モブキャラでも恋をするんだからね!2期「もうモブキャラと言わせない❣️」
第33章「海へ行こう、こんなのありですか〜?」
第33章「海へ行こう、こんなのありですか〜!」
前回のあらすじ
夏休みも始まり、文芸部恒例の夏コミ取材を
やる事になる。
茉白部長から遅刻厳禁と伝えられて、一番心
配なのは愛佳?そう遅刻の常習犯なのです。
遅刻を心配する春菜は泊まる事になるが、
その話を詩織から聞き、危険を感じて聡美も
泊まる事になる。
愛佳は深夜まで小説を書いていた為に、朝は
起きられないでいた。
目覚ましに春菜が起こしたが?いつものごと
く中々起きない愛佳にキスをし始める。
聡美も目覚めて、二人で愛佳を取り合いをす
るが、愛佳はまた、寝始めてしまう。
何とか聡美が起こして待ち合わせの時間まで
には、間に合ったが新幹線の移動中、愛佳は
殆ど寝ていた。
夏コミの会場に着くと、もう開催時間を待つ
人達の列でいっぱいでした。
愛佳は寝不足と夏の暑さで気分が悪くなり
由香里先生に連れられて、涼しい喫茶店へ
避難する。
春菜と聡美も心配して付き添った。
愛佳の具合も良くなり、いよいよ由香里先生
が作ったコスプレを文芸部の全員員が着る事
になり、詩織はコスプレするのには余り乗り
気ではなかった。
撮影場所に移動すると、カメラを構えた人達
が愛佳達を囲み撮影が始まる。
撮影も無事にすみ文芸部の活動として各お気
に入りの絵師さんの取材や欲しかった同人誌
を買いにそれぞれ散らばった。
そんなん中、去年取材していた。
雑誌社の里木真美《さとぎまみ》と再会、
今年も雑誌の取材で来ていて、愛佳をまた雑
誌の表紙にするのと、新しい制服の撮影もし
て学園の宣伝記事にして貰う事になる。
雑誌社の取材も終わり各自、文芸部の取材と
買い出しも終わり無事、夏コミは終了した。
帰ってから愛佳はまた、小説を書くと言うが
詩織が疲れてる時は寝るのが一番だと反対す
ると、愛佳の家に泊まる事になった。
そして、いよいよ海へ行く日が来た!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
おー!
グアムが見えてきた!
まなっち!
凄いよ!
愛佳
空から見るとちっちゃい島なんだね。
玲奈
プライベートジェットでグアムなんて
やっぱりセレブは違うわ。
梨沙
あなた達、プライベートジェットぐらいで
騒いでらっしゃるの?
聡美
はいはい凄いですね!
奈緒
池部さん、その言い方は失礼よ。
春菜
いつかはまなみんとハネムーン旅行
聡美
はっ!寝ぼけた事を言ってるの?
あやか
私ならヨーロッパとのハネムーン旅行
したいよね。
美穂
私は国内でいい。
詩織
私はあめーりかんだね。
百合
まなちゃんは何処がいいの?
苺香
気になるね。
愛佳
家!
由奈
家?
玲奈
あはーん
家で、朝昼晩でイチャつくのね。
それもいいわね。
由奈
でも、ハネムーンですよ。
一生に一度しかないんですよ。
萌
今時、ハネムーンなんて?
そんな旅行するなら堅実にお金を
貯めた方が将来の為だと思わないの?
由香里先生
あなた達、夢が無さすぎよ。
ハーフツインって言ってたらワイハー
でしょう!昼間はワイキキで日光浴
夜は豪華ディナーして、夜はカラダがとろけ
る程に愛し合う!
これで決まりよ!
茜先生
由香里先生!
何を昭和のオヤジみたいな事を言ってるの
ですか?
私も深井さんと同じく、近場の国内旅行で
安くして、後は貯蓄に回すのには賛成、
瑠奈
僕的にはバーチャル旅行でいいんじゃないの?
詩織
それな!グッジョブ(   ¯꒳¯ )b✧
つーか、いつの間にゆかりんとあかりん
居たの?
由香里先生
引率保護者よ!(いんそつほごしゃ)
茜先生
あなた達だけだと危険だから
学院長からの命令で付き添いする事に
なったの。
梨沙
まったくお父様は私達だけでも
問題ないですのに。
奈緒
そうも言ってられないでしょう。
梨沙様!
聡美
どんな団体ツアーなのよ!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
グアムのアントニオ B. ウォン・パット国際
空港に降り立つ愛佳達、税関をすませると
梨沙の用意したホテル(親が経営するホテル)
へ迎えに来ていたバスで移動する。
ホテルに着くと梨沙は各部屋を回りながら
案内をする。
梨沙の部屋は大きなスイートルームでその部屋は
まるでお姫様の部屋の様に可愛い部屋でした。
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
タモンビーチの近くのホテル!
どんだけ、セレブなのよ?
