キラキラ

空栖 彩琵

ストーキング

今日は二度目だからか私も少し落ち着いていると九瑠璃自身感じていた。
勉強は昨日よりはこなせていた。
まぁ気持ちの落ち着かなさは昨日に増していた。
でも不思議と勉強は出来る。
誰かが私の思考に潤滑油を与える様に。。。
今日も早めに会計を済ませておいた。
廻子さんが出てきたの見計らって今日も席を立ち後を追う。
昨日よりも更に遅い時間帯だったので、路上の人も昨日より少なく、ただその分廻子さんをつけて行くのはドキドキだった。
昨日と同じ側道に入って行った。少し距離を詰めて後を追う。
私と廻子さんの間に一人。私と同じ様な動きをしている男がいた。。
今日は人が少ないからかあからさまだった。
昨日も見た人だった。。。
九瑠璃は変な達成感を得て後はその男の後を追う事に集中した。
廻子さんは駅前近くでタクシーを停めた。
その男は駆け寄ろうとするが、すでに遅くびっくりして追う私も含めて、廻子さんは置いて行った。
後は彼を追う事に集中し、無事というか、悪い事ながら一軒家まで来ていた。
門扉には陽川と書かれていて、九瑠璃は満足して住所をメモして門扉から離れていつものアパートに足を向けまた歩み始める
その一連の行動を追跡していた。黒川と若菜は静かに九瑠璃の後を追う。
結衣に帰る時間を知らせて自慢気に歩み、黒川たちには気づきもせず。
一度も後ろを振り返る事もなく帰っていく。
その姿に一般人と感じながらも九瑠璃の後を最後まで追尾した黒川達。
アパートに入っていくのを確認して、若菜は帰ろうとする。
「若菜。こういう場合は暫く待つのよ」
黒川の息が漏れる。
「了解です。」
30分待ち出てこなかったので、アパートの表札を確認して二人の名前を確認する。
「本当にあんたは喜菜さんから外されただけの事はあるわ」黒川継芽は署までの帰り道に謂れを言う。
「まだまだこれから勉強させていただきます」
「それがちゃんと言えるだけで石川さんは目を掛けてくれるんだもんなぁ。私も不安になるわ」
「先輩も一緒に頑張りましょう。」
「一緒にされたく無いけど仕方ないわね。石川さんにはこの事は私から伝えとくから」
「わかりました」
任せたら変な報告になりそうと思ったのは伏せておく。。。

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