最強カップルの英雄神話~チート転生者と最強神姫がダンジョンを攻略して、四年後に破滅する異世界を救う物語!!~
常人以下の選ばれし英雄
冒険者の証を受け取り、冒険者登録の手続きを終えた僕達は、騎士団本部へと向かっていた。
騎士団本部へと続く道は行き交う人々で入り交じり、学生らしき人達もチラホラと見かける。
それは騎士団本部の近くに、『神英学園』と言う学校があるからなのだが、滅茶苦茶視線が痛い……。
『ねー、あの人イケメンじゃない?』
『いやそれな? 分かるー!』
『しかもさ、神姫様と私服デートってヤバくない?』
『うん、ヤバい! 服が神姫様のシャツなのもヤバい!』
JKっぽい黄色い声が聞こえてくれば。
『きいいいいいいい! 拙者の嫁であるエマたんとデデデデートをするなんて許せないでござる!』
『ブヒヒ、本当に許せないブヒね。あんな良い漢、ワイが寝取ってやるブヒヒ』
『オタクは引っ込んでろキーーック!!』
『『うわああああああ!!!』』
大道芸が聞こえてきた。
この世界さぁ……ポモガキ多くない?
ん? ポモ、ガキ……?
あっあっあっあっあっ…………みっ。
どうやら僕は多様的過ぎるこの異世界で、あのトラウマを忘れられそうに無いらしい。
そのことにドンヨリしつつ、隣を毅然とした様子で歩いているエマに、気になっていたことを聞くことにした。
「そう言えばさ、エマさん。僕のステータスってさ、そんなに普通なの?」
ずっとステータスについて気になっていたのだ。
だってさゲームやラノベなら、異世界転生したときってステータス最強!って感じになるんじゃないの?
それがどうだ? 僕、普通らしいぞ。
そんな、何処か肩透かしを食らっている僕に対し、風に綺麗な白髪を靡かせているエマは、苦笑いを浮かべる。
「ハハハ……まぁ、普通ではあるな。でもアレだ、常人よりも足が、二倍くらい早くはある」
常人よりも足が、二倍くらい早い……か。
確かに僕、昔から足が早かったんだよな。
五十メートル走も、四秒台だったし……。
でもそれだと、常人の五十メートル走って、単純計算で大体八秒台になるけど……。
異世界の人なのに、まるで前の世界の人みたいだ。
そもそも常人のステータスって、数値で言うとどれくらいなのだろうか。──気になる。
「ねぇ、エマさん」
「ん? なんだ?」
「常人のステータスって、数値で言うと、どれくらいが平均なんですか?」
「常人は大概、レベル一で生まれ、その平均ステータスは三であることが多いな」
「えっ、そうなの……? 僕のステータス、平均二だった様な気がするけど……」
・・・でもまぁ、そりゃそうか。
だって僕、戦いとは無縁の世界で生まれたし……。
「まぁ、とは言えだ。そもそもステータスとは、そのレベルで出せる最大値のことを言う。だからこそ幾らステータスが高くとも、それを使いこなせるだけの技量がなければステータスなど、無いのと道理だ」
これは、僕のことを慰めてくれているのだろうか?
「そ、そうですか……」
「あぁ……それにレベルが上がれば、ハルトのステータスも上がるし。そもそも、ハルトはステータスなど無くとも私を助けてくれたでは無いか。あのときは何だ……格好良かったぞ、ハルト……」
僕のことを横目に、照れながら言ったエマ。
そんなエマは白のワンピースという、ラフな格好をしているからだろうか。──凄く、輝いて見えた。
「うへへ……そう言われて元気が出ました!!」
「そうか……それなら、良かった」
「はいっ! ・・・あっ、そうだ。エマさんのプルーフ・リングって、何処にあるんですか?」
そう言えばそうだ。
エマはプルーフ・リングを身に付けて居ない。
ダンジョンに入るには必要な筈なのだが、これは、どう言うことだろうか?
「あぁ、それはだな。私の、と言うか……私達騎士団のプルーフ・リングは、神器へと変わっているな」
騎士団のプルーフ・リングは……?
神器へと、変わっている……?
「えっ……神器って、プルーフ・リングから出来てる物だったの!?」
「まぁな。ハルトのが特別なのだ。しかし私は、神器へと変化した人を数人しか知らない」
「もしかしてそれが……」
「あぁ、私の仲間だ」
やっぱり、あの人達凄い人達だったんだ……。
そりゃそうだよね……オーラが凄かったもん。
「すげぇ……」
そう、感銘を零した。
すると、エマが言葉を紡ぐ。
「そうだろう? しかし、それもその筈だ。何故なら人々は、神器のことをこう呼ぶのだから」
──選ばれし英雄の武器、と。
騎士団本部への道すがら。
そんな会話をしていた僕達は、何時の間にか目的地である騎士団本部へと、着いていたのであった。
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