魔法外科医は癒やし系少年
涼波ハルカの喪失-32 ☸ リリスの訪問
=== ✽ ✽ ✽ ===
週末、ロビの屋敷にリリスがやってきた。王立学院の教授用宿泊施設からは三キロほど、馬車に乗るほどでもないので、リリスは歩いてきた。
「ティラーナ教授、よくおいで下さいました。紹介します。召使いのウグルス、ダリア、そしてハルカです」
ウグルスたちはリリスに一礼した。
「そして、この子たちはククとココです」
「まあ、可愛い、ブラックキャットね。撫でても大丈夫かしら」
「はい、どうぞ」
リリスはうれしそうにダークキャットを撫で始めた。
(本当はブラックキャットじゃないんだけど。リリスは魔石獣探しとかしないのかな)
「ダリア、僕の部屋にハーブティーを持ってきてくれる?あと、午前中は僕の部屋に入らないでいてくれるかな。ティラーナ教授とハルカの国のことを調べるから」
「わかりました。でも、くれぐれも爆発するようなことは……」
「ダリア、ティラーナ教授が魔法を使うんだから、失礼だよ」
「ティラーナ教授、申し訳ありませんでした。ロビ様から指示いただいたものはすべて部屋に用意しております」
「構いませんよ、ダリア」
「あ、ウグルス、昼食はいつもの時間で」
「はい、かしこまりました」
ロビはリリスを自分の部屋に案内した。ハルカも一緒だ。
「ねえ、ロビ、爆発ってなんなの?」
「この屋敷に工房があって、僕が実験中に時々爆発させちゃうことがあるんです」
「あなた、錬金術でもやっているの?今日は大丈夫よね?」
「今日は工房じゃなくて自分の部屋なので、危険物は全くありません。安心して下さい」
「そう。うふふ、実は新しい魔法式を導入してきたの」
「なんか、嫌な予感がします」
「一時間だけ視力を失う魔法よ。しかも、発動したら発動者の手を離れるの」
「何か副作用とかないんでしょうね?」
「大丈夫よ。昨日、私の研究室に尋ねてきた者に使ってみたわ」
「リリス、あのですね……」
いつもはソファの前にテーブルが置いてあるが、テーブルともうひとつのソファは部屋の隅に移動され、大きな布の上に、大量の薪、脂の入った壺、そして水の入った大きなたらいが二つおいてある。
ドアをノックする音がした。
「どうぞ」
「ロビ様、ハーブティーをお持ちしました。デスクの方でよろしいですか?」
「うん、お願い」
ダリアはポットとマグカップを三つ置くと、ロビの耳に顔を近づけた。
「くれぐれも危険なことはなさらないように」
「大丈夫、今日は絶対大丈夫だから。ね?」
ダリアは少々心配そうな表情をしたまま、ロビの部屋を出た。
「あなたがハルカね、私はリリス=ティラーナよ。言葉はわかるのかしら?」
「今は、ネネ、言葉、わかる」
「じゃあ、ネネと呼んだ方がいいかしら?」
「ハルカ、希望する。アタシ、ハルカ、好き」
「リリス、ネネという名前は奴隷商が付けた名前なので、ハルカと呼んだ方が喜びます」
「ハルカ、今日はよろしくね。私たちだけの時はリリスでいいわ。ロビ、もう説明はしてあるのかしら」
「一通りの事は説明しています。それから、意識共存についても了承を得ています」
「後は、身体の中のハルカ次第ね。ロビはどんな話をするのかもう考えたの?」
「はい。でも目が見えないのは不安です。医療現場で患者を励ます時、目を見たりするのはとても大事ですから」
「そうね、でも、私が裸を見られるかもって思うと魔法の発動に失敗しちゃうかもしれないし」
「僕のことを召使いと思ってみてください。どうでしょう?リリス様」
「私の周りに男性の召使いはいなかったの」
「じゃあ、奴隷とか」
「ごめんなさい、無理」