聡美
まったくね。
今回の旅行でどれだけ費用を掛けたのか?
梨沙
親睦を深めるの位ならこの位、対した事は
ないですわ。
愛佳
でも、いいのかな?旅費もホテルもタダなんて?
詩織
ただより怖いものはないってね。
梨沙
部屋割りも決めてありますのよ。
(まなをいただきますわ、笑い)
春菜
勿論、まなみんと一緒ですよね?
梨沙
何言ってるの?あなた達姉妹は同じお部屋で
すのよ。
玲奈
えっ!やだよ。
由奈といっちょがいい。
春菜
げっ!わたしわたしもやだ!
梨沙
うるさい姉妹です事、
無料で宿泊するのですので、贅沢は
言わないでくれますの。
春菜
まなみん!何とか言って?
愛佳
わたしに言われても?
今回は梨沙ちゃんがスポンサーだから
わたしは従うだけだよ。
聡美
贅沢は言うな!
美穂
じゃ〜、問題のまなは?
誰と一緒なの?
百合
そうだよね。
気になる
奈緒
あろう事に、鹿島さんと梨沙様が
御一緒なの!そんな!
聡美
梨沙!
そんなの許せる訳ないでしょう!
苺香
これはい一大事、
由香里先生
担任教師としては、許せないから
鹿島さんは私達と一緒の部屋にします。
茜先生
その方が問題が無いと思うしね。
梨沙
それは絶対!許せませんわ!
鹿島さんは私と寝るのですわ。
聡美
それは危険だから、私も一緒に寝ますよ!
詩織
こんなに広い部屋なんだから皆で寝ればいい
じゃん?
春菜
絶対反対!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
結局、愛佳は梨沙と寝ることになったけど
監視役として、聡美も一緒の部屋で寝る事で
愛佳は難を逃れた?
それぞれ部屋へ行き、一息着いたらビーチへ
行く事になるが、愛佳は紫外線を嫌い完全防
備の服装に全員が驚いてしまった。
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
まなっちウケるんですけど〜
愛佳
(頭に麦わら帽子、サングラス、マスク、
長袖のパーカー、レギンスパンツ)
紫外線対策しないと、後で困るからね。
聡美
見てて暑苦しいからさ
日焼け止めクリームをたっぷり塗れば
大丈夫だと思わない?
愛佳
大丈夫、部屋を出る前に塗ったから
It doesn't matter!
梨沙
私がたっぷりお塗にしてあげたのですわ。
愛佳ったら、凄く綺麗なお肌で触っり心地が
とても良かったですわ。
奈緒
梨沙様!そんな愚民の肌を
わざわざ梨沙様が直接、お塗になられるなん
て鹿島さん!後でたっぷり
お仕置きさせて頂きます!
愛佳
わたし自分でやるって言ったのに
梨沙ちゃんが、
私にお任せなんですわって言って
塗って貰ったの。
春菜
どうして、塗らせるのかな?
わたしわたしがもっと丁寧に
足のつま先まで、塗って上げたのに!
玲奈
そんな事、言って塗りながら
嫌らしい事をするつもりでしょう。
由奈
玲奈お姉様なら、私 好きに塗られても
構いませんよ。
美穂
大袈裟な、たかが日焼け止めクリームを
塗るだけなのに、何でこんなに
盛り上がるの?
百合
まなちゃんの肌を直接、塗るなんて
誰だって興奮するわよ。
苺香
そうかな?ただ塗るだけなのに?
瑠菜
ぼくも塗って見たいな、どんな反応するか
面白そう。
ハル塗らせてくれないかな?
春菜
やだよ!塗らせるのはまなみんだけです。
詩織
日焼け止め塗るだけの事なのに
何でこんなに盛り上がるの?
あやか
そんなに気持ちいいのかな?
萌
下心丸出しで塗るから
厭らしくなるの!
健康的に塗れば問題ないです。
詩織
どうでもいいけど、泳ぐか
ビーチバレーでもしない?
瑠菜
シオ先輩、賛成です!
詩織
まなっち行こう!
愛佳
やだ!
ここに居て、小説を書くの!
聡美
せっかく来たんだからさ
遊ばなくっちゃ!
美穂
そうよ、小説は後回し!
あやか
途中でもいいから、読ませて貰えるかな?
愛佳
うん、別にいいけど、
春菜
わたしわたしも読みたい!
愛佳
今夜ね
梨沙
愛佳は真面目ですわ。
でも、そんな所が好きですわ︎ ︎
春菜
ぬぬぬぬぬ!
詩織
強力なライバルが現れちゃったね。
春菜
わたしわたし絶対、負けないもん!
苺香
泳ぎに行きましょう!
由香里先生
皆、若いわね。
私達は日陰でお酒を飲んでくつろぐから
くれぐれも、事故のやないように遊んでね。
郡山先生、飲みましょう!
茜先生
澤部先生
飲み過ぎにはご注意下さいね!
