先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!〜借金を返済する為の旅がいつのまにか魔王討伐の旅になってました。これが夏休みの出来事だよ〜

暗黒神ゼブラ

第四十三話アカネとヨシカゲが新しい能力、魂の声援(スピーリトティーフォ)を手に入れた

 第四十三話アカネとヨシカゲが新しい能力、魂の声援スピーリトティーフォを手に入れた


 俺は突然呼び出されたが……どうしてここにアリスがいるんだ!!
 俺はすぐにアリスを攻撃した。
 するとアリスが
「おっと危ない危ない……それにしてもヒョウあんたの攻撃が強く、そして重くなってる……でも私にはもう戦う理由なんてないし……お嬢様は私たちに復讐なんて望んでない……って一回殺しといてなに言ってんのこいつって感じだよね、あはは」
 俺はこの時のために初めて試練に挑戦した!!
「おいルミエル蘇生魔法の準備をしろ! 俺かアリスがどっちかが死ぬまで戦い続ける……こんなに戦うのが楽しいのは初めてなんだ…………」
 その時
「「やっと見つけましたよ兄貴!!」」
 とアカネとヨシカゲが扉から入ってきた。
 俺がいなくなったから探してくれてたのか……本当に二人に出会えて良かった。
 その時アカネがヨシカゲにこう言っていた。
「ねえヨシカゲ、兄貴のあんなに楽しそうに戦う姿を見るのって初めてなんじゃない?」と
 二人には俺がそんなに楽しそうに見えるのか?
 シャルロッテと戦う時も俺は楽しかったが……顔には出ないようにしていたからな……今回もそうしているんだが……出来てなかったのか
 そう考えていた時シャルロッテの叫び声が聞こえてきた
「なあミリア俺も早く戦いてぇんだけど!!」
「ロッテ……なら私が相手をしましょうか? 私だって強くなってますからロッテの相手だって出来ますよ(それに戦っていればロッテは私だけを見てくれますし……対戦相手になりますからね。
 ロッテは強い人になら誰にでもついていきそうでなんだか……私以外を好きになりそうで怖い……ですから私はロッテが私だけを見てくれるようにだけよりも強くならないといけません!! ですから今ロッテと戦って私だってやれるんですからねってところを見せるんです)」
 シャルロッテとミリアが戦うのか……俺はアリスとの戦いに集中しないとな
 そう考えていた時アカネとヨシカゲが
「「今の兄貴なら勝てますよ!! 信じてます!!」」
 すると二人の声援のおかげか、俺は力が湧いてきた
 ヒュッ…………シュダダダ……シュシュシュ
「よし六発当たった……この調子で当て続ける!!」
 さっきまでずっと弾かれていた攻撃が当たるようになったが油断はするな……そもそもの圧倒的な力の差を埋めることはすぐには出来ない。偶然だとしても俺はこの偶然に感謝するとしよう!!
「すごいわヒョウ!! 六回も私に攻撃を当てるなんて……でも今回は召喚はしない……私だけの力で叩きのめしてあげる!! なんだか私も楽しくなってきたから……少しだけ力を出してあげる!! さあカッコつけて言うわよ!! 冥世の幻影イーンフェルヌスレーヴ
 なん……だ頭が痛く……耳鳴りも…………
「この魔法は絶望の幻を見せながら相手の感覚を操作できる。……今回はそうだ!! 痛覚を強くしちゃおうっと、まあ最初はとりあえず二万倍ぐらいでいいかな」
 ツンツン
「………っあぁあぁああぁぁああ」
 なんなんだこの痛みは!? いし……が
 バタン
「「大丈夫ですか兄貴!?」」
 一時間後
「アカネ!! 兄貴が目を覚ましたぞ!!」
「本当!? よかった……本当に目を覚まして……もし目を覚さなかったらって…」
「もうアカネ分かるけど泣くなら俺と二人の時にしろよ……兄貴が心配するだろ……というかアカネのそういうのは俺が独り占めしたいんだよ」
「……もうそういうのって何よ……」
 三分後
 アカネとヨシカゲが二人の世界に入りはじめた時アリスが
「ごめんね、大丈夫だった? あんた潜在能力はあるのに、それを引き出せてないよね……そうだ!!」
 と言ってきた。
 そう言ってアリスはグレイとルイを転移魔法で呼んだ。
「なんだよアリス……こっちは今の試合に勝ってたら優勝賞金千万だったのによ!! 試合会場から出たら即失格なのにどうすんだよ!!」
「…………まあ俺は見てただけだからいいんだけど」
「なあアリス、ルイと俺はな二回戦目で戦うことになったんだがよ……もうひっさしぶり楽しくなりすぎてな…………まあ色々と……なあルイ!!」
「…………はあグレイはいつも俺と戦う時はああなるよね……でアリスはなんで呼ん……あっ」
「そういうこと……ああもう!! グレイはなんでチベットスナギツネみたいな顔してんのよ!! グレイあんた分かってないでしょ!! ヒョウたちに修行をつけて欲しいってことよ。あいつが蘇ったの知ってるでしょ……このままだとあの時以上の被害が出るのよ分かった!?」
「ああもう、うるさいな分かってるって……でもな試合の件を謝ってもらわねぇ限りやらねえから!!」
「……ごめんねグレイ……でそのお金何に使う気だったの? また使いもしない武器買う気なの!?」
「あれはコレクションようだ!! 使う用とコレクション用と布教用とか……まあいろいろだ!」
「…………分かるよグレイ俺は本でそれをやってるよ」
「だよなだよな、ルイは分かってるよな」
「……まあ謝ったらやるって言ったからな……でも明日からにしろよ今日は休みたいんだよ」
 そしてグレイとルイが俺たちに修行をつけることになった。
「ねえエル今回私たち出番なかったね」
「そうだねスミカ……次回は出番あるかな(でも私たち以上に出番ない人いるから……まだ出番が多いだけいいよね……っていうかメタいなぁ)」
「さすがに出番あるでしょ……あるよねエル?」
「私に聞かないでスミカ」
「だよね、ごめんね変なこと聞いて」



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