魔法外科医は癒やし系少年
涼波ハルカの喪失-24 ☸ ハルカの初陣
=== ✽ ✽ ✽ ===
ロビとハルカは密猟者に気付かれないよう、山頂側からブルフィグトへ近づいた。
(『展開鎮静空間』、うっ)
<ゆっくり近づくよ>
<今のは何ですか?>
<これは医療魔法で、興奮を鎮める魔法だよ。僕は痛いけど>
小さなブルフィグトと大きなブルフィグトが血を流して倒れており、小さなブルフィグトは動いていなかった。大きい方はもがいている。少し離れたところに数頭のブルフィグトが身をひそめるように立っていた。
<ひどい……>
<ブルフィグトは死期が近づいた仲間がいると、魔能力で感じて集まる習性があるんだ。密猟者たちは、それを待っているんだと思う>
ロビとハルカは、倒れている二頭のブルフィグトにゆっくりと近づいた。魔法のおかげか、周囲にいるブルフィグトも敵対心を出すことはなく、おとなしくしている。
(まずは痛みを止めないと)
ロビは倒れている二頭に両手を近づけた。
(『発動麻酔睡眠』……痛てて、この魔法、麻酔なのに発動する時、自分に痛みが走るのはなんとかならないかな。後は、これも痛いんだよな、覚悟を決めて、『発動滅菌空間』、痛っ」)
もがき苦しんでいる大きなブルフィグトの動きが停まった。
<ロビ様?>
<大丈夫、二頭に麻酔をかけた。これで二時間ほどは眠ったままだよ>
<麻酔が切れたらどうするんですか?>
<ん?もう一回かけるだけだよ>
「大丈夫だからね、今、止血してあげるから。まだ心臓は動いている。治癒できるよ」
ロビはそう言うと、まずは小さい方のブルフィグトのそばにしゃがみ、治療を始めた。たくさんの小さな魔方陣が現れ、ブルフィグト腹を開き、体内の傷ついている箇所をどんどん治療していった。
<あ、ハルカ、僕のバッグから水筒とビスケット、あとジャーキーを出して>
<はい。これをどうするのですか?>
<ハルカはハーブティーを飲みながらビスケットとジャーキーを食べて>
<あの……どういうことですか?>
<これから戦いになると思う。食べれる時に食べておかないと>
<あの、それ、『腹が減っては戦はできぬ』ですか?>
<ハルカ、うまいこと言うね。とにかく食べて>
<はい、わかりました>
(うーん、とりあえず小さい方はこれで大丈夫。体内は汚れていないから洗浄は不要……)
ハルカの表情は曇っていた。
<ハルカ、どうしたの?大丈夫?>
<大丈夫です。ただ、手術を見ながらジャーキーを食べていたら複雑な気分になって>
<そうだね。僕達は肉も食べるし、食肉になりそうなブルフィグトの命も助けているね>
続いて大きいブルフィグトの治療に取り掛かった。
(うわ、矢の数が多い。しかも魔法が付与されていたっぽいな。ちょっと厄介そうだ)
ロビはブルフィグトの腹を一旦切り開き、慎重に矢じりを取り除き始めた。
<出血は止まったけど、ちゃんと治療するのに一時間は必要かな>
<助かるんですね!良かったです>
<あ、ハルカ、今、あいつら広域生体反応で探索した。かなり腕のいい魔道士がいるな。たぶん、こっちに来る>
<どうしますか?>
<ハルカ、あいつらの後ろに回り込んで時間稼ぎしてくれるかな。派手に立ち回って警戒心さえ煽ってくれればいいよ>
<私にできますか?>
<聖蛇短剣を使えば大丈夫>
<わかりました>
<危険だと思ったら逃げていいから。その時は念話で呼びかけてね>
<はい>
ハルカは立ち上がると、腰に付けている聖蛇短剣を確認した。
<あと、バッグに黒い布が入っているから、それで顔を隠して。顔を見られると面倒だからね。あ、耳と尻尾も隠して>
ハルカは、マントの下に背負っていたバッグに、自分の尻尾を縛り付けた。そして、フードを被った。これで一見、ヒト族に見える。
<ロビ様、あたし、ちょっと怖いです。勇気をください>
<こっちにおいで>
ハルカは、口元に巻いた布を一旦外し、ロビとキスをした。
<あと、ララを召喚して上から見ているから、指示するね>