「わかりました」
リリスはハーブティーを半分ほど飲むと、ソファから立ち上がりマグカップをデスクに置いた。
「美味しいハーブティーね」
「はい、ウォレサレル家、あ、メイアの家で売っているものです」
「へえ、今度、私も訪ねてみるわ。じゃあ、まず、ここに座って」
「はい」
「眩暈を感じるかもしれないから、一応ね。じゃあ、詠唱を始めるわ。『落ちた光すら届かぬ闇の精霊イダトよ、この者の光を奪い儚い内なる光も奪い取り、闇の恐怖を与えたまえ、視覚遮蔽』」
「あ、真っ暗になりました。リリス、今の詠唱、昨日もしたんですか?」
「そうよ、小声だけど」
「趣味の悪い詠唱ですね。聞こえていたら、絶対に呪いと勘違いされます。でも、今度、僕にも教えてください」
「そう言うと思って、写しを持って来たわ。後であげるわよ」
「ありがとうございます。大切にします」
「じゃあ、二人とも服も脱いでね」
「はい」
=== ✽ ✽ ✽ ===
三人とも服を脱ぎ始めたが、ロビは少々困った事態になっていた。
(リリスが服を脱いでいる音を聞いていたら、ちょっと興奮してきちゃった)
「リリス、僕の裸、あまり見ないようにしてもらっていいですか?」
「どうしたの?最初から見るつもりはないから大丈夫よ」
「じゃあ、失礼します」
ロビは、最後の下着も下に降ろした。
「ちょっとロビ、何よそれ?」
「リリス、本当は僕の裸を見ているんじゃないんですか?」
「み、み、見ていないわよ」
(うわ、気まずい。ハルカは大丈夫かな?)
「リリス、ハルカは服をちゃんと脱げましたか?」
「上着とブーツは脱いだけど、なんか、脱ぎ方がわからないみたい」
「ハルカ、僕の前に立ってくれる?」
「はい」
ロビは手探りでハルカの位置を確認した。
「ロビ、手つきがいやらしいわよ」
「リリス、そんなこと言わないでください。本当に見えないんですから」
「ロビ様、大きい。したい、ですか?」
「ハルカ、ちょっと黙っていてね」
「ロビ、ハルカ、今、なんて言ったの?」
「なんでもないです」
(えっと、まずはスカートの後ろのリボンをほどいて)
ストンとスカートが下に落ちた。
「ロビ、ハルカ、下着付けていないわよ。まさか、あなたの趣味じゃないでしょうね?」
「狼獣人族は、今、発情期で、下着を履いているとすぐに汚れてしまうため履いていないだけです」
「わかったわ。でも、シャツの前にスカートを先に脱がすのは、その、なんていうか、いやらしい感じがするわ」
「同感ですが、このシャツは裾をスカートの中に入れるので、この順番になります」
ロビは、手探りでハルカのシャツを脱がした。
「私、獣人と会うの、初めてなの。まさか裸まで見れちゃうなんて。ヒト族と変わらないのね」
「ウリシア王国では、表向き、獣人はいないことになっていますからね」
「リリス様、きれい」
リリスとハルカはお互いの裸を見ているようだ。
「ヒト族との違いは、耳、尻尾、それにうなじの下まで毛が生えているぐらいです」
「ロビ、あなた、詳しいのね。見たの?」
「一応、魔法外科医ですから」
「あら、耳、思ったより軟らかいのね。本当だ、髪の毛を伸ばしているだけじゃなくて、うなじにも毛が生えているのね。尻尾はふさふさして触ると気持ちいいわ」
「リリス、不要なお触りは厳禁です」
「え、どうして?」
ロビは手探りでハルカのスカートを探し、ポケットから布を取り出した。
「ハルカ、少し足を広げて」
「はい」
「ちょっと、あなた……」
「は、あっ」
ロビは布でハルカの股間の拭き、布をリリスの声がする方に見せた。
