よりによって人生で最悪な時に再会した初恋の人がじれじれの皇太子だったなんておまけに私死んだことになってましたから
46
いきなり声がした。
「そんな事、皆さん信じてはいけません。彼は呪われているんです。私があなた方に嘘を言った事がありますか?私ははっきり断言します。彼を皇王にすればこの皇国は滅びますよ」
エリザベートの甲高い声が議会の間に響き渡る。
一瞬辺りが静まり返った。
議員たちに動揺が起こる。ざわざわと議場が騒がしくなった。
もう、何を今さら…皆さんそんなの信じてはだめです。私は廊下で地団太を踏む。
アルベルトはいい加減にしろとでも言いたげにテーブルに強く手を打ち付けて立ち上がったのだろう。大きな音が聞こえた。
「おいエリザベート!お前いい加減諦めたらどうだ?」
アルベルトが冷たく恐ろし気な声で告げる。それも言葉は汚い。
「チッ!それはこっちの言う事だわ。大人しく牢に入っていればいいものを」
し、舌打ちです。エリザベートも負けてはいないわ。
私はドア越しに様子を伺う。重厚なドアに耳を近づけて気配を伺う。
何だか衣ずれの音や人の足音がした。
エリザベートの周りを数人の魔女たちが囲んだらしい。
彼女たちは手をかざし魔力を発動させる気なのでは?
「いいから、怪我をする前にどけ!」
アルベルト様の声がして議員たちが立ち上がってドアに向かって来た。
私は急いでドアの前から飛びのくと入れ替わりに素早く中に入った。
そうしようと思っていたわけではなかった。
思わず身体が動いてしまっただけで…
エリザベートが数人の魔女たちに合図した。
その瞬間、彼女たちはアルベルト様に手をかざして力を発動させようとしていた。
「みんなエリザべーろの言うことを聞いてはだめ、みんなは騙されてるってしってるでしょ」
いきなりそう言ったのはマリーだったらしい。
「マリーお前!みんなマリーの言うことに耳を貸すんじゃない。わかってるんだろうね?さあ!」
エリザベートの甲高い声が響いた。
アルベルト様がひらりと身をかわしトルーズ様が差し出した剣でエリザベートに降りかかった。
「お前たち…」
魔女たちが魔力を発動させた。
一気に風の力で体ごとトルーズ様とリンデン様がなぎ倒された。
アルベルトは剣を揺らめかせながら、ぐっと脚を踏ん張ってやっと踏みとどまっている。
いけない!このままでは…
私の身体は無意識のうちにとびだしていた。
目の前の魔女たちに向かって反撃の魔力を飛ばす。
魔女たちが疾風にあおられてひっくり返る。
「ごめんなさい。でも、あなたたちは騙されてるの。マリーもそう言ってたじゃない。目を覚ましてその人の言うことを聞いちゃだめ!ねっマリー?」
私は大声で言う。
マリーの姿はなかった。さっき一緒に逃げ出したんだわ。無理もないわ。
そんな事が頭をかすめた。
「シャルロットどうして君が?」
アルベルト様の顔が私の方を向き声が宙を舞う。
「危ない!」
アルベルト様が首を反対にひねるとエリザベートがナイフを持って走り込んで来ていた。
彼は肢をぎゅっと踏みかえてエリザベートに剣を向けた。
「私にそんなものが通用するとでも?」
エリザベートは両手をまえで交差させて腕輪を剣に向けた。
ばちっと光が散って剣が跳ね返された。
あれは…守護の宝輪に守られているんだわ。
私はエリザベートが決して傷を負わない事を知っている。彼女は守護の宝輪に守られている。
「ここは私に任せて早く行って」
「シャルロットひとりに出来るわけがないだろう」
「でも、今は一刻も早く」
トルーズ様達も他の魔女たちに阻まれて何度も倒される。
「危ない!闇隊だ」トルーズ様が倒れたままで声を上げた。
いつの間にか現れた集団がアルベルトと私を取り囲んでいた。
「後ろだ!シャルロット俺の後ろに」
「私は大丈夫です」
ふたりで背中合わせになって闇隊を迎え撃つ。
剣と剣が何度もかち合う。
キーン!カッ!シャリーン!
