モブキャラでも恋をするんだからね!2期「もうモブキャラと言わせない❣️」

めぐみ

第42章 前編「クリスマスとお正月は冬眠生活」

第42章 前編「クリスマスとお正月は冬眠生活」

前回のあらすじ

愛佳は体育祭に出るのが嫌で、由香里先生へ
自己談判《じこだんぱん》をする為、相談を
するが由香里先生と話が噛み合わない。
由香里先生は愛佳が愛の告白を市に来たと
勘違いする。
愛佳は体育祭を休みたいなと言う相談を聞き
ガッカリする。
結局、そんな事は許される訳もなく、愛佳は
しぶしぶ体育祭に出る事になる。
体育祭種目なは最低、一種目参加しなけらば
ならない為、カラダの負担が少ない借り物
競争に出場する事になる。
1年生の時は最下位の順位だったので、2年
生なった今年は絶対1位を取りたいと、
2年A組は盛り上がって居たが、宿敵の
2年C組の梨沙達が行く手を阻む。
梨沙はA組が負けたら梨沙の言う事を何でも
聞く事を聡美に持ち掛ける。
聡美は絶対に負けないと宣言しつつその
誘いに乗ってしまう。
梨沙の思惑は愛佳を自分の思うままにした
いと考えていた。
そんな駆け引きを知らない愛佳に放送部から
の誘いが来て、最終種目の全校生徒リレーの
司会をやってくれないかと依頼されるが愛佳
は断る。放送部部長(桐島)のひつこい誘い
もあり愛佳はアシストならいいと承諾する。
体育祭も半分以上が終わり。
愛佳が出る借り物競争が始まる
愛佳が選んだカードには(好きな人の手を取
りゴールする)と書かれてあった。
戸惑う愛佳を見ていた春菜は愛佳を呼び
借り物カードを見せて貰った瞬間に愛佳の
手を取りゴールする。
ゴール後にカードに何が書いてあったのかを
読み上げたレポーターは愛佳が噂のゆりゆり
だと言った時に聡美と梨沙が駆け付けて、春
菜と言い争いになる。
そんな中、百合と苺香は愛佳と三人でその場
から逃げる。
体育祭は最終種目の全クラスリレーが始まる
放送部へ行ってアシストをやり始めた愛佳は
やる気のない言い方で、玲奈がイライラし始
めるそして、リレーはスタート
愛佳の2年A組はスタートに失敗して殆どド
ンケツ一方梨沙のクラスは順調に上位の3年
生クラスにピッタリ付いていた。
中盤から後半にA組は上位に追い付き詩織
がC組と同時にバトンを渡す。
そしてアンカーの山田が力走するが
最終コーナーでまさかの転倒してしまい。
結局A組はC組に負けてしまった。
梨沙は聡美に約束通りに言う事を聞くのを
言って愛佳を一日独占する。
二人に何があったかは?ご想像にお任せ
します。
────────────────────
文化祭、体育祭から季節は冬へ移り変わり
2学期の実力テストも終わり学院は冬休みへ
と変わる。
今年のクリスマスは?愛佳の家ではやらず
梨沙の家でやる事になってしまった。
聡美は猛反対したが体育祭で負けた事で
梨沙は愛佳を独占したが、その時に今年の
クリスマスパーティは梨沙の家でやるから
愛佳も参加しないと言われたけど、愛佳は
皆が参加しなければ、クリスマスパーティに
は行かないといい梨沙は渋々、それを受け入
れる。
クリスマスパーティの朝。
───────────────────
愛佳は冬休みに入ると、だらけた生活に
戻ってしまった。
出版社の中里恵美《なかざとえみ》から次回
作の打合せを冬休みにしたいと連絡が来てい
たけど?
愛佳は次回作の事をすっかり忘れていたの
で、恵美に返事をしていなかった。
恵美は連絡が来ない為に、直接に鹿島家に
連絡取り、愛佳の家で打合せをする事を
愛佳の母親から承諾をもらっていた。
そんな冬休みの初日の朝。

───────────────────
ぴぴぴぴーぴーぴーぴー
けたたましく鳴る目覚まし時計と

AIクローム
愛佳!朝です。
起きて下さい。

びぴぴぴぴぴーぴーぴー

愛佳
(目覚まし時計を投げる)
うるさい!

