血の軍人様の溺愛 ~大正異類婚姻譚~
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完結:5話

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血の軍人様の溺愛 ~大正異類婚姻譚~

  • あらすじ

     ■あらすじ
     主人公チヨは、東京のとある裕福な家庭の女中をしていた母と、その亭主との間に生まれた子である。
     チヨは父、母、異母きょうだいに大切にされて育ち、女学校へ通わせてもらっていたが、継母だけはチヨを冷遇していた。実母が他界してからは、さらにチヨにつらく当たるようになっていた。
     
     ある日、20歳を迎える年のことである。
     突然、結婚することが決まったのだ。相手は青森の北部に位置する大湊という海軍町に住まう軍人の《天内冬臣》であった。
     しかしチヨは自身の年齢や、家庭での環境、今後の継母との関係なども含めて考えると、かえって良い機会であったのだと判断する。もともと断ることのできない縁談ではあったが了承し、北の果てへと嫁ぐこととなる。
     
     上野から夜行列車に乗り、青森へ。それからまた船に乗って大湊へと向かう。
     到着すると、冬臣が迎えに来てくれていた。
     
     冬臣とチヨの関係性は、チヨが不安に思っていたよりも順風満帆であったものの、冬臣が仕事に出ており不在の夏の夜。
     冬臣の重大な秘密を知ることとなる。
     なんと、冬臣は吸血鬼であったのだ。
     それでもふたりは愛し合うことを誓い、戦闘により負傷した冬臣のためにチヨは吸血されることを許可する。
     
     
     ■この作品のアピールポイント
      本州最北端の青森県のさらに北部にある下北地区の『大湊』という町はかつて軍港として栄えた町です。現在もその地名は残っており、海上自衛隊の基地があります。
      軍服を着た人外ヒーローを描きたかったため、大湊の歴史と照らし合わせながら大正時代と設定しました。
      大湊という町は坂が多いことが特徴のひとつです。それも少しだけ表現したかったです。また、東京から青森という見知らぬ土地に嫁ぐこととなったチヨの心理描写は特に力を入れました。
      
      冬臣さんと仲良くなっていく過程や、チヨが冬臣さんの正体を知ってから2人の関係がどうなっていくのかをほんのり甘いテイストでほのめかす終わり方にして読者のみなさんにも想像してほしいと思いました。
     
     
     
     文字数:15,183字
     
     ※表紙イラストはCanva(https://www.canva.com/)にてAI画像生成にて作成したものです

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