあお昼は作っておくね」
 「ああ、ありがとう!」
 (今はそんなのどうでもいいんだが…)
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 「ああそうだ!折角だから紹介するね!」
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 「あ、こっち来て!私のお兄ちゃんが今居たから紹介するね!」
 そう言うと梓は連れを俺の前に手を引いて連れてきた。
 「お兄ちゃん、紹介するね!」
 梓の引いた手から金髪碧眼の少女が姿を現したのだった。
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