AIクローム
愛佳さん目覚まし時計をなげては
いけません!

愛佳
AIのくせにウザ!

AIクローム
愛佳さんが悪いですよ。
女の子らしく淑《しと》やかに言って下さ
い。

愛佳
もううるさいの!

春奈
まなみん
朝からおこっちゃダメ
(愛佳のベッドに忍び込みながら抱きつく春
奈)

愛佳
えっ?誰

春菜
わたしわたしです。

愛佳
ハルちゃんなんで居るの?

春菜
なんで居るのって
起こしに来ちゃっ ダメなんですか?
学園は冬休みだし
会えないし
淋しいし
つまんないし

愛佳
それはそうだけど
何も朝早くから、来なくてもいいのに

春菜
まなみん
最近
冷たい?

愛佳
冷たくなんかないよ。

春菜
冷たいもん

愛佳
それより
ハルちゃん、何でわたし
脱がされてるの?

春菜
も~
めぐみんてば
わたしわたし達は
ねっ!

だから〜

ねっ?
(春菜はそう言うとキスをし始める)

愛佳
ハルちゃん
お母さんが来るから

春菜
いいでしょう。
もう
わたしわたし
欲求不満なの

愛佳
さっ!起きなくっちゃ!

春菜
そんな〜

母 美津奈(みつな)
(ドアを開けてびっくりする美津奈)
まな!人前で裸で居るの!
さっさと着なさい!
まったくだらしない子ね!

愛佳
ノックぐらいしてよ!
着替え中なの!

美津奈
朝ごはん出来てるから
さっさと食べないと
出版社の中里さんが来るわよ。

ねっ春菜ちゃん

春菜
お母様
大丈夫です!
まなみんの面倒は
全てわたしわたしがやります。

美津奈
あーら
もう専属マネージャーなの?

春菜
お母様
マネージャーなんかじゃありません
まなみんのお嫁さんになるのです!

愛佳
お母さんいいから
出て行ってよ。

美津奈
随分、面白い事を言う
変わった子ね?

春菜
お母様、わたしわたしは本気ですっ!

美津奈
はいはい
冗談はさて置き
春菜ちゃんも一緒に食べなさい。

春菜
お母様ってば〜
冗談なんかじゃないもん
(そう言いながら春菜ら美津奈の後を追い掛けて行く)
───────────────────
二人は朝ごはんを食べてから
部屋へ戻って、愛佳は次の小説はどんな
ストーリーの物にするか悩んで居た。
あらかじめざっくりストーリーを決めてから
キャラクターを決め名前を付けてから
プロットを書き始めるのですが?
そのストーリーが出て来ない状態で
パソコンの画面とにらめっこな愛佳
春菜はヤキモキしながら
愛佳にベッタリだけど、愛佳は小説の
事で頭がいっぱい。
そうこうしてる内に出版社の中里が
来てしまう。
───────────────────
出版社
中里恵美は愛佳の家に着き
母、美津奈に挨拶を済ませると
リビングで待っていたが
愛佳は降りてこないので、
美津奈が愛佳の部屋を見ますかと提案
すると恵美は部屋を見たいと少し
興奮気味に返事する。
美津奈は愛佳の部屋に案内する。
───────────────────
美津奈
何で呼んでもおりてこないの?
まな、中里さんが来たよ。

恵美
まなちゃんどうしたのかな?
お邪魔しま〜す。
(ドアを開ける恵美)

愛佳
やば〜もう来たのか!

美津奈
私はお茶でも入れてきますわね。

恵美
あれ?
あなたは?

春菜
おはようございます。
何時も、わたしわたしのめぐみんが
お世話になっております。

恵美
私のまなみん?

春菜
はい
わたしわたしは将来のお嫁さんで
既に婚約中なんです。

恵美
婚約中って?
あなた達は女の子でしょう。

愛佳
あっ?
えっ?

恵美
そっかー
LGBTQの時代だもんね。
私はそう言うの気にしないタイプだから
遠慮なくしてください。

春菜
遠慮なくなんですね。

(微笑みを浮かべ愛佳にベッタリ寄り添う)

愛佳
ちょっと、ハルちゃん
今、次のストーリーを考えるから

恵美
まなちゃん
次の小説が浮かんだの?
勿論!異世界物ですよね?

