男が見た地獄
男が見た地獄
『昨日隣のやつが死んだ。共に生き残る約束した瞬間にやつの頭が飛んだ。お前もなと肩を叩いていたため俺の腕はやつの血が染みついた。やつを撃ったやつは人間を殺した罪悪感か俺に見つかって殺されると思ってなのか分からないが涙を流し顔が歪んでいた。お構いなしに銃弾をぶち込んだ。走っていると普段ムカつく上官の下半身のなく肩に刃物が刺さっている死体も落ちていた。何か握っているので見てみると家族の写真だった。
あの上官も家族を想ってたんだな。
俺の故郷が焼かれたと聞いてもう気が気じゃない……眠ろうにも今まで殺した奴が出てきたろくに眠れない。頭のやつは二十年前に戦争体験者から話を聞いたことがあると言っていた。
今から二十年前となると二千二十五年だ。
あの頃は戦争になるなんて思ってもいなかった』
俺が日記を書いている時でさえ背後では遺体と怪我人を運ばれていた。
遺体にも怪我人にも友がいた。
両足のない怪我人の方に聞いたら『敵からこれならお前の軍の人員が割かれる。それにお前も帰れるだろ』そう慈悲をかけられて今生きていると話した。
だがろくな医療器具もないここでやつは新種の感染症に罹患し死んだ。
やつは這ってでも帰ろうとしたのか道の途中で事切れ腐っていた。
それを見たやつも『苦しんで死ぬぐらいなら自分で!!』
俺が「やめろ!!」と叫んだ時にはもう遅かった。
三十センチはある刃は胸元に突き刺さり……死んでいた。
限界を迎えている者も多く連鎖した。
こんな状況で戦場に行っても生き残れるわけがない……そう弱気になったこともあったが、家族が生きているかもしれないんだ。
必ずまた会うんだ!!
俺はその一点だけでこの戦を終わらせた。
だが待っていたのは
「次はこの戦場に向かってもらう」
上官からのこの言葉だった。
共に生き残ったやつは
「テメェは指示だすだけであの地獄を知らねえからそんなこと言えんだよ!!」
俺は「おい、よせ」と止めたが上官は
「あの猿を殺れ」
そう言ってやつを殺した。
「こうなりたくなければ従え」
そして俺たちの戦場が"一番安全"であったこと、他の戦場で人手が足りないことを説明され次の戦場に向かった。
俺は戦争が終わるまでこの繰り返しだった。
戦争が終わり祖国に帰ると、俺は"英雄"と叫ばれた。
俺は英雄とは名ばかりの大量殺人鬼……友も敵も殺した"英雄"とは程遠い人間だ。
いつまで経っても死んでいった者たちが俺を呼ぶんだよ
腕を見れば穢れ誰も守れなかった絶望から一人の家で右腕を切断しようとしていた。
「うぐっ、んんんんんんんっ!!!」
ピンポーン
カラン、コロン
「はぁ、はぁ、郵便か」
俺は腕の半分ほどまで刺さった状態で取りに向かった。
「……何してるんですか!? 早く病院に!!」
「大丈夫だ。荷物を」
「ダメです!!」
俺はその後病院に連れて行かれた。
今じゃ"英雄"ではなくいつまでも地獄を忘れられないただの"患者"だ。
あの上官も家族を想ってたんだな。
俺の故郷が焼かれたと聞いてもう気が気じゃない……眠ろうにも今まで殺した奴が出てきたろくに眠れない。頭のやつは二十年前に戦争体験者から話を聞いたことがあると言っていた。
今から二十年前となると二千二十五年だ。
あの頃は戦争になるなんて思ってもいなかった』
俺が日記を書いている時でさえ背後では遺体と怪我人を運ばれていた。
遺体にも怪我人にも友がいた。
両足のない怪我人の方に聞いたら『敵からこれならお前の軍の人員が割かれる。それにお前も帰れるだろ』そう慈悲をかけられて今生きていると話した。
だがろくな医療器具もないここでやつは新種の感染症に罹患し死んだ。
やつは這ってでも帰ろうとしたのか道の途中で事切れ腐っていた。
それを見たやつも『苦しんで死ぬぐらいなら自分で!!』
俺が「やめろ!!」と叫んだ時にはもう遅かった。
三十センチはある刃は胸元に突き刺さり……死んでいた。
限界を迎えている者も多く連鎖した。
こんな状況で戦場に行っても生き残れるわけがない……そう弱気になったこともあったが、家族が生きているかもしれないんだ。
必ずまた会うんだ!!
俺はその一点だけでこの戦を終わらせた。
だが待っていたのは
「次はこの戦場に向かってもらう」
上官からのこの言葉だった。
共に生き残ったやつは
「テメェは指示だすだけであの地獄を知らねえからそんなこと言えんだよ!!」
俺は「おい、よせ」と止めたが上官は
「あの猿を殺れ」
そう言ってやつを殺した。
「こうなりたくなければ従え」
そして俺たちの戦場が"一番安全"であったこと、他の戦場で人手が足りないことを説明され次の戦場に向かった。
俺は戦争が終わるまでこの繰り返しだった。
戦争が終わり祖国に帰ると、俺は"英雄"と叫ばれた。
俺は英雄とは名ばかりの大量殺人鬼……友も敵も殺した"英雄"とは程遠い人間だ。
いつまで経っても死んでいった者たちが俺を呼ぶんだよ
腕を見れば穢れ誰も守れなかった絶望から一人の家で右腕を切断しようとしていた。
「うぐっ、んんんんんんんっ!!!」
ピンポーン
カラン、コロン
「はぁ、はぁ、郵便か」
俺は腕の半分ほどまで刺さった状態で取りに向かった。
「……何してるんですか!? 早く病院に!!」
「大丈夫だ。荷物を」
「ダメです!!」
俺はその後病院に連れて行かれた。
今じゃ"英雄"ではなくいつまでも地獄を忘れられないただの"患者"だ。
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