由香里
てへぺろ(´>ω∂`)
──────────────────
詩織達は海で泳ぎ回り、ビーチバレーを
やったり、初日はグアムを楽しんで居たが
相変わらず愛佳はビーチパラソルの中で
ノーパソから小説をずっと書いてた。
夜になり、梨沙が用意させたディナーを
食べた後も、部屋に戻り執筆を辞めなかっ
た。
そして、小説は書き終わり。
ほっとしたのも夜中で、心配していた。
皆は梨沙の部屋に入り浸りって居た。
暇もあって、梨沙達はゲームをしたりして
行く内に仲良く打ち解ける様になり、
愛佳が書い終わった事を聞くと、
その小説を聡美が朗読する事になる。
──────────────────
聡美
まな!読んでいいの?
詩織
もう、疲れきって爆睡してるよ!
美穂
夏休み中、殆ど休まず、小説を書いてた見た
いね。
百合
なんか、おかしくない?
まなちゃんはまだ、学生だよ。
学園が疎かになったら身も蓋もないと
思うけどな?
聡美
出版社との契約があるから
2足の草鞋になるわね。
苺香
作家としてはもうプロって事?
梨沙
そうですわ。
それにしても、可愛い寝顔ですわ。
聡美
梨沙!変な事かんがえないでよね!
奈緒
少しだけ可愛いからって!
なによ!
春菜
じゃ〜
わたしわたしが添い寝してやって
まなみんの疲れたカラダを癒して上げる。
詩織
はるちゃん、辞めなよ!
そっとして上げて!
聡美
そうよ!
何かと言うと直ぐにくっつきたがるのは
返って、嫌われる事になると
思わないの?
春菜
思いません!
聡美
だから、あんたはお子ちゃまって
言われるの!
春菜
他人は関係ありませんよーだ!
詩織
嫌われるね!
まなっちはそう言うの一番
嫌がるから。
春菜
詩織さん
私達は結ばれた二人ですよ!
これからは二人寄り添って
人生を歩んで行くんです!
まなみんと二人っきりにして下さい!
関係者以外、立ち入り禁止です!
梨沙
聞き捨てならないですわ!
あなたは誰のお陰で、ここに来られると
お思いなのですわ?
全ての権限は私めにありますのよ。
奈緒
そうよ!立場をわきまえなさいね。
詩織
ま~ま~ 喧嘩は辞めて
じゃ~ここでみんなで寝ましょう。
梨沙
皆さんは、お部屋にお戻りなさいですわ。
奈緒
そうよ皆、部屋に戻って寝て下さい。
聡美
まなも ダウンして寝ちゃったから
今夜は朗読を辞めて寝ましょう。
私もここでねますから!
どうせ、寝てるまなにイタズラする気
なんでしょう?
そうはさせないわよ!
梨沙
誰かさんと違いって、そんな卑劣な
事はしませんわよ。
春菜
わたしわたしがまるで、強引にしてる
見たいな言い方しないで下さい!
あやか
もうそう言うの辞めない?
せっかく白川さんとさとちゃんが
無料で旅行をプレゼントしてくれたのだから
皆で楽しい思い出を作ろうろ。
はるちゃんそう思わない?
春菜
はい。
聡美
納得してない感じ?
あれ?玲奈と由奈は?
詩織
また、由奈の部屋で
イチャイチャしてるんじゃないの?
萌
不潔だわ!
詩織
だってバカップルだもね。
✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄
由奈
玲奈お姉様♡
玲奈
誰も邪魔させないから
朝まで、エッチしようね。
由奈
はぃ!
✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄
そして夜は更けてく。
由香里先生と茜先生はお酒を飲んで
ほろ酔い気分になり
結局、梨沙の部屋で夜更けまで
お喋りして、気が付いたら
皆は雑魚寝していた。
朝になると
すっかり元気になった愛佳は、一人で朝の
散歩を楽しみながら、朝日を海を眺めたり
ゆっくり過ごしていた。
皆が起きる頃にはモーニングを済ませ、
一人テラスでアイスティーを飲んでる時に
詩織達が起きて来た。
──────────────────
詩織
あーら、どこかのお嬢様だと思ったら
まなっちじゃん!
おっはっ!
愛佳
ぐっもーにん、シオ
詩織
ぷっすーっ!
笑わせないでよ!
愛佳
なによ、
聡美
おはよう、まな!
美穂
おは、まな!
愛佳
おはよう、さとちゃん、みほちゃん
他の人は?
聡美
まだ、寝てるわよ。
まったくあの子ったら
寝てる時、私に抱き着いてさ
胸を揉むのよ!
そして寝言でまなみーんだってさ!
美穂
あの子らしいよね。
愛佳
なんだかんだで、みんな雑魚寝したみたい
ね。
聡美
まなだけよ!叩いても起きないし
爆睡もいいところよ。
愛佳
だってさ!疲れていたし?