愛佳
また、異世界ですか?

恵美
えっ?
違うの!

愛佳
恋愛ものです。

恵美
恋愛か〜?

春菜
めぐみん
だったら百合小説を書きましょう。
まなはる物語とか

恵美
却下!

愛佳
そのタイトルは??

恋愛小説はだめなんですか?

恵美
ダメって言う訳でもないけど?
結構読者層が女性に片寄るしね
そうね
異世界物で恋愛を取り入れすれば?

春菜
それならこう言うのどうですか?
転生先は美少女天国、そして私は
百合姫にらなった。
いいでしょう!

愛佳
なにそれ?

恵美
はるちゃんは百合系ばかりね。
でも、その路線もあり。
百合系の転生なんて斬新だわ。
タイトルは
「転生したらそこは美少女だらけの異世界だった。
私は百合王妃になっちゃったもん。」
これでどうかな?
うん
行ける!

愛佳
えー?
何???
そのタイトルは?
タイトル長!

春菜
百合と転生の
夢のコラボレーション!
転生した!
まなみんがその王国の王妃なり
まなみんの可愛らしさに
諸国の王妃達の争奪戦!
そして、まなみんの心を奪うのは
隣の王国の春菜王妃で、だけど
二人を切り裂こうとする。
諸外国の王妃達、そんな苦難を
乗り越えて二人は結ばれる。

どう?まなみん!
今直ぐプロットを書いて!
勿論、まなみんとわたしわたしの濡れ場
もね。

愛佳
やだ!

春菜
え〜
なんでなの?

恵美
タイトルは後で付ければいいから
そのストーリーで書いて!

愛佳
何で、勝手にきめちゃうのよ!
それに異世界物って
やたら長すぎるタイトルで好きくないの!

春菜
どうせ略語になって
転百合になるし
それでいいんじゃないの?

恵美
だね!
そうと決まったら
この冬休みに是非
プロットを書き上げて
私のmailBOXへ投函して置いてね。

早速!編集長に連絡するわ。

美津奈
おまたせ〜
まなが作ったタルトケーキと
一緒に??
どうしたの?

恵美
お母様!次の小説が決まりました!

美津奈
あらあらま〜ま〜
それは良かったね。
まな?

愛佳
良くない!

美津奈
良くないは良くなるから
大丈夫よ。
じゃ〜ゆっくり小説の打ち合わせを
してくださいね。

春菜
お母様、勿論でーす。

恵美
まなちゃん
キャラ設定からね決めましょう。

春菜
メインヒロインは
勿論、まなみんがモデルだから
超絶かわちぃ〜キャラで
そして、結ばれる相手のキャラは
頭の良いキャラで書いてね。

愛佳
何故、メインヒロインがわたしなの?

恵美
だって可愛い女の子の見本になれるし
そうキャラデザの絵師さんにも
そーだ!メインヒロインが決まったら
表紙イラストのモデルはまなちゃんを
モデルに描いてもらいましょう。

着て見たいでしょう?
お姫様のドレス?

春菜
わたしわたしも着てみたいです!

恵美
二人をモデルに表紙を作るって事で
いいよね。
まなちゃん!

愛佳
もう好きにしてください!
その代わりに
売れなくてもしりませんからね。

恵美
(恵美は目を光らせて)
売れるよ!
前作の
リク魔は初版1万部は即完で
その後の発行数は累計発行部数は
何と10万部越えだよ!
今書けば、売れる事
間違えなしの
女子高生の売れっ子作家
次回作も期待されてるだよ。

春菜
累計発行部数10万部!
それってアニメ化路線ですよね!

恵美
まーね。
来てるよ!

愛佳
マジで?

恵美
マジです!
じゃ〜
鹿島先生
本題に入りましょうね。

春菜
まなみん!おめでとうだけど?
何だかまなみんが遠い存在になちゃう
気がして、手放しでは喜べない気も
する。

愛佳
ハルちゃん
周りが騒いでるだけだからね。

恵美
はい、キャラ設定しましょうね。
先生!

