エリート警察官の溺愛は甘く切ない
波乱の幕開け①
何とか倒れた圭也さんを皆でお越し、二次会までさせ、二人の新居に帰って来た。
「疲れたね。」
私は同僚に、死ぬほどウーロン茶を飲まされた圭也さんを、ソファーに座らせた。
「でも、楽しかった。」
お酒も飲んでいないのに、ニコニコしている圭也さん。
いつもこうやって、飲んでいる雰囲気を味わっているらしい。
どうして飲んでいないのに、雰囲気を味わえるのか、私には不明だ。
「そうだ。新婚旅行の事だけど。」
「新婚旅行!」
私は圭也さんの隣に座った。
やっぱり結婚したら、まずは旅行だよね。
「結婚してから、ゆっくり決めたいって言ってたけれど、どこに行く?」
私は、ワクワクしながら、圭也さんの肩に寄り掛かった。
「その事なんだけど、しばらく仕事が忙しくて、行けないんだ。」
「えっ 」
新婚旅行に、行けない
「公務員だもの、新婚旅行に行く休暇は取れずはずでしょ。」
「普通の公務員ならね。僕は、犯人を捜さなきゃいけないから。」
「新婚旅行の時くらい、誰か代わってくれるでしょ。」
「代わりの奴なんて、いないんだよ。」
私の中で、楽しい新婚旅行が、音を立てて崩れ落ちた。
「嘘よ。」
「こういう事で、嘘を言ってどうするの。」
大きな欠伸をした圭也さんは、ふいに立ち上がった。
「どうしたの?」
「疲れた、寝る。」
おっと、急にやってきた。
「あっ、じゃあ……お風呂入ってこないと。」
「先に入っていいよ。」
「うん。」
私はちょっと恥ずかしそうに立ち上がると、階段をスタタと駆け上がり、クローゼットから新しい下着と、パジャマを取り出した。
何て言ったって、今日は結婚して、初めての夜。
出会ってから、1か月。
圭也さんとは、そういう事をしていないから、本当に初めてのH。
私はヴァージンじゃないけれど、凄くドキドキする。
「早くしないと、圭也さんをお待たせしちゃう。」
寝室を出ると、階段を駆け下り、そのまま浴室に入った。
急いで服を脱ぎ、真新しい浴室に駆け込む。
シャワーの栓を捻り、お湯を浴びる。
「ええっと、ボディーソープは……」
これも新しい物だ。
しかも、泡もこもこの物。
丁寧に身体を洗い、またシャワーを浴びる。
「待っててね、圭也さん。」
バタンと浴室のドアを開き、バスタオルで体を拭いて、パジャマを着た。
「圭也さん……」
ソファーを見ると、圭也さんはいない。
もう寝室に行ったのかな。
階段を登り、寝室のドアをソーっと開く。
そこには、ベッドで大の字になって寝ている圭也さんがいた。
「はぁー。」
なんだ。今日は初夜だと思ったのに。
私は布団をそっと捲ると、その中に入った。
まっ。これからずっと一緒にいるのだからね。
一緒に寝るのは、今日が最後じゃないし。
いつでも、チャンスはあるよ。
そう自分に言い聞かせて、目を瞑った。
意外に疲れていた自分。
ものの数秒で、私は夢の世界へ落ちて行った。
眠って、何時間しただろうか。
急に、圭也さんが私に抱き着いてきた。
時間をちらっと見ると、朝の4時。
まだまだ眠い。
そして、もぞもぞと私の胸を触ってくる圭也さん。
このまま襲われたら、私は今日一日中、寝不足になるだろう。
そう思ったら、圭也さんの手を振り解いていた。
でも、直ぐに圭也さんの手は、私の胸に戻って来る。
ここは放っておこう。
そのまま眠ろうとしたら、圭也さんが私のパジャマを捲り上げた。
「まだ眠いから。」
自分でも冷たい一言だったと思う。
でも、眠いものは眠い~~。
「今日は、仕事休みだろう。」
「そういう圭也さんだって、休みじゃん。」
「俺は今、紗良を抱きたい。」
いつもはカッコよく聞こえる言葉が、今はウザい。
「朝、起きてからすればいいでしょ。」
「待てない。俺は今、立ち上がっているんだ!」
「はあ?」
振り返って、圭也さんの下半身を見ると、ギンギンに大きくなっている。
「待って。落ち着いて。」
「男には、落ち着いてられない時があるんだ。」
そして体をひっくり返され、私は裸に。
「眠ってていいよ。」
その瞬間、目が冴えた。
人生で一度きりの初夜の時に、眠れるか!
そして始まるめくるめく快感の渦。
結局、終わったのは朝方だった。
「眠い。」
「いいよ、好きなだけ寝て。」
肌と肌を合わせ、直ぐ近くに圭也さんがいる。
これからどのくらい、圭也さんと抱き合うんだろう。
そして、目に入ったのは、圭也さんの引き締まった胸!お腹!腰!
いつも鍛えているからなのか、プロスポーツ選手並みに、均整が取れている。
それに比べて、私の身体は最近、丸くなった。
どう見ても、圭也さんに見せられない。
「どうした?」
「いや、その……自分の身体が恥ずかしくなって。」
「ぷっ。」
何、その笑い方。さては見てたな。私の身体!