小説も書き終わったから
後はのんびり過ごす予定だよ。
詩織
のんびり過ごす?
夏休みの宿題は?
やったの
愛佳
うん、やってない!
美穂
あっちゃ〜
聡美
のんびり過ごすなんて出来ないじゃないの
愛佳
みんなで協力すればなんとかなるよ。
詩織
初めから頼るつもりだったんでしょう。
愛佳
うぅ〜、少しはやったけどね。
小説の方が気になってからは
小説を優先しちゃった。
聡美
あれ程、言ったのに
本業を疎かにしてらダメって!
愛佳
お願い見せてね!
美穂
やっばっ!
そのお願いの仕方、
あざといけど
ハーって感じね。
詩織
しゃーない
帰ったら、宿題を済ませるぞな!
愛佳
ありがとう、しーちゃん、みほちゃん、
さとちゃん♡
聡美
私は協力するとは言ってないし?
愛佳
ま〜ま〜、気にしないの
聡美
上手いよね、そう言うところ。
愛佳
てへっ♡
ところで、今日は何するの?
美穂
そうそう
海上にでて、イルカウォッチングするんだ
ってさ!
楽しみだよね。
愛佳
マジ!それはもう
萌え死にそうなぐらい楽しみ♡
じゃ〜皆を早く起こして
イルカに会いにGOだね。
──────────────────
こうして、梨沙御一行様は
海上へイルカウォッチング する為
梨沙の家のクルーザーに乗り込み
野生のイルカが居る海域に向かった。
──────────────────
詩織
すげ〜、
なんで船まで持ってるの?
聡美
まー普通でしょう!
美穂
普通じゃないよ。
百合
そうだよ。
庶民的はありえないし。
苺香
私達には手の届かない世界だよね。
玲奈
気持ち悪い!
由奈
私も船酔いしちゃった見たい。
瑠奈
僕は平気だよ。
萌
私も船は苦手、
由香里先生
船酔いの時はお酒を飲べは大丈夫よ。
茜先生
澤部先生!そんなの聞いた事ないですよ。
あやか
まなちゃん大丈夫?
愛佳
ヤバい
気持ち悪い
梨沙
船酔いの薬がありますわ。
奈緒、持ってきてくださるかしら?
奈緒
まったく、世話のかかる人ね!
愛佳
りさちゃん、ありがとう。
春菜
わたしわたしも気持ち悪い!
詩織
遠くを見ていればいいの
春菜
うえ〜
──────────────────
詩織
太平洋って感じ、ひろ〜
気持ちいい風
愛佳
しーちゃん、全然平気なの
詩織
平気だよ!
私は三半規管、丈夫だからさ!
愛佳
羨ましい!
聡美
見て!イルカ
梨沙
野生のイルカですわ。
奈緒
水族館のイルカより
生き生きしてる感じ?
萌
本来ならあの姿が普通で自由だけど
自然は時と場合に寄っては
残酷な時もありますよ。
愛佳
残酷なんだ!
萌
それが自然の摂理でバランスが取れてるの。
あやか
そうよね。
あっ!見てポーパシング(ジャンプ)してるよ!
愛佳
ポーパシング??
何それ?
なんか幸せそう♡
なんでジャンプするのかな?
あやか
皮膚の垢と寄生虫を落とすのと
垢を落とすのは皮膚を滑に保つ為と言われてるよ。
愛佳
そうなんだ!
ううううう吐きそう!
聡美
大丈夫?
もう吐いちゃいな?
愛佳
ダメ〜
(愛佳は船尾へ行きう海に向かってリバース
した。)
詩織
(詩織は愛佳の背中をさすって上げる)
まったく、まなっちは軟弱過ぎるよ。
愛佳
まさかこんなに船酔いするとは思わなかったの!
美穂
イルカ達が方向転換した!
梨沙
イルカの群れを追って下さいですの!
──────────────────
クルーザーは急に方向転換をした時、
大きな波を乗り越えた時クルーザーは
大きく揺れた。
愛佳は船尾いたが、その激しい揺れに
耐えきれずに海へ落ちてしまった。!
とっさ詩織が手を差し伸べるが?
──────────────────
愛佳
きゃっ!
うそ!
詩織
まな!
梨沙!止めて!
まなが落ちた!
梨沙
クルーザーは急停止はできないですの!
聡美
まな!
春菜
まなみん!
詩織
もうあんなに遠くに!
聡美
早く急旋回して戻って!
全員が愕然とする。
愛佳
服が重い、苦し
沈む!
助けて!
もう、駄目!
わたし死ぬのかな?
(意識がなくなり暗闇の中へ)
春菜
まなみーん!
聡美
まな!
詩織
まな!
愛佳
死にたくない!
助けて!
──────────────────
次回
第34章
「夢と現実の中で?」
聡美
嘘でしょう?
主人公が?
まさか、これで終わり?
次回のタイトが気になると思いませんか?
夢と現実の中で?
どうなるの愛佳は?