「発情期なので、敏感なところを触るとすぐにこうなっちゃうんです。リリス、責任取ってください」
「え?どうやって?責任って……でも、どうしてロビが拭くの?ハルカが自分で拭けばいいじゃない」
「獣人族には拭く習慣がないんです。習慣化するには時間がかかります」
「わ、わかったわ。で、責任って、何をすればいいのかしら」
「まず、ハルカを抱きしめてあげてください」
「え?こ、こう?」
「見えないのでわかりません」
(視覚共有したら見えるけど、それはずるいよね)
「ハルカの皮膚って、ヒト族の皮膚とはちょっと違うのね」
「リリス様、気持ちいい。アタシ、リリス様、好き」
「次はハルカの股間を触ってあげてください」
「え?その、こ、股間を触るの?」
「構造はヒト族と同じです。リリスも自分で触ったことあるでしょう?」
「無いわ」
「自白魔法を使っていいですか?僕は導入済みです」
「……あるわ」
リリスはためらいながら答えた。
「突起を触りながら指を……リリスなら二本ぐらい」
「だ、大丈夫なの?」
「大丈夫ですが、もし爪が長かったりしたらダメです。大丈夫ですか?リリス、何事も経験です」
「わかったわ。何事も経験よね」
「指の第二関節を曲げた辺りと、外側を一緒に刺激してあげてください」
「こ、こうかしら」
「リリス様、とても気持ちいい」
「あとはハルカの反応を見ながら五分ぐらい、がんばってください」
「きゃっ」
「リリス、どうしましたか?」
「ハルカに顔を舐められたの」
「それは獣人族の習性です。応えてあげてください」
(うぅ、今、どんな状況なんだろう?見たい、見たい、でも見えない)
「ところでロビ、自白魔法、私にも教えてくれないかしら」
「自白魔法なんてありません。さっきのは『自白させる魔の方法』です」
「もう、ロビったら!『発射白墨』」
「おっと!」
ロビは魔力の活性化を感じて避けた。壁に何かがぶつかる音がした。
「あなた、本当は目が見えているでしょ」
「え、何がですか?」
「なんでもありません」
(まさかリリス、僕のことを殺そうとしたんじゃ……)
不安で先ほどまで元気だった股間も垂れ下がるロビであった。
週末、ロビの屋敷にリリスがやってきた。王立学院の教授用宿泊施設からは三キロほど、馬車に乗るほどでもないので、リリスは歩いてきた。
「ティラーナ教授、よくおいで下さいました。紹介します。召使いのウグルス、ダリア、そしてハルカです」
ウグルスたちはリリスに一礼した。
「そして、この子たちはククとココです」
「まあ、可愛い、ブラックキャットね。撫でても大丈夫かしら」
「はい、どうぞ」
リリスはうれしそうにダークキャットを撫で始めた。
(本当はブラックキャットじゃないんだけど。リリスは魔石獣探しとかしないのかな)
「ダリア、僕の部屋にハーブティーを持ってきてくれる?あと、午前中は僕の部屋に入らないでいてくれるかな。ティラーナ教授とハルカの国のことを調べるから」
「わかりました。でも、くれぐれも爆発するようなことは……」
「ダリア、ティラーナ教授が魔法を使うんだから、失礼だよ」
「ティラーナ教授、申し訳ありませんでした。ロビ様から指示いただいたものはすべて部屋に用意しております」
「構いませんよ、ダリア」
「あ、ウグルス、昼食はいつもの時間で」
「はい、かしこまりました」
ロビはリリスを自分の部屋に案内した。ハルカも一緒だ。
「ねえ、ロビ、爆発ってなんなの?」
「この屋敷に工房があって、僕が実験中に時々爆発させちゃうことがあるんです」
「あなた、錬金術でもやっているの?今日は大丈夫よね?」
「今日は工房じゃなくて自分の部屋なので、危険物は全くありません。安心して下さい」
