竜大公は星を愛でたい  ~就職だと思ったら、まさかの溺愛結婚でした~
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完結:1話

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竜大公は星を愛でたい ~就職だと思ったら、まさかの溺愛結婚でした~

  • エピソード一覧

    全1話

  • あらすじ

     <※物語の最後までの展開を含みます>
     
     ここは、竜を筆頭にあらゆる亜人種が住む世界。
     力が弱く、体も小さい『ヒト族』が生きていけるのは、偏にその生み出すものの美しさを世界の王たる竜が愛しているから。
     
     人が生み出す芸術品や宝飾品をこよなく愛す竜は、その才能を我が物にするため、しばしば『異種族婚』という手段をとる。それは文字通りの結婚ではなく、才を買われた『就職』のようなもの。
     そのため、レース職人として名を馳せるシルバ子爵家の令嬢エステルは、父から「竜の大公に嫁いで欲しい」と言われたとき、これは『就職』なのだと理解して承諾した。これまで何故かいくつもの縁談が立ち消え続け、気付けば貴族の結婚適齢期を過ぎ始めた十七歳。どうせ結婚は無理そうだし、職人としての幸せを追求しよう!とエステルは決意する。
     
     しかし、ふたを開けてみれば竜の大公ソルはある理由でエステルに首ったけだった。何故彼女が『雇われた』などと勘違いしているのかわからず、大公家の屋敷中があたふた…。穏やかながら人の話を聞かないところがあるエステルは、勘違いをしたまま、いつしか心優しいソルに惹かれていく。
     
     新婚のお披露目を兼ねた王宮での夜会の最中、夫婦揃いのレースで着飾ったエステルの前に、ソルの正妻候補と噂される上流貴族の獅子の令嬢が現れる。高慢で激情家の彼女はエステルを見下し、ソルと揃いのレース飾りを奪おうとする。
     そこへソルが駆け付け、令嬢を一蹴。まだ誤解したままのエステルに、観念したように全てを白状する。実は十年前の夜会で、当時まだ七歳だったエステルに救われたこと。十年もの間、大公家の慣例を破り、人族のエステルを伴侶にするために血の滲むような思いで奔走してきたこと。そしてエステルを生涯で唯一の伴侶だと思っていること告げ、改めてプロポーズをする。ようやく全てを理解したエステルはソルの手を取り、その幸せな生涯を通して竜の独占欲の強さを知ることになるのでした。

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