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あらすじ
秋風高校に通う一年生、風蔵琴音こと私は、ある日突然人の頭の上に数字が浮かんで見えるようになった。
『×』って記号の横に、『1』って数字が書かれている。
友達に相談するも、それが何なのか分からないままにいたんだけど、その日の放課後、部活の時間。
私は、一人だけその数字が違う男子を見つけたんだ。
彼の名前は時任沙織、同じ一年生で、同じバスケ部の彼の頭の上にだけは『×53』という文字が。
一人だけ違うその数字が一体何なのか、私達はクラスメイトを誘って数字の秘密を探っていくんだけど。
それは、すぐに判明する事となる。病院で見た急患の人だけ、数字が『0』だったんだ。
私が見える数字は、その人の残機である。
じゃあ何故、時任君だけ『×53』もあるのか。
しかも変動している、ちょっとしたことで彼の数字は変動するのだ。
色々と話し合っている内に、真面目に取り合ってくれない彼に対して、私はつんけんな態度を取ってしまう。
前も見ずに歩き、愚かな私は信号を無視してしまうのだけど……ギリギリの所で、時任君が助けてくれた。
助けてくれたのに、私を押しだした時任君は、私の代わりにトラックに下敷きに。
完全に死んでしまった、そう思った彼だったのだけど、彼は生きていたんだ。
それまであった残機を大量に減らした状態で、彼は微笑む。
「私は、時任君の残機を増やしたい。絶対に増やしてみせる」
この物語は、私という存在が、彼にとっての1UPキャラになる為の物語だ。キーワード
