濁水の国
  • あらすじ

     A国、B国、C国はとても大きな島でドーナッツを三等分するように並んでいる。島の中央を占める峻険な山岳地帯はどの国にも所属しない。山岳地帯から流れる三本の大河は自然と国境にもなった。
     そしてある日、その大河の一つであるシャーヌ河が薄く黄色く濁った。異臭はしないが、健康上問題ないかは分からない。
     生活に利用していたB国は困り、A国のドナ河を使おうとする。A国はそれに反発し、両国間に緊迫した空気が流れた。
     一方その頃、A国の住人であるロペスは農業用機械を売りにB国へ向かっていたーー。
     

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