月酔いの令嬢は吸血鬼辺境伯に首筋を差し出す〜満月の夜は我慢が出来ません〜
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完結:7話

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月酔いの令嬢は吸血鬼辺境伯に首筋を差し出す〜満月の夜は我慢が出来ません〜

  • あらすじ

     男爵令嬢アネット・ロッツェンは、人狼だと噂されている。
     彼女は生まれつき、月酔病という病に侵されていた。満月の夜になると苦しみ悶えるという病気で、原因も治療法も不明だ。
     満月の夜に城の塔に引きこもってうめき声をあげる事から、人々は彼女を人狼だと噂する。
     人狼令嬢に、結婚の話などあろうはずもない。そう諦めていたおりに、結婚の話が舞い込む。
     
     相手は、国内で最も広い領地を持ち、最強の武力を誇るシュトガル辺境伯のルーカス・フローシュ。
     しかし彼は吸血鬼との噂がある。
     彼だけでなく、城に住む使用人もみんな吸血鬼で、シュトガル城は吸血鬼城だとも噂されている。
     しかし、自身が人狼と噂されて困っていたアネット。ルーカスもきっと、誤解をされているのだと思い嫁ぐことにする。
     
     しかし嫁いですぐに、アネットが人狼ではなく人間の女であることを知ったルーカスに、仮面夫婦を申し入れられる。
     吸血鬼の愛情は、吸血行動と支配欲求に繋がっている。愛する相手を吸血して殺し、吸血鬼にしてしまうのが本能なのだ。
     ルーカスは、愛する相手を吸血鬼などにしたくない、と思い三百年の間独身でいた。しかし大吸血鬼から、疑われないように結婚をしろと迫られ、探したのが人狼と噂されるアネットだった。
     初めて会ったときからアネットに惹かれていたが、人間のアネットから吸血するわけには行かないと、愛することを拒否する。
     
     しかし、次の満月の夜、一人部屋で錯乱することになったアネットをつい抱きしめてしまう。
     アネットに、血を飲んでほしいと迫られ、ついに吸血行為をし、結ばれてしまう。
     
     そうした夜を経たが、アネットは死ななかった。
     彼女の病んでいた月酔病は体内の血液が満月の夜に向けて過多になる病だったからだ。
     本能的に、血を吸ってもらうことを懇願したアネットと、それに応えたルーカス。
     二人はむつまじい夫婦になった。

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