キラキラ

空栖 彩琵

夜食

ご飯を食べた後、私はイーヴァさんと通話。
九瑠璃は勉強を始めた。
少し浮かない顔をしていたのが気になったが、今はイーヴァさんに時間を作って貰っているのだ。頑張らねばならない。
イーヴァさんが今日はこれでというまで、1時間程喋りっぱなしだった。
九瑠璃の事が気になっていた為、夜食は要らないか聞いてみる。
九瑠璃は元気に頂戴と言ってきたので一安心。
いつも通り気分は晴れている様だ。
「何が食べたい?」
「親子丼とかどう?材料有る?」
「有ると思う。じゃあ作ってくる」
「ありがとう」
OKとは言ったものの私昼に卵とじ食べたのよねぇ。
調味料は賞味期限が気になるから少なくしてるし、白だし以外のチョイスも難しい、、
私は今日はやめとこうかな
あの子だけ食べる日もあるし、大丈夫でしょう。
気を遣える子でもないし。
フライパンに火を付け、冷凍していた一口大の鶏もも肉をレンチンする
続いて今日の昼に余分に切っておいた玉ねぎを取り出して、フライパンに油と共に入れる。
夜に使おうと思ってたが丁度良かった。
ちょっと多いけどあの子玉ねぎ好きだし、、
卵を冷蔵庫から出しかき混ぜ白だしを加える
レンチンが終わったのでお肉も投入
ついで白だしをこちらにも入れ煮立たせる。
お肉が煮えたところで卵を投入し、お肉の後にレンチンしていたご飯をスタンバイ
卵を入れて、半熟の所でご飯の上にダイブさせる。
我ながら美味しい具合に出来たと思う。
お盆に箸とお茶さらに丼をのせて九瑠璃の所まで持っていく。
「私の分だけ?」
「うん。私昼にいっぱい食べたから」
「そっか。美味しそう。流石結衣!!」
「はいはい。」
掻き込む九瑠璃を見て笑う私。
「ん?なに?」
「なんでもないよ」
「そっか」

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