先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!〜借金を返済する為の旅がいつのまにか魔王討伐の旅になってました。これが夏休みの出来事だよ〜
第四六話昔話そのニ
第四十六話昔話そのニ
「私たち祭壇の太陽(アルターソラリス)がネヴィラと戦った時の話をするね……その前に私たち祭壇の太陽が結束した時の話をした方がいいよね」
回想
あの頃の私たちは別行動をすることが多くてね……まあ特に吸血鬼だった私とグレイとルイはここしか居場所がなかったし同じ種族ってこともあって三人でよく行動してたんだけど、アレクがその時にね
『なあみんなせめて最低限でもいいから一緒に行動しないと戦う時困るだろ!! 特にアリス、グレイ、ルイ三人で行動しすぎだ……確か三人とも吸血鬼だったよな。昔俺たち人間が吸血鬼を恐れて差別してきた歴史があるから人間と行動したくないかもしれない……いや、かもじゃないか。自分たちのことを差別する奴らと行動はしたくないよな……だから俺が代わりに謝らせてくれ、俺たち人間が本当に申し訳ない!! 俺が謝ったところで人間のしてきたことは変わらない。人間が殺した吸血鬼たちも蘇ることはない……だからこれは俺の自己満足に過ぎないのかもしれない、でも俺は種族関係なく分かり合えると思ってる!! 時間はかかるのは確かだ……俺が死んだあとになるだろうけど。その小さくてもいい……分かり合えるきっかけになれれば……ってすまない俺一人でベラベラと。でも俺はそのために強くなった……どんな種族の人でも護れるように。
その結果今俺はいろんな種族が集まるこの祭壇の太陽(アルターソラリス)にいる。それだけで俺の努力は少しは報われたのかなって思うんだ、単純だろ俺って……あはは』
アレクの話を聞いて私が思ったことは
私は人間に差別されたことは……まあ何回かはあったけど、それはその人たちが私たちのことをあまり知らないからだと思ってる。
だって最初に私が吸血鬼だって言わずに仲良くなって女の子がいたんだけど……その子には言ってもいいと思って私が吸血鬼だって言ったら受け入れたうえで今まで以上に仲良くしてくれた。
だから私は人間自体に恨みは特にない……けどまあ多少の苦手意識はあるってことかな。
まあこれは口には出さなかったけど……するとルイが
「…………俺は人間と組むって聞いて最悪って思った。俺は何回も何回も差別された……俺は何もしてないのに、ただの偏見や作り話だけで。何回も人間を殺してやろうと思ったし世界自体も恨んだりもした……だからそう簡単には分かり合えるとは思わない……でも差別されるのも嫌だけどその光景を見るのも嫌だから最低限でいいなら……本当に最低限だからな」と言った瞬間グレイが
「なあルイ最低限なんて言わずさ全力で向き合ってみろよ……まっ俺はルイのことな〜んにも知らんけどな!! まっもし何かやられた時はやり返しゃいいしな、ははっ」と馴れ馴れしく言っていた。
ルイは呆れたような顔をしてこう言った。
「……はあ、本当にグレイの吸血鬼生は楽しそうでいいね(だいたいはこういう時人生なんだろうけど……それに今言ったの皮肉なんだけど……絶対グレイは気づかないだろうな。俺もこんなふうに何事も楽しめるような性格になれたらよかったんだけどな)」
それを聞いてグレイは嬉しそうに
「うん、楽しいぞ!! 俺は何事も楽しむことにしてるからな!!」と皮肉が言われたことにまるで気づいてない様子だった。
周りを見ればミドラとヨルグが二人で何か楽しげに話をしていた。
私は少し羨ましく思ってしまった。
やっぱり最近アヤカともあまり会えていないからかな?
