おっさん小説家への道

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恋のメロディ第十九話

「今日の夕飯は肉じゃがだよ」
「やった〜、大好物だよ」
本当に千恵は、俺の好物ばかり作ってくれる。リビングに降りると、すでにテーブルの上に料理が並べられていた。
「美味しそう、いただきます」
はしで一口つまんで口にほうばり、すぐにご飯をかき込む。
「うん、上手い」
「そんなに慌てて食べないで、もっとゆっくりと食べなさい」
千恵に叱られてしまった。
「だって、美味しいんだもん」
「ふふ、ありがとう」
さっきまでの心配して元気の無かった千恵とは違い、今は、いつも通りの優しくて面倒見のいい千恵だ。
「それでね、由美達とのバーベキューの話なんだけど、ゴールデンウィークにやろうと思うけど淳大丈夫かな?」
「大丈夫だと思うよ。バーベキュー何人位でやるの?」
「私の大学の友達が三人で、後、私と淳だよ」
「そっか〜、俺が知らない人が三人か」
「大丈夫だよ。みんな話しやすいから心配しないで、すぐに仲良くなれるよ」
「そこは千恵の友達だから心配していないんだけどね、お酒飲むの?」
「私は、運転だから飲まないけど、友達の内二人はもう誕生日きてるからお酒飲むと思うよ」
ゴールデンウィークということは千恵も誕生日を迎えていて、お酒が飲める年になっているので、一応聞いてみた。
「場所はどこでやるの?」
「場所はね、キャンプ場内にバーベキューできる所があるんだって、道具も揃っていて、食材の持ち込みだけで、大丈夫みたいだよ。あと、川も流れてるんだって。」
「道具揃っているなら便利でいいね。あと、川があるのか〜」
「淳、今エッチな想像したでしょ?心配。まだ寒くて川で泳げないから由美達の水着姿は、見れないよ」
一瞬で、千恵に俺の心の中を見透かされてしまった。
「そんなこと思ってないよ。ただ水着姿見れたらラッキーだなって思っただけ」
「ほら、やっぱり心配。そんなに水着姿見たいなら私今、車に水着持ってきてるから淳に見せてあげるね。ちょっと待ってて。」
そう言うと千恵は玄関を出ていった。しばらくして戻って来て、脱衣所に向かう。少し時間がたちリビングに戻って来た。
「どうかな?似合ってる?」
そこには水着姿の千恵がいた。千恵は白い肌を露わにして、ほどほどに成長した胸、スレンダーながらも、程よくついた筋肉、本当に可愛くて綺麗だ。
「凄く似合ってるよ」
「本当にありがとう。ちょっと恥ずかしいかな、この水着買ったばっかりなんだ、どうかな?」
「凄くいいよ、可愛くってセクシーだよ」
「良かった。この水着、淳に見せたくって、夏になったら海とかプールに行こうね」
「いいね。俺も水着買わないとね」
「じゃあ私、着替えて来るね?」
せっかくの千恵の水着姿がちょっと勿体なく感じて、
「あっ、もうちょっとそのままでいてくれると嬉しいかな。あと、写真撮っていい?」
「恥ずかしいけどいいよ」
すぐに俺は、デジカメを取り出し千恵の水着姿を撮りまくる。
「あと、せっかく水着着ているんだから一緒にお風呂入らない?」
千恵は顔を赤くしながら、
「淳が、一緒に入りたいって言うならいいよ」
やった。すぐに片付けをして千恵と一緒にお風呂に入った。
「初めてだね、一緒にお風呂に入るの」
「そうだね、ちょっと恥ずかしいかな」
二人のお風呂の時間は、あっとゆう間に終わりお風呂から上がった。
「いいお湯だったね」
「そうだね、淳がエッチな目でずっと見てた」
「可愛くってね」
お風呂上がりとゆうこともあり、千恵の顔は真っ赤になっていた。しばらくリビングでテレビを二人で見ながら、ゆっくりとしていると、千恵が帰る時間になってしまった。
「じゃあ、私明日大学だから帰るね」
「分かった、寂しいけどしょうがないね」
「うん、淳も学校頑張ってね」
そう言うと千恵は帰って行った。
「明日千恵の誕生日プレゼント買いに行かないとな」
そう思いながら、千恵の水着姿を思いながら眠りにつくのであった。
翌日、学校も終わり誕生日プレゼントを買いにショピングモールまで来た。ジュエリーショップに向かうと、
「いらっしゃいませ」
店員が元気に挨拶をしてきた。ショーケースを指さし、
「あのぉ、このネックレスが欲しいんですけど」
「このネックレスですね」
そう言うと店員はネックレスをショーケースの中から取り出した。
「こちらの商品本当に人気で、彼女にプレゼントですか?」
「はい、そうです。プレゼントなので包んでもらえますか?」
「そうなんですか、彼女喜びますよ。ちょっと待ってくださいね。今包みますので」
会計を済ませて、しばらくすると店員が紙袋を持ってこっちに来た。
「お待たせしました。本日はありがとうございました。頑張ってくださいね」
紙袋を受け取り、家に帰ろうとすると、後ろから元気のいい声が聞こえた。
「先輩〜何やってるんですか〜」
げっ、安井だ。
「買い物だよ」
「私も買い物なんです。ちょうど良かった、先輩ちょっと付き合ってください」
そう言うと安井は腕を掴み無理やり引っ張る。しょうがないので買い物に付き合うことにした。



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