アルベルト様は前に前にと飛び出して行き私との距離が開いて行く。
私は飛び掛かって来る男たちを地面にたたきつけぶちのめすイメージを描きながら手をかざしてパワーを発動させる。
10人は下らない数でかなり体力を消耗していく。
私は少しパワーを使い過ぎたらしくふらりと身体が傾いだ。
「シャルロット危ない!」
エリザベートが鋭いナイフを持って私に降りかかる。
その間にアルベルト様が滑り込んだ。
まるでスローモーションのように彼の横腹にエリザベートの振り下ろしたナイフが突き刺さった。
「ぐふっ…うぅぅぅぅ」アルベルト様が地面に倒れて行く。
真っ赤な血が地面にドクドク流れ出て行って私は彼に駆け寄った。
「アルベルト様しっかりして…」
そこにまたしても闇隊が飛びかかって来る。
私は立ち上がってパワーを全開にする。
一気にその場の男達を数十メートル先に吹き飛ばした。
「シャルロット…今度こそ殺す!」エリザベートが私にナイフを持って迫って来た。
「そんな事、皆さん信じてはいけません。彼は呪われているんです。私があなた方に嘘を言った事がありますか?私ははっきり断言します。彼を皇王にすればこの皇国は滅びますよ」
エリザベートの甲高い声が議会の間に響き渡る。
一瞬辺りが静まり返った。
議員たちに動揺が起こる。ざわざわと議場が騒がしくなった。
もう、何を今さら…皆さんそんなの信じてはだめです。私は廊下で地団太を踏む。
アルベルトはいい加減にしろとでも言いたげにテーブルに強く手を打ち付けて立ち上がったのだろう。大きな音が聞こえた。
「おいエリザベート!お前いい加減諦めたらどうだ?」
アルベルトが冷たく恐ろし気な声で告げる。それも言葉は汚い。
「チッ!それはこっちの言う事だわ。大人しく牢に入っていればいいものを」
し、舌打ちです。エリザベートも負けてはいないわ。
私はドア越しに様子を伺う。重厚なドアに耳を近づけて気配を伺う。
何だか衣ずれの音や人の足音がした。
エリザベートの周りを数人の魔女たちが囲んだらしい。
彼女たちは手をかざし魔力を発動させる気なのでは?
「いいから、怪我をする前にどけ!」
アルベルト様の声がして議員たちが立ち上がってドアに向かって来た。
私は急いでドアの前から飛びのくと入れ替わりに素早く中に入った。
そうしようと思っていたわけではなかった。
思わず身体が動いてしまっただけで…
エリザベートが数人の魔女たちに合図した。
その瞬間、彼女たちはアルベルト様に手をかざして力を発動させようとしていた。
「みんなエリザべーろの言うことを聞いてはだめ、みんなは騙されてるってしってるでしょ」
いきなりそう言ったのはマリーだったらしい。
「マリーお前!みんなマリーの言うことに耳を貸すんじゃない。わかってるんだろうね?さあ!」
エリザベートの甲高い声が響いた。
アルベルト様がひらりと身をかわしトルーズ様が差し出した剣でエリザベートに降りかかった。
「お前たち…」
魔女たちが魔力を発動させた。
一気に風の力で体ごとトルーズ様とリンデン様がなぎ倒された。
アルベルトは剣を揺らめかせながら、ぐっと脚を踏ん張ってやっと踏みとどまっている。
いけない!このままでは…
私の身体は無意識のうちにとびだしていた。
目の前の魔女たちに向かって反撃の魔力を飛ばす。
魔女たちが疾風にあおられてひっくり返る。
「ごめんなさい。でも、あなたたちは騙されてるの。マリーもそう言ってたじゃない。目を覚ましてその人の言うことを聞いちゃだめ!ねっマリー?」
私は大声で言う。
マリーの姿はなかった。さっき一緒に逃げ出したんだわ。無理もないわ。
そんな事が頭をかすめた。
「シャルロットどうして君が?」
アルベルト様の顔が私の方を向き声が宙を舞う。
「危ない!」
アルベルト様が首を反対にひねるとエリザベートがナイフを持って走り込んで来ていた。
彼は肢をぎゅっと踏みかえてエリザベートに剣を向けた。
「私にそんなものが通用するとでも?」
エリザベートは両手をまえで交差させて腕輪を剣に向けた。
ばちっと光が散って剣が跳ね返された。
あれは…守護の宝輪に守られているんだわ。
私はエリザベートが決して傷を負わない事を知っている。彼女は守護の宝輪に守られている。
「ここは私に任せて早く行って」
「シャルロットひとりに出来るわけがないだろう」
「でも、今は一刻も早く」
トルーズ様達も他の魔女たちに阻まれて何度も倒される。
「危ない!闇隊だ」トルーズ様が倒れたままで声を上げた。
いつの間にか現れた集団がアルベルトと私を取り囲んでいた。
「後ろだ!シャルロット俺の後ろに」
「私は大丈夫です」
ふたりで背中合わせになって闇隊を迎え撃つ。
剣と剣が何度もかち合う。
キーン!カッ!シャリーン!
アルベルト様は前に前にと飛び出して行き私との距離が開いて行く。
私は飛び掛かって来る男たちを地面にたたきつけぶちのめすイメージを描きながら手をかざしてパワーを発動させる。
10人は下らない数でかなり体力を消耗していく。
私は少しパワーを使い過ぎたらしくふらりと身体が傾いだ。
「シャルロット危ない!」
エリザベートが鋭いナイフを持って私に降りかかる。
その間にアルベルト様が滑り込んだ。
まるでスローモーションのように彼の横腹にエリザベートの振り下ろしたナイフが突き刺さった。
「ぐふっ…うぅぅぅぅ」アルベルト様が地面に倒れて行く。
真っ赤な血が地面にドクドク流れ出て行って私は彼に駆け寄った。
「アルベルト様しっかりして…」
そこにまたしても闇隊が飛びかかって来る。
私は立ち上がってパワーを全開にする。
一気にその場の男達を数十メートル先に吹き飛ばした。
「シャルロット…今度こそ殺す!」エリザベートが私にナイフを持って迫って来た。
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