「そう。うふふ、実は新しい魔法式を導入してきたの」
「なんか、嫌な予感がします」
「一時間だけ視力を失う魔法よ。しかも、発動したら発動者の手を離れるの」
「何か副作用とかないんでしょうね?」
「大丈夫よ。昨日、私の研究室に尋ねてきた者に使ってみたわ」
「リリス、あのですね……」
いつもはソファの前にテーブルが置いてあるが、テーブルともうひとつのソファは部屋の隅に移動され、大きな布の上に、大量の薪、脂の入った壺、そして水の入った大きなたらいが二つおいてある。
ドアをノックする音がした。
「どうぞ」
「ロビ様、ハーブティーをお持ちしました。デスクの方でよろしいですか?」
「うん、お願い」
ダリアはポットとマグカップを三つ置くと、ロビの耳に顔を近づけた。
「くれぐれも危険なことはなさらないように」
「大丈夫、今日は絶対大丈夫だから。ね?」
ダリアは少々心配そうな表情をしたまま、ロビの部屋を出た。
「あなたがハルカね、私はリリス=ティラーナよ。言葉はわかるのかしら?」
「今は、ネネ、言葉、わかる」
「じゃあ、ネネと呼んだ方がいいかしら?」
「ハルカ、希望する。アタシ、ハルカ、好き」
「リリス、ネネという名前は奴隷商が付けた名前なので、ハルカと呼んだ方が喜びます」
「ハルカ、今日はよろしくね。私たちだけの時はリリスでいいわ。ロビ、もう説明はしてあるのかしら」
「一通りの事は説明しています。それから、意識共存についても了承を得ています」
「後は、身体の中のハルカ次第ね。ロビはどんな話をするのかもう考えたの?」
「はい。でも目が見えないのは不安です。医療現場で患者を励ます時、目を見たりするのはとても大事ですから」
「そうね、でも、私が裸を見られるかもって思うと魔法の発動に失敗しちゃうかもしれないし」
「僕のことを召使いと思ってみてください。どうでしょう?リリス様」
「私の周りに男性の召使いはいなかったの」
「じゃあ、奴隷とか」
「ごめんなさい、無理」
「わかりました」
リリスはハーブティーを半分ほど飲むと、ソファから立ち上がりマグカップをデスクに置いた。
「美味しいハーブティーね」
「はい、ウォレサレル家、あ、メイアの家で売っているものです」
「へえ、今度、私も訪ねてみるわ。じゃあ、まず、ここに座って」
「はい」
「眩暈を感じるかもしれないから、一応ね。じゃあ、詠唱を始めるわ。『落ちた光すら届かぬ闇の精霊イダトよ、この者の光を奪い儚い内なる光も奪い取り、闇の恐怖を与えたまえ、視覚遮蔽』」
「あ、真っ暗になりました。リリス、今の詠唱、昨日もしたんですか?」
「そうよ、小声だけど」
「趣味の悪い詠唱ですね。聞こえていたら、絶対に呪いと勘違いされます。でも、今度、僕にも教えてください」
「そう言うと思って、写しを持って来たわ。後であげるわよ」
「ありがとうございます。大切にします」
「じゃあ、二人とも服も脱いでね」
「はい」
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三人とも服を脱ぎ始めたが、ロビは少々困った事態になっていた。
(リリスが服を脱いでいる音を聞いていたら、ちょっと興奮してきちゃった)
「リリス、僕の裸、あまり見ないようにしてもらっていいですか?」
「どうしたの?最初から見るつもりはないから大丈夫よ」
「じゃあ、失礼します」
ロビは、最後の下着も下に降ろした。
「ちょっとロビ、何よそれ?」
「リリス、本当は僕の裸を見ているんじゃないんですか?」
「み、み、見ていないわよ」
(うわ、気まずい。ハルカは大丈夫かな?)
