一途な淫魔の執着愛

森本イチカ

ーー4ー4

「なに? 恥ずかしがらずにちゃんと言ってみな。夢の中のお前は素直に言ってるぞ?」


「っ……!」


 そんなの知るかーーー!!! と怒鳴りたいのに自分の口からは快楽からの甘い声しか漏れない。


 もうやだ……恥ずかしいのに凄く気持ちいい……。


「ははっ……意地っ張りなところも可愛い」


 スカートがスルリといとも簡単に日和の脚から抜き取られ、細くて真っ白な脚が露わになった。一瞬の出来事で隠す事もできず、洸夜の手が日和の脚を下から上へと撫で回す。


「綺麗な脚だ。足首はキュッとしてるのに、太腿はこんなに柔らかい」


 洸夜は脚の間に顔を埋め太腿に愛おしそうに頬ずりをする。


 なんて顔してるのよ……。


 愛おしい、と書いてあるようなとろんとした顔つきに、なんだか可愛いと一瞬だけ思ってしまった。


「ちょっ、んんっ……」


 チリっと小さな痛みに目を大きく見開く。


「あぁ、綺麗に付いた。俺のだって印」


 また、真っ白な日和の太腿には赤黒くくっきりと洸夜の印が刻まれていた。


 なんでこんなにキスマーク……。


 セックスはした事があるが、男の人にこんなにも求められることは無かった。今まで身体を重ねた男は皆独りよがり。自分だけが気持ち良くなれば良いと思っているようなセックスだったので、こんなにも好意をストレートに伝えられて、日和は嬉しい、と不覚にも思ってしまった。


「あらら、パンツまで濡らしちゃってかーわい」


 自分がショーツを汚すまで濡れているなんて……そんなのありえないはずなのに……。


「あ〜ぐっしょぐしょだ、俺の指なんてすぐに呑み込まれちゃう。まぁそう開発したのは俺なんだけどな」


 ショーツにおもむろに手を入れた洸夜は慣れた手付きで日和をほぐしていく。そして足の間に顔を埋めた。


「んぅっ、あっ、やだやだぁ……なにいってんのよ……あぁんっ」


って、音……すごい、私こんなに濡れてるの? 気持ちいいなんて……あり得ない!


「はは、腰が動いてる。でももう少し舐めさせて、日和は砂糖みたいに甘くて美味いんだよな」


「あっ、やっ、もうだめ……きもちいぃ……」


「日和はこーゆーエッチなシチュエーション好きだもんな。社長室でいけないことして悪い子だ」


 洸夜は日和の足の間から顔を上げ、ニヤリと笑った。


「なっ、ち、ちがうからっ! あぁん……」


 確かに夢では色んな場所であの男とセックスしていたけど、それは夢の話で現実ではない。


「はっ、やっと素直になってきたな。日和は俺のこれが好きなんだもんなぁ」


 日和の想像を遥かに超えた大きさであれが自分の中に入ると思うと怖くなった。


「え、まって、ムリムリムリ! そんな大きいの入らないっ!」


 無理ーっと洸夜の胸を両手で押すがびくともしない。


 あんなに大きいのいくら濡れているとはいえ、絶対痛い! もう痛いセックスはしたくないのに……。


 怖さの余り、日和の身体がガチガチに強張った。


「大丈夫」


 洸夜の艶めいた声が耳に注ぎ込まれる。


「俺に全部ゆだねていい」


「あっ……」


 洸夜の芯のある声に、本当に大丈夫な気がしてしまう。強張った身体が少し和らいだ。


「日和は一生俺にだけ抱かれてな」


「……」


 また聞き覚えのあるフレーズに自分の耳を疑った。


 ……まって……やっぱりこの声、やっぱり夢の中の男なの? そんなことあり得るの?


 ゴクリと生唾を飲み日和の上にまたがっている洸夜に問いかける。


「社長さんって、私の夢の中に出てきてたりします……か?」


 我ながら意味不明な質問を投げかけたとは思っているがそれ以外の言葉が見つからなかった。


 洸夜はニヤリと口角を上げ嬉しそうに口を開いた。


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