-
エピソード一覧
全30話
-
霧ののこる朝
更新日:
-
倒木のそばのひかり
更新日:
-
火のそばの朝
更新日:
-
門の前の朝
更新日:
-
町へ来ただけの日
更新日:
-
苔のひろいところ
更新日:
-
あさのひもにゆれる布
更新日:
-
かまのそばのひる
更新日:
-
夜のまえの声
更新日:
-
寝台のはし
更新日:
-
少し寒い朝
更新日:
-
窓辺の布
更新日:
-
夕方の編みかけ
更新日:
-
ひざの上のまるみ
更新日:
-
ひもの布がおりるころ
更新日:
-
井戸ばたの朝
更新日:
-
石の上の葉
更新日:
-
朝のパン屋
更新日:
-
門のそばの風
更新日:
-
棚のあいたところ
更新日:
-
窓辺に来るひかり
更新日:
-
袋のそこのひかり
更新日:
-
火のつく音
更新日:
-
門の手前のにおい
更新日:
-
戸をあけて戻る朝
更新日:
-
木の皮のあたたかいところ
更新日:
-
床にならぶ輪
更新日:
-
木箱のそばの昼
更新日:
-
木箱に残るひとつ
更新日:
-
門を出るころ
更新日:
-
-
あらすじ
もりのはずれに、小さな家があります。朝はやわらかな光が窓辺にたまり、夕方になると、木々のあいだから静かな風が通りすぎていきます。そこには、大きなオークのグルゥと、幼いエルフのリルが暮らしています。
グルゥはあまり言葉を使いません。けれど、重たい水桶を先に運んだり、火が弱くなればそっと薪を足したり、冷えそうな夜には何も言わず布をかけたりして、そのやさしさを静かに形にします。リルはいつも少し眠たげで、光や風や草の音に、小さく気づく子です。庭に落ちた木の枝を拾って眺めたり、あたたかいパンの匂いに目を細めたり、石の丸さをたしかめるように手のひらで転がしたりしながら、一日をゆっくり受けとめています。
ふたりのあいだには、たくさんの言葉はいりません。朝の湯気、洗った布の揺れ方、机に置かれた袋の重み、そうしたささやかなもので、今日の気分も、してほしいことも、なんとなく伝わっていきます。リルが窓の外を見ていれば、グルゥは戸を開けます。グルゥが手を止めれば、リルはそばに座って同じ方向を見ます。そのやりとりはとても静かで、けれど、たしかにあたたかいのです。
この物語にあるのは、大きな冒険ではありません。水をくむこと、火を見つめること、森を歩くこと、パンを分けること。そんな日々の小さなひとこまが、やわらかな光のようにつながっていきます。何かが大きく変わるわけではなくても、同じように見える毎日のなかで、ふたりが見つける色やぬくもりは、少しずつ違っています。
忙しさの外がわに置かれたような、しずかな暮らし。言葉よりも、まなざしや手の動きがよく語る関係。読んだあとに、あたたかい火のそばにしばらく座っていたような気持ちが、そっと残る物語です。
「童話」の人気作品
書籍化作品
-
戻ってきた初恋はバラの香り~再会した御曹司の豹変ぶりに困惑しています~-
222
-
【完結】辛口バーテンダーの別の顔はワイルド御曹司-
52
-
異世界転移者のマイペース攻略記-
361
-
オール1から始まる勇者-
108
-
僕は御茶ノ水勤務のサラリーマン。新宿で転職の話をしたら、渋谷で探索者をすることになった。(書籍版・普通のリーマン、異世界渋谷でジョブチェンジ)-
4
-
【コミカライズ】無職だけど転移先の異世界で加護付与スキルを駆使して30年後の世界滅亡の危機に立ち向かう ~目指せ! 俺だけの最強ハーレムパーティ~-
-
3435
-
-
【書籍化】勤め先は社内恋愛がご法度ですが、再会した彼(上司)とまったり古民家ぐらしを始めます。-
317
-
年下御曹司は白衣の花嫁と極夜の息子を今度こそ! 手放さない-
150
-
シュガーレス・レモネード-
39
