先祖代々騙される家系の私ですが、お家の借金を返済し親孝行するべく冒険者になり強くなります!〜借金を返済する為の旅がいつのまにか魔王討伐の旅になってました。これが夏休みの出来事だよ〜

暗黒神ゼブラ

第十九話ノラとノアの食べ歩き

 第十九話ノラとノアの食べ歩き


 組み合わせごとの観光のストーリー、ノラとノア編です


 私たち二人は昔来た記憶を頼りに家族と行った場所に行ってみることにした。
 まずは高いタワーに行くことになった。
「ねえノアあのタワーに行くのも久しぶりだね」
 なんとか場所は少しだけ覚えてたから残りは行きながら思い出すことにした。
「そうだねノラ。あの頃はまだ私たちはまだ一人だったもんね」
 そうあの頃はまだ私たちは分裂、合体を自由に出来なかった。
「ノア、タワー行く前にさイオンに行こうよ」
「いいよノラ、でも大丈夫なの?いつもイオン行っても中で迷ってるけど」
「大丈夫だよ! もう何回も行ってるからさすがに迷わないよ。それにいつも迷ったときはノアが出口を見つけてくれるでしょ、だから安心してるの」
「そこは安心してくれてありがとう。
 でも中で私と逸れたらどうするの?」
「ノアを探すか……私が迷子として放送してもらうかなぁ」
 でもいつもノアと一緒だから逸れることはないと思うんだけどな
 そうして話しているうちにイオンに着いた。
「ノアまずさお腹空いたからフードコート行こうよ」
「分かったよ。私もお腹空いてるから行こうか」
 今日はうどんを食べたい気分だから、うどん屋あったらいいな
 キョロキョロ
 あっ! あった
 そしてうどんを選ぶことになった。
 私が選んだのは焼きたて牛すきごぼ天ぶっかけの大盛り。
 ノアが選んだのは焼きたて肉ぶっかけの特盛
 次にトッピングを選ぶことになった。
「ノアは何をトッピングするの?ちなみに私はエビフライ二個と野菜のかき揚げ一個とイカフライ一個とかしわ天一個にするよ」
「私はね……きつね揚げ二個とおにぎり二個とエビフライ三個とちくわ揚げ一個かな」
 さっそく会計を終わらせたので空いている席を探してことになった
「ねえノアここの席にしようよ」
「でもここ四人がけのテーブルだよ。私たち二人なんだから二人がけのテーブルでいいじゃん」
「ノアがそういうなら」
 そして私たちはうどんを食べ終えた、美味しかったよ。
 その後中を見てまわっていると駄菓子屋があったので駄菓子を買うことになった。
「懐かしいね。おおっ! うまい棒あるじゃん。私はやっぱりコーンポタージュ味が好きだな……ああでもめんたい味も好きだし他の味も……悩んじゃうよ!」
「私はめんたい味だな。その味が好きだからいつもその味しか買わないくらいだし」
「でさ、あの時は驚いたよね」
「あの時って?」
「うまい棒が値上がりした時だよ!私うまい棒は値上がりしないものだと思ってたから……でも値上がりしてもあの値段ってほんとにすごいよね」
「すごいね。みんなが頑張ったからだよね。詳しくはわからないけどね」
「うまい棒の値上がりと言えばさ、あの時期値上がりばっかりだったよね。お母さんが給料あまり上がらないのに値上がりばっかりで困ってて豪華なもの食べさせてやれなくてごめんねって言ってきたよね」
「でも私たちあの頃小さかったから給料とか言われてもよくわかってなかった。美味しい食べ物が食べれたらそれで満足だったな」
 またみんなに会いたいな。どうにかして会えないかな蘇生魔法も死んでから一周間以内の人にしか使えないから、私たちの友達も家族も誰も蘇生出来ない……私たちが生きている間にどうにかして方法を見つけ出そう
 駄菓子屋で買ったものは、タラタラしてんじゃねーよ三個、うまい棒めんたい味・コーンポタージュ味・エビマヨネーズ味・サラダ味二個ずつ、ヤングドーナツ二個、ポテトフライ四個、蒲焼さん太郎三個、ブラックサンダー四個だ
 その後私たちはイオンを出て公園で買った駄菓子を少し食べた。
 食べた後タワーに向かっていたのだが
 その最中に豚串焼きとたい焼きとたこ焼きが売っていたので買ってから食べた
「美味しいねノア! それでこれ一口あげるね。ほら、あーん」
「ありがとう、じゃあもらうね。いただきます」
「どう美味しいでしょ」
「うん美味しいね私のも一口あげるよ。一口だよわかってる! いつも一口ちょうだいって言ってるのにノラは半分くらい食べるんだから」
「ちゃんと分かってるよもおー、さっそくもらうね」
「うんおいひいね、あふい」
「もおー食べながら喋っちゃダメでしょ、ノラ」
「今は大丈夫だよねもう飲み込んだし」
「はぁ、わかったよ。もう」
 そして私たちはやっとタワーに着いた
「懐かしいね。最初は高いなこれって思ってたのに今じゃ半分ぐらいでポッキリ折れてるね」
「向かってる最中にも思ったけど記憶にあったお店がもうほとんど残ってなかったよね」
「やっぱり私たちが歳とったからじゃない?」
「まあそういうことになるのよね」
 私たちは思い出に浸りながら集合時間に間に合うように場所に向かった



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