ビックリする内容に変わります。
お楽しみにね。
前回のあらすじ
夏休みも始まり、文芸部恒例の夏コミ取材を
やる事になる。
茉白部長から遅刻厳禁と伝えられて、一番心
配なのは愛佳?そう遅刻の常習犯なのです。
遅刻を心配する春菜は泊まる事になるが、
その話を詩織から聞き、危険を感じて聡美も
泊まる事になる。
愛佳は深夜まで小説を書いていた為に、朝は
起きられないでいた。
目覚ましに春菜が起こしたが?いつものごと
く中々起きない愛佳にキスをし始める。
聡美も目覚めて、二人で愛佳を取り合いをす
るが、愛佳はまた、寝始めてしまう。
何とか聡美が起こして待ち合わせの時間まで
には、間に合ったが新幹線の移動中、愛佳は
殆ど寝ていた。
夏コミの会場に着くと、もう開催時間を待つ
人達の列でいっぱいでした。
愛佳は寝不足と夏の暑さで気分が悪くなり
由香里先生に連れられて、涼しい喫茶店へ
避難する。
春菜と聡美も心配して付き添った。
愛佳の具合も良くなり、いよいよ由香里先生
が作ったコスプレを文芸部の全員員が着る事
になり、詩織はコスプレするのには余り乗り
気ではなかった。
撮影場所に移動すると、カメラを構えた人達
が愛佳達を囲み撮影が始まる。
撮影も無事にすみ文芸部の活動として各お気
に入りの絵師さんの取材や欲しかった同人誌
を買いにそれぞれ散らばった。
そんなん中、去年取材していた。
雑誌社の里木真美《さとぎまみ》と再会、
今年も雑誌の取材で来ていて、愛佳をまた雑
誌の表紙にするのと、新しい制服の撮影もし
て学園の宣伝記事にして貰う事になる。
雑誌社の取材も終わり各自、文芸部の取材と
買い出しも終わり無事、夏コミは終了した。
帰ってから愛佳はまた、小説を書くと言うが
詩織が疲れてる時は寝るのが一番だと反対す
ると、愛佳の家に泊まる事になった。
そして、いよいよ海へ行く日が来た!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
おー!
グアムが見えてきた!
まなっち!
凄いよ!
愛佳
空から見るとちっちゃい島なんだね。
玲奈
プライベートジェットでグアムなんて
やっぱりセレブは違うわ。
梨沙
あなた達、プライベートジェットぐらいで
騒いでらっしゃるの?
聡美
はいはい凄いですね!
奈緒
池部さん、その言い方は失礼よ。
春菜
いつかはまなみんとハネムーン旅行
聡美
はっ!寝ぼけた事を言ってるの?
あやか
私ならヨーロッパとのハネムーン旅行
したいよね。
美穂
私は国内でいい。
詩織
私はあめーりかんだね。
百合
まなちゃんは何処がいいの?
苺香
気になるね。
愛佳
家!
由奈
家?
玲奈
あはーん
家で、朝昼晩でイチャつくのね。
それもいいわね。
由奈
でも、ハネムーンですよ。
一生に一度しかないんですよ。
萌
今時、ハネムーンなんて?
そんな旅行するなら堅実にお金を
貯めた方が将来の為だと思わないの?
由香里先生
あなた達、夢が無さすぎよ。
ハーフツインって言ってたらワイハー
でしょう!昼間はワイキキで日光浴
夜は豪華ディナーして、夜はカラダがとろけ
る程に愛し合う!
これで決まりよ!
茜先生
由香里先生!
何を昭和のオヤジみたいな事を言ってるの
ですか?
私も深井さんと同じく、近場の国内旅行で
安くして、後は貯蓄に回すのには賛成、
瑠奈
僕的にはバーチャル旅行でいいんじゃないの?
詩織
それな!グッジョブ(   ¯꒳¯ )b✧
つーか、いつの間にゆかりんとあかりん
居たの?
由香里先生
引率保護者よ!(いんそつほごしゃ)
茜先生
あなた達だけだと危険だから
学院長からの命令で付き添いする事に
なったの。
梨沙
まったくお父様は私達だけでも
問題ないですのに。
奈緒
そうも言ってられないでしょう。
梨沙様!
聡美
どんな団体ツアーなのよ!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
グアムのアントニオ B. ウォン・パット国際
空港に降り立つ愛佳達、税関をすませると
梨沙の用意したホテル(親が経営するホテル)
へ迎えに来ていたバスで移動する。
ホテルに着くと梨沙は各部屋を回りながら
案内をする。
梨沙の部屋は大きなスイートルームでその部屋は
まるでお姫様の部屋の様に可愛い部屋でした。
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
タモンビーチの近くのホテル!
どんだけ、セレブなのよ?
聡美
まったくね。
今回の旅行でどれだけ費用を掛けたのか?
梨沙
親睦を深めるの位ならこの位、対した事は
ないですわ。
愛佳
でも、いいのかな?旅費もホテルもタダなんて?
