先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!〜借金を返済する為の旅がいつのまにか魔王討伐の旅になってました。これが夏休みの出来事だよ〜

暗黒神ゼブラ

第四十五話昔話その一

第四十五話昔話その一
注意これから何話か回想シーン多めです

アリスが中心に勇者パーティーのことを話し始めた。
「最初に話すとしたら……やっぱり魔物が現れたところからかな」
回想
私はUFOから魔物が初めて地球に来た日はHMVで新作CDを買いに行っていた。

今日は念願の給料日だからやっとAdoのCDが買える!!
私がウキウキしながら買い物を終えて外に出た時周りの人たちが突然空を見上げていた。
そんな中周りから聞こえた声は
『なんだよあれ!!』と驚くものや『あれってUFOじゃん!!』と喜ぶ声などさまざまなものだった。
その時UFOから出てきたのは身体の半分が溶けて肉が爛れているドラゴンのゾンビや悪魔の石像が動いているような……ガーゴイルのようなもの、人を丸呑みにする鶏、人を串刺しにしながら笑う半魚人、巨大なハエトリグサの姿をした人間を喰らう化け物など。
どの化け物も人間だけを執拗に狙って殺していた。
そのUFOから出てきた人間を襲う生き物を政府は魔の生き物"魔物"と呼ぶことにした。
最初は人間も銃などの武器を使い抵抗した。
しかし魔物は頭が良く殺した人間から奪った銃を自分たちで改良した。
私たち吸血鬼はその時代には献血の手伝いをしその一部の血を貰うことを条件に政府からは駆除の対象とはされなかった。
逆に私たち吸血鬼は魔物に対抗するための兵器として使われることになった。
それが魔物殲滅用吸血鬼部隊"祭壇の影(アルターシャドウ)"その時に私は初めてグレイとルイに出会った。
結局私たちは何も知らないなぜUFOから魔物が現れたのかも……
祭壇の影(アルターシャドウ)拠点にて
「今日お前たちに集まってもらったのはこの部隊の存在意義を政府の奴らに思い知らせるためだ!! 俺たち吸血鬼は今は駆除されていないが……昔とはいえ駆除されてきた。駆除なんて言い方をしているが単なる人殺しと変わらないと俺は考えている。しかしここで俺たちに存在意義がないとなるとまた殺される可能性がある!! 最近になって政府は魔物の仲間として吸血鬼も認定しようとしていると政府に潜り込んでいるジェルから聞いた。もし認定されるものなら俺たちは…………これ以上は言わなくても分かるよな!! だから今から俺たちは魔物殲滅を行う!! 祭壇の影第三隊長であるこのメルザスが作戦の成功を保証する!! 行くぞぉぉ」
私とグレイとルイはこの祭壇の影第三部隊"要塞(シタデル)"に所属していた。
さすがに無謀だと考えた私とグレイとルイ、そしてニザはこの作戦には参加しなかった。
この後この作戦が失敗したことはすぐに分かった。理由は一人の人型の魔物ネヴィラがメルザス隊長の頭を持って拠点の前まできてこう叫んでいた
「このゴミを送り込んだテメェらを今すぐに殺してやりたいが……俺もおもちゃがなくなるのは面白くねえ……だからよぉテメェらが今より強くなるまでは待ってやる。せっかくなら全力で楽しみたいからなぁ!!」
どうして拠点を突き止めたのか分からないがそれを聞いていた、たまたま祭壇の影の視察にきていた政府の人間が
「これはまずい……どうにかしてあいつも殺さないと……しかしあのメルザスがやられたとなると……世界中から強者を集めるしかないな」
と言った。
そこで集められたメンバーが後に勇者パーティーとなるアレン、ヒューゴ、アリス、グレイ、ルイ、ミドラ、ヨルグだ。
メンバーは大会で集められた。
勇者パーティーと呼ばれる前は祭壇の影の対となる"祭壇の太陽(アルターソラリス)"と
回想終わり
「まあこれが魔物が現れたときの話だね。次に話すのは私たち祭壇の太陽がネヴィラと戦った時の話をするからね」

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