───────────────────
こうして次回作のキャラ設定から
小説の方向性を打ち合わせして
恵美は出版社へ戻って行った。

───────────────────
恵美
先生!プロットを楽しみにしてますよ。

愛佳
(まんまと乗せられた感じ)
はいはい書きますね。

───────────────────
愛佳は3時頃まで、プロットを書き
続けていた。
春菜は愛佳の部屋でもう自分部屋気分で
くつろいで居た。
そんな時に聡美達が迎えに来た。
ドタバタと愛佳の部屋へやって来る
足音と共にいきなりドアを開ける聡美
───────────────────
聡美
まな!
大丈夫!
襲われてない?

春菜
しーですよ!

詩織
しー?

春菜
まなみん先生は今
次回作の
「転生したらそこは美少女だらけの異世界だった。
私は百合王妃になっちゃったもん。」
そのプロットを書いてる最中なんですっ!

聡美
つーかさ〜
何であんたは居るのよ?

詩織
お目付け役?

春菜
お目付け役?
ちゃいます。
新妻です。

聡美
はっ!
何が新妻よ!
まったく
いつもいつもまなの邪魔ばかり
してる癖に
新妻だって?
笑わせないでよね!

愛佳
も〜!集中出来ないよ!

あっ!さとちゃんとしおちゃん
居たの?

詩織
居たの?
居たさ!

聡美
プロットはいいから
梨沙の家に行くよ!

愛佳
梨沙の家???
何で?

詩織
クリスマスパーティーだよ。
忘れてての?

愛佳
あ〜
あああ〜
そ〜だね。
でも、着替えてないし?

聡美
いいよそのままで
もう時間ないから

愛佳
でも、パジャマのままだよ?
責めて着替えさせてよ。

詩織
よっしゃ
(詩織は勝手にクローゼットを開け
適当に服を取り出し愛佳を着替えさせる)
はい上はこれ着て
下はこのスカート
はい
よし
(あっという間着替えさせてしまう詩織)

愛佳
メイクしないと?

聡美
車ですればいいから
行くよ!

春菜
わたしわたしが世話するの!

聡美
何でもいいから行くよ!

愛佳
(なすがままな愛佳)

───────────────────
愛佳は聡美のお迎え車へ強制収監され
梨沙の家までに聡美からメイクをして貰い
そうこうしてるうちに梨沙の御屋敷へ着く
───────────────────
梨沙
遅いですわ!
それにですわ?
まな?その地味な服装は
なんですの?
良いから、わたくしのお部屋へ
いらっしゃいなのですわ。

聡美
ちょっと待って!
梨沙!
また、いやらしい事を
企んでるんでしょう?

春菜
そうですよ。
わたしわたしも付き添います。

梨沙
クリスマスパーティー用の衣装に
着替えて貰うだけですの
貴女達も一緒にきなさいのですわ。

奈緒
案内してあげなさい。

奈緒
貴女達はこちらへどうぞ!

梨沙
まな、行くわよ。

愛佳
えっ?
クリスマスパーティー衣装?

梨沙
お着替えですわ。

愛佳
しおちゃん!
助けて〜!

春菜
まなみ〜ん

───────────────────
こうして
愛佳は梨沙の部屋でクリスマスパーティー衣
装に着替えさせられてしまい。
梨沙の家のクリスマスパーティーが
始まった。
後編と続く
───────────────────
次回
第43章 後編「クリスマスとお正月は冬眠生活」

聡美
まったく
油断も隙もないわ
朝一から愛佳の部屋へ
何目的で潜入したのかは
もうる見え見えよ!

詩織
本能のままだね。

春菜
ふん!
好きな人の傍にいたいのは
自然の流れですっ!

わたしわたし達の邪魔をしないで
下さいね!

聡美
それなら
今度は私が潜入して
愛佳を頂くわね。

春菜
そんな事をしたら
許さない!

詩織
そんな事よりもさ
梨沙の屋敷は
凄い!
デカ〜

料理もすご〜

愛佳
しーちゃん
だねぇー

聡美
ぜんぜん話しを聞いてないし

梨沙
貴女達
愚民には知らない世界ですわ。

奈緒
はしたない事をやったら
追い出すわよ。


美穂
はい、今回の章はクリスマスパーティーなのに前降りが長すぎて結局
前編と後編に分ける事になりました。

次回の
第43章 後編「クリスマスとお正月は冬眠生活」はちゃんと書くそうです。

それではまた、しばらくお待ち下さい。

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