詩織
ただより怖いものはないってね。
梨沙
部屋割りも決めてありますのよ。
(まなをいただきますわ、笑い)
春菜
勿論、まなみんと一緒ですよね?
梨沙
何言ってるの?あなた達姉妹は同じお部屋で
すのよ。
玲奈
えっ!やだよ。
由奈といっちょがいい。
春菜
げっ!わたしわたしもやだ!
梨沙
うるさい姉妹です事、
無料で宿泊するのですので、贅沢は
言わないでくれますの。
春菜
まなみん!何とか言って?
愛佳
わたしに言われても?
今回は梨沙ちゃんがスポンサーだから
わたしは従うだけだよ。
聡美
贅沢は言うな!
美穂
じゃ〜、問題のまなは?
誰と一緒なの?
百合
そうだよね。
気になる
奈緒
あろう事に、鹿島さんと梨沙様が
御一緒なの!そんな!
聡美
梨沙!
そんなの許せる訳ないでしょう!
苺香
これはい一大事、
由香里先生
担任教師としては、許せないから
鹿島さんは私達と一緒の部屋にします。
茜先生
その方が問題が無いと思うしね。
梨沙
それは絶対!許せませんわ!
鹿島さんは私と寝るのですわ。
聡美
それは危険だから、私も一緒に寝ますよ!
詩織
こんなに広い部屋なんだから皆で寝ればいい
じゃん?
春菜
絶対反対!
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
結局、愛佳は梨沙と寝ることになったけど
監視役として、聡美も一緒の部屋で寝る事で
愛佳は難を逃れた?
それぞれ部屋へ行き、一息着いたらビーチへ
行く事になるが、愛佳は紫外線を嫌い完全防
備の服装に全員が驚いてしまった。
⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚⋈♡*。゚
詩織
まなっちウケるんですけど〜
愛佳
(頭に麦わら帽子、サングラス、マスク、
長袖のパーカー、レギンスパンツ)
紫外線対策しないと、後で困るからね。
聡美
見てて暑苦しいからさ
日焼け止めクリームをたっぷり塗れば
大丈夫だと思わない?
愛佳
大丈夫、部屋を出る前に塗ったから
It doesn't matter!
梨沙
私がたっぷりお塗にしてあげたのですわ。
愛佳ったら、凄く綺麗なお肌で触っり心地が
とても良かったですわ。
奈緒
梨沙様!そんな愚民の肌を
わざわざ梨沙様が直接、お塗になられるなん
て鹿島さん!後でたっぷり
お仕置きさせて頂きます!
愛佳
わたし自分でやるって言ったのに
梨沙ちゃんが、
私にお任せなんですわって言って
塗って貰ったの。
春菜
どうして、塗らせるのかな?
わたしわたしがもっと丁寧に
足のつま先まで、塗って上げたのに!
玲奈
そんな事、言って塗りながら
嫌らしい事をするつもりでしょう。
由奈
玲奈お姉様なら、私 好きに塗られても
構いませんよ。
美穂
大袈裟な、たかが日焼け止めクリームを
塗るだけなのに、何でこんなに
盛り上がるの?
百合
まなちゃんの肌を直接、塗るなんて
誰だって興奮するわよ。
苺香
そうかな?ただ塗るだけなのに?
瑠菜
ぼくも塗って見たいな、どんな反応するか
面白そう。
ハル塗らせてくれないかな?
春菜
やだよ!塗らせるのはまなみんだけです。
詩織
日焼け止め塗るだけの事なのに
何でこんなに盛り上がるの?
あやか
そんなに気持ちいいのかな?
萌
下心丸出しで塗るから
厭らしくなるの!
健康的に塗れば問題ないです。
詩織
どうでもいいけど、泳ぐか
ビーチバレーでもしない?
瑠菜
シオ先輩、賛成です!
詩織
まなっち行こう!
愛佳
やだ!
ここに居て、小説を書くの!
聡美
せっかく来たんだからさ
遊ばなくっちゃ!
美穂
そうよ、小説は後回し!
あやか
途中でもいいから、読ませて貰えるかな?
愛佳
うん、別にいいけど、
春菜
わたしわたしも読みたい!
愛佳
今夜ね
梨沙
愛佳は真面目ですわ。
でも、そんな所が好きですわ︎ ︎
春菜
ぬぬぬぬぬ!
詩織
強力なライバルが現れちゃったね。
春菜
わたしわたし絶対、負けないもん!
苺香
泳ぎに行きましょう!
由香里先生
皆、若いわね。
私達は日陰でお酒を飲んでくつろぐから
くれぐれも、事故のやないように遊んでね。
郡山先生、飲みましょう!
茜先生
澤部先生
飲み過ぎにはご注意下さいね!
