日常日記

ノベルバユーザー173744

ただ虚しいだけ……。

あぁ、あのことはどうなっているんだろう……。

去年のこの時期は必死に推敲作業をしていた。
超大作はもう、1週間に何作と送るのは面倒で、10話ずつ毎日メールで送ってた。
去年中に送り、今年は手続きも済んだと思ったのに、全く連絡がなくなった。
あれだけ頑張ったのに……期待していたのに……もっと頑張ろうと思っていたのに……。



気持ちは虚しいだけ……。
帰ってもこない返事を待っても、昔のように泣きたくなる。

約束を破られた日……。
好きだった人に騙された日……。
兄貴達に腹が立った日……。
自分自身が憎くなる……今この時。



心が不安定になるのは、毎年恒例。
でも、去年は必死に送っていたから忘れてたんだ。
自分の誕生日、兄弟の誕生日、甥や姪の誕生日……愛犬の命日。
兄嫁の誕生日……ハロウィン、クリスマス、お正月、バレンタインデー、ホワイトデー……。
全部全部返って来ることはない。

私は金づるでしかない。
そんな自分ばかりじゃないよと、そう思っていたのに……。

一巻の表紙のラフも貰った。
契約書も取り交わしたよ。今年の3月には。
でも、まだ売られていないんだね……連絡も解らない。



もう良いや。
この『契約書』はそれだけの効力もないんだね。
私があれだけ必死になって書き続けた……必死に直せるところを直して送った作品は、これっぽっちも相手に届いていないんだ。

それと同じで、昔から私が相手に送ってきたプレゼントには気持ちを込めてきた。
その気持ちはみんなには届かなかったってことだよね……。

ただ哀しい、虚しい、苦しい……。
叫びたいけれど、ただ涙を流す。
憎しみよりも、ただ自由に開けても良いよと鍵をかけずにいた扉を、ゆっくりと閉ざす。
海の底から打ち上げられた私は、海に戻れずただ鍵を閉めカーテンを閉ざしぼんやりとしている。



また、同じことになったなぁ……と思いながら、今日も声を殺し泣き続ける。

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