キラキラ

空栖 彩琵

夜の奇行

夜食までの間二人ともしっかり勉強をしていた。
九瑠璃は一つ達成感を、、結衣は大丈夫な方だと言い聞かせる様に。。
「今日の夜食何にするの?」
沈黙を破ったのは我慢できなくなった九瑠璃だ。
向き合っている為、視線がブレていたのは気がついていたが、九瑠璃の奇行はそれなりにあるのでスルーしていた。
「アイスで良い?今日は揚げ物して疲れちゃった」
「さっぱり食べれるね」
「暑くなってきたもんね。明日はトーストだっけ?」
「うん。お願いします」
「トーストは自分でできるでしょ?なんでも人に頼らないでよー」
「ほーい。がんばります。。」
「アイス何にする?」
二人はゆっくり冷蔵庫の前に移動して冷凍庫の扉を開け一見して九瑠璃がまず言う。
「今日はカップの抹茶アイスにしようかな」
「じゃあ私は餅のやつにする」
「では早速実食!!」
「声でかいって」
「生活音だから大丈夫」
「だからって大きい声出して良いわけないでしょ」
「まぁそうかー。気にして大きい声出す」
「どういう事だよ」
「生活には抑揚があるものでしょ?声もたまには張らないと、、」
凄く真面目に言葉を選んでいる様に視える。
なんか私が不憫みたいだ、、
「もういいわ。九瑠璃の世界線で頑張って」
「常識だと思うんだけどなぁ」
「常識というよりはルーティンだと思うけど」
「そうなの?」
「アイス食べるんでしょ」
「あー。そーだ。そーだ」
言われてから直ぐにカップアイスの蓋を開けて、一口一口を楽しんでいる。
対面して私もゆっくり食べる。
九瑠璃今日は分てと言わなかったなぁ。
よっぽど抹茶が食べたかったか、或いは食欲の問題か、、
九瑠璃を見つめて手が止まっていたようで、九瑠璃が不思議そうにみてきた。
「抹茶美味しそうだなって思っただけよー」
「あーじゃあちょっとあげるから私にも餅の部分頂戴」
このアイスの主役を掻っ攫っていきやがった。。
まぁ良いか。
「明日早いからパン食べていくね。出来るだけ起こさない様にする」
九瑠璃はやる気に満ちている。この感じだと廻子さんの方なのかなぁ?
まぁ考えても仕方ない。。
夜は刻々と更けていった

コメント

コメントを書く

「恋愛」の人気作品

書籍化作品