由香里
てへぺろ(´>ω∂`)
──────────────────
詩織達は海で泳ぎ回り、ビーチバレーを
やったり、初日はグアムを楽しんで居たが
相変わらず愛佳はビーチパラソルの中で
ノーパソから小説をずっと書いてた。
夜になり、梨沙が用意させたディナーを
食べた後も、部屋に戻り執筆を辞めなかっ
た。
そして、小説は書き終わり。
ほっとしたのも夜中で、心配していた。
皆は梨沙の部屋に入り浸りって居た。
暇もあって、梨沙達はゲームをしたりして
行く内に仲良く打ち解ける様になり、
愛佳が書い終わった事を聞くと、
その小説を聡美が朗読する事になる。
──────────────────
聡美
まな!読んでいいの?
詩織
もう、疲れきって爆睡してるよ!
美穂
夏休み中、殆ど休まず、小説を書いてた見た
いね。
百合
なんか、おかしくない?
まなちゃんはまだ、学生だよ。
学園が疎かになったら身も蓋もないと
思うけどな?
聡美
出版社との契約があるから
2足の草鞋になるわね。
苺香
作家としてはもうプロって事?
梨沙
そうですわ。
それにしても、可愛い寝顔ですわ。
聡美
梨沙!変な事かんがえないでよね!
奈緒
少しだけ可愛いからって!
なによ!
春菜
じゃ〜
わたしわたしが添い寝してやって
まなみんの疲れたカラダを癒して上げる。
詩織
はるちゃん、辞めなよ!
そっとして上げて!
聡美
そうよ!
何かと言うと直ぐにくっつきたがるのは
返って、嫌われる事になると
思わないの?
春菜
思いません!
聡美
だから、あんたはお子ちゃまって
言われるの!
春菜
他人は関係ありませんよーだ!
詩織
嫌われるね!
まなっちはそう言うの一番
嫌がるから。
春菜
詩織さん
私達は結ばれた二人ですよ!
これからは二人寄り添って
人生を歩んで行くんです!
まなみんと二人っきりにして下さい!
関係者以外、立ち入り禁止です!
梨沙
聞き捨てならないですわ!
あなたは誰のお陰で、ここに来られると
お思いなのですわ?
全ての権限は私めにありますのよ。
奈緒
そうよ!立場をわきまえなさいね。
詩織
ま~ま~ 喧嘩は辞めて
じゃ~ここでみんなで寝ましょう。
梨沙
皆さんは、お部屋にお戻りなさいですわ。
奈緒
そうよ皆、部屋に戻って寝て下さい。
聡美
まなも ダウンして寝ちゃったから
今夜は朗読を辞めて寝ましょう。
私もここでねますから!
どうせ、寝てるまなにイタズラする気
なんでしょう?
そうはさせないわよ!
梨沙
誰かさんと違いって、そんな卑劣な
事はしませんわよ。
春菜
わたしわたしがまるで、強引にしてる
見たいな言い方しないで下さい!
あやか
もうそう言うの辞めない?
せっかく白川さんとさとちゃんが
無料で旅行をプレゼントしてくれたのだから
皆で楽しい思い出を作ろうろ。
はるちゃんそう思わない?
春菜
はい。
聡美
納得してない感じ?
あれ?玲奈と由奈は?
詩織
また、由奈の部屋で
イチャイチャしてるんじゃないの?
萌
不潔だわ!
詩織
だってバカップルだもね。
✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄
由奈
玲奈お姉様♡
玲奈
誰も邪魔させないから
朝まで、エッチしようね。
由奈
はぃ!
✄- - - - - - キ リ ト リ - - - - - ✄
そして夜は更けてく。
由香里先生と茜先生はお酒を飲んで
ほろ酔い気分になり
結局、梨沙の部屋で夜更けまで
お喋りして、気が付いたら
皆は雑魚寝していた。
朝になると
すっかり元気になった愛佳は、一人で朝の
散歩を楽しみながら、朝日を海を眺めたり
ゆっくり過ごしていた。
皆が起きる頃にはモーニングを済ませ、
一人テラスでアイスティーを飲んでる時に
詩織達が起きて来た。
──────────────────
詩織
あーら、どこかのお嬢様だと思ったら
まなっちじゃん!
おっはっ!
愛佳
ぐっもーにん、シオ
詩織
ぷっすーっ!
笑わせないでよ!
愛佳
なによ、
聡美
おはよう、まな!
美穂
おは、まな!
愛佳
おはよう、さとちゃん、みほちゃん
他の人は?
聡美
まだ、寝てるわよ。
まったくあの子ったら
寝てる時、私に抱き着いてさ
胸を揉むのよ!
そして寝言でまなみーんだってさ!
美穂
あの子らしいよね。
愛佳
なんだかんだで、みんな雑魚寝したみたい
ね。
聡美
まなだけよ!叩いても起きないし
爆睡もいいところよ。
愛佳
だってさ!疲れていたし?
小説も書き終わったから
後はのんびり過ごす予定だよ。
詩織
のんびり過ごす?
