おっさん小説家への道

MEI

恋のメロディ第七話

一晩たち、今日もめざましの音で目覚める。
「は〜あ、今日も学校かだるいな。今日行けば休みだから後一日頑張るか」
ぼそっと言うと朝の準備を始める。今日の朝食は昨日の残りのカレーだ。テレビを見ながら食べているとメールがきた。内村からだ。
「絶対北海道だからね!!」
なんのことが分からなかったが家を出る時間がせまっていたので、とりあえず会ってから聞けばいいと思いスルーし駅に向かった。駅に着いたら内村とももがいた。
「おはよう」
そう言うと電車に乗り込んだ。
「そういえば内村さっきのメールなんだったの?」
「なんだったじゃないでしょ!も〜今日は、修学旅行の行き先決める日でしょ」
内村が興奮して言う。
「やっぱり忘れてる」
ももが呆れた顔をしている。そうだったうちの学校では、修学旅行の行き先を生徒が、北海道、京都、沖縄、の3つの中から決められるのだ。決められるとゆってもまずクラスごとに決めその後に全クラスの多数決で行き先が決定されるシステムだ。
「うん、ごめん忘れていた。今日だっけ」
「今日だっけじゃないでしょ。あたしがメールしなかったらどうなっていたことか」
「でも俺に言ったって2年全員だろ」
「そうなんだよね。でも北海道派か沖縄派に分かれるんだよね」
そうなのか俺の知らない所でこんなに盛り上がっていたのか。
「知らなかったでしょ」
「水谷君友達いないもんね」
ももがぐさっと辛いことを言う。
「あたしの友達は北海道が多い」
「私の友達も北海道が多いかな。何人か沖縄がいいって言ってる子もいるけど説得している」
話しを聞いていると凄いことになっているんだなあ。ここ数日、俺全く修学旅行の話しされなかったぞ。
「そうゆうことで水谷は北海道よろしくね。絶対だからね」
「分かったよ」
会話をしているうちに学校に到着した。クラスに行くとやっぱり修学旅行の話しで盛り上がっていた。俺は話題に乗れていないのが心配になり進に声をかけてみた。
「おはよう進」
「おはよう水谷、どうした」
「あのさ、修学旅行どこにするか決めた?」
「なんだその話しか、決まってるよ」
「なんで、相談とか無かったじゃん」
「相談も何も昨日遊びに行こうって誘っただろ。そのついでに皆んなで話し合って行き先決めたんだよ」
「そっかぁ、昨日は都合悪かったからなぁ」
「そうだよ、攻略で忙しかったんだろ」
「攻略だけじゃないんだけど」
「で、俺達は北海道に決まったんだけど水谷はどうする?」
「俺も北海道がいいかな」
「じゃあ決まりな。一緒の行き先で良かったよ」
そう言うとチャイムが鳴り朝のホームルームの時間になり、進は席に戻っていった。

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