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あらすじ
ブラック企業に勤める上野真也(うわのしんや)は、連勤の間の一日だけの休日を家族と過ごした帰りに居眠り運転のため事故に遭う。
一命はとりとめたものの、ブラックな医者(ただしジャックではない)のせいで手術中に死んでしまう。
研究所のような場所で目覚めた上野は、周りから『神』と呼ばれている謎のイケオジに「力が欲しいか?」と聞かれ、会社(と病院)を爆破することを夢想する。
しかしそこは異世界で、爆破したい会社も病院もなかった。
ひとまず謎のイケオジに授かった力を試し撃ちすると、武装した警官に捕まり刑務所に入れられてしまう。
この世界では『能力者』は一種の精神病と認識されていて、人権を剥奪され奴隷のような扱いを受けていた。
『能力者』たちの村で暮らすことになった上野は、せっかく残業から解放され特別な力まで授かったのに、この世界でも自由になれないことにストレスが溜まっていく。
「思いっきりド派手な力をぶっ放す」という願いを叶えるため、彼は今日も法の目をかいくぐって破壊衝動に身をゆだねる。
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