夏休みの宿題は?
やったの
愛佳
うん、やってない!
美穂
あっちゃ〜
聡美
のんびり過ごすなんて出来ないじゃないの
愛佳
みんなで協力すればなんとかなるよ。
詩織
初めから頼るつもりだったんでしょう。
愛佳
うぅ〜、少しはやったけどね。
小説の方が気になってからは
小説を優先しちゃった。
聡美
あれ程、言ったのに
本業を疎かにしてらダメって!
愛佳
お願い見せてね!
美穂
やっばっ!
そのお願いの仕方、
あざといけど
ハーって感じね。
詩織
しゃーない
帰ったら、宿題を済ませるぞな!
愛佳
ありがとう、しーちゃん、みほちゃん、
さとちゃん♡
聡美
私は協力するとは言ってないし?
愛佳
ま〜ま〜、気にしないの
聡美
上手いよね、そう言うところ。
愛佳
てへっ♡
ところで、今日は何するの?
美穂
そうそう
海上にでて、イルカウォッチングするんだ
ってさ!
楽しみだよね。
愛佳
マジ!それはもう
萌え死にそうなぐらい楽しみ♡
じゃ〜皆を早く起こして
イルカに会いにGOだね。
──────────────────
こうして、梨沙御一行様は
海上へイルカウォッチング する為
梨沙の家のクルーザーに乗り込み
野生のイルカが居る海域に向かった。
──────────────────
詩織
すげ〜、
なんで船まで持ってるの?
聡美
まー普通でしょう!
美穂
普通じゃないよ。
百合
そうだよ。
庶民的はありえないし。
苺香
私達には手の届かない世界だよね。
玲奈
気持ち悪い!
由奈
私も船酔いしちゃった見たい。
瑠奈
僕は平気だよ。
萌
私も船は苦手、
由香里先生
船酔いの時はお酒を飲べは大丈夫よ。
茜先生
澤部先生!そんなの聞いた事ないですよ。
あやか
まなちゃん大丈夫?
愛佳
ヤバい
気持ち悪い
梨沙
船酔いの薬がありますわ。
奈緒、持ってきてくださるかしら?
奈緒
まったく、世話のかかる人ね!
愛佳
りさちゃん、ありがとう。
春菜
わたしわたしも気持ち悪い!
詩織
遠くを見ていればいいの
春菜
うえ〜
──────────────────
詩織
太平洋って感じ、ひろ〜
気持ちいい風
愛佳
しーちゃん、全然平気なの
詩織
平気だよ!
私は三半規管、丈夫だからさ!
愛佳
羨ましい!
聡美
見て!イルカ
梨沙
野生のイルカですわ。
奈緒
水族館のイルカより
生き生きしてる感じ?
萌
本来ならあの姿が普通で自由だけど
自然は時と場合に寄っては
残酷な時もありますよ。
愛佳
残酷なんだ!
萌
それが自然の摂理でバランスが取れてるの。
あやか
そうよね。
あっ!見てポーパシング(ジャンプ)してるよ!
愛佳
ポーパシング??
何それ?
なんか幸せそう♡
なんでジャンプするのかな?
あやか
皮膚の垢と寄生虫を落とすのと
垢を落とすのは皮膚を滑に保つ為と言われてるよ。
愛佳
そうなんだ!
ううううう吐きそう!
聡美
大丈夫?
もう吐いちゃいな?
愛佳
ダメ〜
(愛佳は船尾へ行きう海に向かってリバース
した。)
詩織
(詩織は愛佳の背中をさすって上げる)
まったく、まなっちは軟弱過ぎるよ。
愛佳
まさかこんなに船酔いするとは思わなかったの!
美穂
イルカ達が方向転換した!
梨沙
イルカの群れを追って下さいですの!
──────────────────
クルーザーは急に方向転換をした時、
大きな波を乗り越えた時クルーザーは
大きく揺れた。
愛佳は船尾いたが、その激しい揺れに
耐えきれずに海へ落ちてしまった。!
とっさ詩織が手を差し伸べるが?
──────────────────
愛佳
きゃっ!
うそ!
詩織
まな!
梨沙!止めて!
まなが落ちた!
梨沙
クルーザーは急停止はできないですの!
聡美
まな!
春菜
まなみん!
詩織
もうあんなに遠くに!
聡美
早く急旋回して戻って!
全員が愕然とする。
愛佳
服が重い、苦し
沈む!
助けて!
もう、駄目!
わたし死ぬのかな?
(意識がなくなり暗闇の中へ)
春菜
まなみーん!
聡美
まな!
詩織
まな!
愛佳
死にたくない!
助けて!
──────────────────
次回
第34章
「夢と現実の中で?」
聡美
嘘でしょう?
主人公が?
まさか、これで終わり?
次回のタイトが気になると思いませんか?
夢と現実の中で?
どうなるの愛佳は?
ビックリする内容に変わります。
お楽しみにね。
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