「少し丸みを帯びてた方が、抱き心地がいいよ。」
「そうなの?」
目を瞑りながらニコッと笑った圭也さん。
何度、この笑顔を見れるんだろうと、ちょっと幸せを感じてしまった。
「疲れたね。」
私は同僚に、死ぬほどウーロン茶を飲まされた圭也さんを、ソファーに座らせた。
「でも、楽しかった。」
お酒も飲んでいないのに、ニコニコしている圭也さん。
いつもこうやって、飲んでいる雰囲気を味わっているらしい。
どうして飲んでいないのに、雰囲気を味わえるのか、私には不明だ。
「そうだ。新婚旅行の事だけど。」
「新婚旅行!」
私は圭也さんの隣に座った。
やっぱり結婚したら、まずは旅行だよね。
「結婚してから、ゆっくり決めたいって言ってたけれど、どこに行く?」
私は、ワクワクしながら、圭也さんの肩に寄り掛かった。
「その事なんだけど、しばらく仕事が忙しくて、行けないんだ。」
「えっ 」
新婚旅行に、行けない
「公務員だもの、新婚旅行に行く休暇は取れずはずでしょ。」
「普通の公務員ならね。僕は、犯人を捜さなきゃいけないから。」
「新婚旅行の時くらい、誰か代わってくれるでしょ。」
「代わりの奴なんて、いないんだよ。」
私の中で、楽しい新婚旅行が、音を立てて崩れ落ちた。
「嘘よ。」
「こういう事で、嘘を言ってどうするの。」
大きな欠伸をした圭也さんは、ふいに立ち上がった。
「どうしたの?」
「疲れた、寝る。」
おっと、急にやってきた。
「あっ、じゃあ……お風呂入ってこないと。」
「先に入っていいよ。」
「うん。」
私はちょっと恥ずかしそうに立ち上がると、階段をスタタと駆け上がり、クローゼットから新しい下着と、パジャマを取り出した。
何て言ったって、今日は結婚して、初めての夜。
出会ってから、1か月。
圭也さんとは、そういう事をしていないから、本当に初めてのH。
私はヴァージンじゃないけれど、凄くドキドキする。
「早くしないと、圭也さんをお待たせしちゃう。」
寝室を出ると、階段を駆け下り、そのまま浴室に入った。
急いで服を脱ぎ、真新しい浴室に駆け込む。
シャワーの栓を捻り、お湯を浴びる。
「ええっと、ボディーソープは……」
これも新しい物だ。
しかも、泡もこもこの物。
丁寧に身体を洗い、またシャワーを浴びる。
「待っててね、圭也さん。」
バタンと浴室のドアを開き、バスタオルで体を拭いて、パジャマを着た。
「圭也さん……」
ソファーを見ると、圭也さんはいない。
もう寝室に行ったのかな。
階段を登り、寝室のドアをソーっと開く。
そこには、ベッドで大の字になって寝ている圭也さんがいた。
「はぁー。」
なんだ。今日は初夜だと思ったのに。
私は布団をそっと捲ると、その中に入った。
まっ。これからずっと一緒にいるのだからね。
一緒に寝るのは、今日が最後じゃないし。
いつでも、チャンスはあるよ。
そう自分に言い聞かせて、目を瞑った。
意外に疲れていた自分。
ものの数秒で、私は夢の世界へ落ちて行った。
眠って、何時間しただろうか。
急に、圭也さんが私に抱き着いてきた。
時間をちらっと見ると、朝の4時。
まだまだ眠い。
そして、もぞもぞと私の胸を触ってくる圭也さん。
このまま襲われたら、私は今日一日中、寝不足になるだろう。
そう思ったら、圭也さんの手を振り解いていた。
でも、直ぐに圭也さんの手は、私の胸に戻って来る。
ここは放っておこう。
そのまま眠ろうとしたら、圭也さんが私のパジャマを捲り上げた。
「まだ眠いから。」
自分でも冷たい一言だったと思う。
でも、眠いものは眠い~~。
「今日は、仕事休みだろう。」
「そういう圭也さんだって、休みじゃん。」
「俺は今、紗良を抱きたい。」
いつもはカッコよく聞こえる言葉が、今はウザい。
「朝、起きてからすればいいでしょ。」
「待てない。俺は今、立ち上がっているんだ!」
「はあ?」
振り返って、圭也さんの下半身を見ると、ギンギンに大きくなっている。
「待って。落ち着いて。」
「男には、落ち着いてられない時があるんだ。」
そして体をひっくり返され、私は裸に。
「眠ってていいよ。」
その瞬間、目が冴えた。
人生で一度きりの初夜の時に、眠れるか!
そして始まるめくるめく快感の渦。
結局、終わったのは朝方だった。
「眠い。」
「いいよ、好きなだけ寝て。」
肌と肌を合わせ、直ぐ近くに圭也さんがいる。
これからどのくらい、圭也さんと抱き合うんだろう。
そして、目に入ったのは、圭也さんの引き締まった胸!お腹!腰!
いつも鍛えているからなのか、プロスポーツ選手並みに、均整が取れている。
それに比べて、私の身体は最近、丸くなった。
どう見ても、圭也さんに見せられない。
「どうした?」
「いや、その……自分の身体が恥ずかしくなって。」
「ぷっ。」
何、その笑い方。さては見てたな。私の身体!
「少し丸みを帯びてた方が、抱き心地がいいよ。」
「そうなの?」
目を瞑りながらニコッと笑った圭也さん。
何度、この笑顔を見れるんだろうと、ちょっと幸せを感じてしまった。
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