アヤカは私が吸血鬼と知っても仲良くしてくれた友達だ。
(アヤカのフルネームはアヤカ・ヨシオカです。ちなみにアヤカの子孫は物語に登場しています。作者より)
私はアヤカのことを"友達"だと思っている。
本当に大切な友達だ……私はアヤカが死んだあとも生き続ける……だから私はなにがなんでも友達として過ごすんだ。
自分の本当の気持ちに気づいても気づかないふりをするんだ。
……なんでこんなに生き続けるんだろ……こんなこと言っておきながら死ぬのも怖いとか、私っておかしいよね、あはは……はあ
一応アヤカとお酒を飲む約束をしたけど……なんだかいつもアヤカが『アリスは……お酒を飲んだら、恥ずかしいことするから止めるのが大変なんだよ、分かってる!! だから飲むのはほどほどにしてよ!!』って言ってくるんだよね。
って話がすっごく逸れてるよね。
その時グレイが
「なあなあ、今からさ模擬戦しようぜ、なあ!! チームでも決めてさぁ……そうすりゃ、分かり合えるってもんだろ!! 拳で語るってやつだよ!!」
って言ってきてね……断る前にグレイが仕掛けてきたから結局個人戦になっちゃったけどね。
まあ結果的にこれの効果があったのかヒューゴが作戦を立てやすくなったし、みんなと少しは仲良くなれたから……感謝してるんだけどね。
グレイには内緒だよ
回想終わり
「まあこんな感じで結束が深まったわけだけど……まあグレイが言い出さなかったらもしかしたらってのもあるけどね。話が少し逸れたけど、結束が深まったことだし今度こそネヴィラと戦う時の話をするからね」
「私たち祭壇の太陽(アルターソラリス)がネヴィラと戦った時の話をするね……その前に私たち祭壇の太陽が結束した時の話をした方がいいよね」
回想
あの頃の私たちは別行動をすることが多くてね……まあ特に吸血鬼だった私とグレイとルイはここしか居場所がなかったし同じ種族ってこともあって三人でよく行動してたんだけど、アレクがその時にね
『なあみんなせめて最低限でもいいから一緒に行動しないと戦う時困るだろ!! 特にアリス、グレイ、ルイ三人で行動しすぎだ……確か三人とも吸血鬼だったよな。昔俺たち人間が吸血鬼を恐れて差別してきた歴史があるから人間と行動したくないかもしれない……いや、かもじゃないか。自分たちのことを差別する奴らと行動はしたくないよな……だから俺が代わりに謝らせてくれ、俺たち人間が本当に申し訳ない!! 俺が謝ったところで人間のしてきたことは変わらない。人間が殺した吸血鬼たちも蘇ることはない……だからこれは俺の自己満足に過ぎないのかもしれない、でも俺は種族関係なく分かり合えると思ってる!! 時間はかかるのは確かだ……俺が死んだあとになるだろうけど。その小さくてもいい……分かり合えるきっかけになれれば……ってすまない俺一人でベラベラと。でも俺はそのために強くなった……どんな種族の人でも護れるように。
その結果今俺はいろんな種族が集まるこの祭壇の太陽(アルターソラリス)にいる。それだけで俺の努力は少しは報われたのかなって思うんだ、単純だろ俺って……あはは』
アレクの話を聞いて私が思ったことは
私は人間に差別されたことは……まあ何回かはあったけど、それはその人たちが私たちのことをあまり知らないからだと思ってる。
だって最初に私が吸血鬼だって言わずに仲良くなって女の子がいたんだけど……その子には言ってもいいと思って私が吸血鬼だって言ったら受け入れたうえで今まで以上に仲良くしてくれた。
だから私は人間自体に恨みは特にない……けどまあ多少の苦手意識はあるってことかな。
まあこれは口には出さなかったけど……するとルイが
「…………俺は人間と組むって聞いて最悪って思った。俺は何回も何回も差別された……俺は何もしてないのに、ただの偏見や作り話だけで。何回も人間を殺してやろうと思ったし世界自体も恨んだりもした……だからそう簡単には分かり合えるとは思わない……でも差別されるのも嫌だけどその光景を見るのも嫌だから最低限でいいなら……本当に最低限だからな」と言った瞬間グレイが
「なあルイ最低限なんて言わずさ全力で向き合ってみろよ……まっ俺はルイのことな〜んにも知らんけどな!! まっもし何かやられた時はやり返しゃいいしな、ははっ」と馴れ馴れしく言っていた。
ルイは呆れたような顔をしてこう言った。
「……はあ、本当にグレイの吸血鬼生は楽しそうでいいね(だいたいはこういう時人生なんだろうけど……それに今言ったの皮肉なんだけど……絶対グレイは気づかないだろうな。俺もこんなふうに何事も楽しめるような性格になれたらよかったんだけどな)」
それを聞いてグレイは嬉しそうに
「うん、楽しいぞ!! 俺は何事も楽しむことにしてるからな!!」と皮肉が言われたことにまるで気づいてない様子だった。
周りを見ればミドラとヨルグが二人で何か楽しげに話をしていた。
私は少し羨ましく思ってしまった。
やっぱり最近アヤカともあまり会えていないからかな?
アヤカは私が吸血鬼と知っても仲良くしてくれた友達だ。
(アヤカのフルネームはアヤカ・ヨシオカです。ちなみにアヤカの子孫は物語に登場しています。作者より)
私はアヤカのことを"友達"だと思っている。
本当に大切な友達だ……私はアヤカが死んだあとも生き続ける……だから私はなにがなんでも友達として過ごすんだ。
自分の本当の気持ちに気づいても気づかないふりをするんだ。
……なんでこんなに生き続けるんだろ……こんなこと言っておきながら死ぬのも怖いとか、私っておかしいよね、あはは……はあ
一応アヤカとお酒を飲む約束をしたけど……なんだかいつもアヤカが『アリスは……お酒を飲んだら、恥ずかしいことするから止めるのが大変なんだよ、分かってる!! だから飲むのはほどほどにしてよ!!』って言ってくるんだよね。
って話がすっごく逸れてるよね。
その時グレイが
「なあなあ、今からさ模擬戦しようぜ、なあ!! チームでも決めてさぁ……そうすりゃ、分かり合えるってもんだろ!! 拳で語るってやつだよ!!」
って言ってきてね……断る前にグレイが仕掛けてきたから結局個人戦になっちゃったけどね。
まあ結果的にこれの効果があったのかヒューゴが作戦を立てやすくなったし、みんなと少しは仲良くなれたから……感謝してるんだけどね。
グレイには内緒だよ
回想終わり
「まあこんな感じで結束が深まったわけだけど……まあグレイが言い出さなかったらもしかしたらってのもあるけどね。話が少し逸れたけど、結束が深まったことだし今度こそネヴィラと戦う時の話をするからね」
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