「リリス、ハルカは服をちゃんと脱げましたか?」
「上着とブーツは脱いだけど、なんか、脱ぎ方がわからないみたい」
「ハルカ、僕の前に立ってくれる?」
「はい」
ロビは手探りでハルカの位置を確認した。
「ロビ、手つきがいやらしいわよ」
「リリス、そんなこと言わないでください。本当に見えないんですから」
「ロビ様、大きい。したい、ですか?」
「ハルカ、ちょっと黙っていてね」
「ロビ、ハルカ、今、なんて言ったの?」
「なんでもないです」
(えっと、まずはスカートの後ろのリボンをほどいて)
ストンとスカートが下に落ちた。
「ロビ、ハルカ、下着付けていないわよ。まさか、あなたの趣味じゃないでしょうね?」
「狼獣人族は、今、発情期で、下着を履いているとすぐに汚れてしまうため履いていないだけです」
「わかったわ。でも、シャツの前にスカートを先に脱がすのは、その、なんていうか、いやらしい感じがするわ」
「同感ですが、このシャツは裾をスカートの中に入れるので、この順番になります」
ロビは、手探りでハルカのシャツを脱がした。
「私、獣人と会うの、初めてなの。まさか裸まで見れちゃうなんて。ヒト族と変わらないのね」
「ウリシア王国では、表向き、獣人はいないことになっていますからね」
「リリス様、きれい」
リリスとハルカはお互いの裸を見ているようだ。
「ヒト族との違いは、耳、尻尾、それにうなじの下まで毛が生えているぐらいです」
「ロビ、あなた、詳しいのね。見たの?」
「一応、魔法外科医ですから」
「あら、耳、思ったより軟らかいのね。本当だ、髪の毛を伸ばしているだけじゃなくて、うなじにも毛が生えているのね。尻尾はふさふさして触ると気持ちいいわ」
「リリス、不要なお触りは厳禁です」
「え、どうして?」
ロビは手探りでハルカのスカートを探し、ポケットから布を取り出した。
「ハルカ、少し足を広げて」
「はい」
「ちょっと、あなた……」
「は、あっ」
ロビは布でハルカの股間の拭き、布をリリスの声がする方に見せた。
「発情期なので、敏感なところを触るとすぐにこうなっちゃうんです。リリス、責任取ってください」
「え?どうやって?責任って……でも、どうしてロビが拭くの?ハルカが自分で拭けばいいじゃない」
「獣人族には拭く習慣がないんです。習慣化するには時間がかかります」
「わ、わかったわ。で、責任って、何をすればいいのかしら」
「まず、ハルカを抱きしめてあげてください」
「え?こ、こう?」
「見えないのでわかりません」
(視覚共有したら見えるけど、それはずるいよね)
「ハルカの皮膚って、ヒト族の皮膚とはちょっと違うのね」
「リリス様、気持ちいい。アタシ、リリス様、好き」
「次はハルカの股間を触ってあげてください」
「え?その、こ、股間を触るの?」
「構造はヒト族と同じです。リリスも自分で触ったことあるでしょう?」
「無いわ」
「自白魔法を使っていいですか?僕は導入済みです」
「……あるわ」
リリスはためらいながら答えた。
「突起を触りながら指を……リリスなら二本ぐらい」
「だ、大丈夫なの?」
「大丈夫ですが、もし爪が長かったりしたらダメです。大丈夫ですか?リリス、何事も経験です」
「わかったわ。何事も経験よね」
「指の第二関節を曲げた辺りと、外側を一緒に刺激してあげてください」
「こ、こうかしら」
「リリス様、とても気持ちいい」
「あとはハルカの反応を見ながら五分ぐらい、がんばってください」
「きゃっ」
「リリス、どうしましたか?」
「ハルカに顔を舐められたの」
「それは獣人族の習性です。応えてあげてください」
(うぅ、今、どんな状況なんだろう?見たい、見たい、でも見えない)
「ところでロビ、自白魔法、私にも教えてくれないかしら」
「自白魔法なんてありません。さっきのは『自白させる魔の方法』です」
「もう、ロビったら!『発射白墨』」
「おっと!」
ロビは魔力の活性化を感じて避けた。壁に何かがぶつかる音がした。
「あなた、本当は目が見えているでしょ」
「え、何がですか?」
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