<よろしくお願いします>
<ハルカなら大丈夫。魔道士は中距離攻撃ができるから注意して。それから、弓矢にも気を付けて>
<はい。それでは行ってきます>
ロビは、山頂側に駆け上がっていくハルカを確認すると、ブルフィグトの治療を再開した。
=== ✽ ✽ ✽ ===
<ララ、悪いけど、また来てくれる?>
(『召喚、ララ』)
ロビのそばに、魔法陣と共にナイトホークが現れた。
<ララ、まず最初に言っておくけど、これは餌じゃないからね。わかった?>
ナイトホークはきょとんとした顔でロビを見た。
<今、ハルカが密猟団の方へ向かっている。密猟団の所へ行って上から見ていて。視覚共有する>
ナイトホークは翼を広げて飛びあがり、器用に木々のすき間を縫うように飛んで行った。ナイトホークは大型の魔石鳥獣だが、獲物は他の魔石鳥獣だけでなく森の中にいる小型の魔石獣も狙うため、小回りが利く。
<ハルカ、今、どのあたり?>
ロビはブルフィグトの治療をしながら、ハルカに念話で声をかけた。
<密猟団の後ろ側に回り込みました>
<耳を借りてもいい?>
<感覚共有ですね。どうぞ>
「今日はラッキーだな、既にブルフィグトが何頭も集まっているみたいだ」
「角と魔石を頂いて、血の匂いに誘われてきたヒエナの群れを一気に仕留める」
「ブルフィグトの角は高く売れるし、魔石も良質なやつを大量に持って帰れるな。ブルフィグトもヒエナも割と魔石がでかい」
(魔石?変だな、僕以外にも魔石を集めている奴がいるのかな?かなりヤバイや奴らかも)
ロビは、大量の魔石を収集するために、食肉業者からの魔石収集だけでなく辺境警備団から買い取ったり、偽名で冒険者ギルドに依頼を出していた。時には冒険者パーティーと一緒に魔石獣討伐に出かけている。
魔石には金銭的価値はないがガラスのように美しいので、形状によっては大きなものに美術品として値段が付くぐらいである。それでもガラスの十分の一以下の値段だ。
<ロビ様、どうしますか?>
<攪乱してしばらく足止めできればいい。魔道士が三人いるから、それ以外の奴らを三人以上、大怪我させればいいよ>
<……無理です。傷つけるのが怖いです>
<腕とか足を切るのもダメ?>
<はい>
ロビはブルフィグトの手術を続けながら、ハルカにかける言葉を探していた。
<じゃあ、聖蛇短剣の聖蛇を使おう。切断力ゼロにして、ハルカの得意な奴で。雷衝撃最強で痺れさせて行動不能にし、少しずつ後退させて>
<はい、わかりました>
<ただ、その場合、魔道士からも攻撃を受けることになる>
<どうしたらいいですか?>
<今、魔道士は密猟団の最後方にいるから、取りあえず、魔道士を後ろからかぶっ叩いて、一旦、密猟団の中央を突破して先頭側に回り込んで>
<はい>
<そして、魔道士が中距離攻撃できないよう、他の密猟者の影になるように動くんだ>
<わかりました>
<あと、弓を持っている奴が二人いるから、弓の弦を切ってくれるかな>
<はい、それなら行けそうです>
<ララ、視覚共有するね。もうちょっと後ろの木に移動してくれる?ああ、そこでいいよ。ちゃんと目を離さずに見ていてね>
=== ✽ ✽ ✽ ===
ハルカは岩から飛び降りながら、まずは杖を持った魔道士らしき服装をした男の首元に、聖蛇短剣の棟で打ち込んだ。いわゆる峰打ちである。
男は声を出す間もなく倒れ、地面でもがき苦しんだ。
(お、ハルカ、やるね。さすが暗殺者、接近戦はいける。あと魔道士二人、お、いいねいいね)
ハルカは間髪入れず、さらにもう二人の魔道士を聖蛇短剣で殴り倒し、続いて密猟団の中央を走り抜けながら二人の男が持つ弓の弦を切った。
<ロビ様、ラノベのように気絶しません。もがき苦しんでいます。大丈夫ですか?>
<うん、大丈夫大丈夫。ちょうどよく気絶させるのは難しいよ。顎を横から殴った時ぐらいかな。もう先頭に出ていいよ>
<わかりました>
ハルカは集団の先頭に出ると、聖蛇短剣の柄頭を回し、柄頭側に付いているリングも回した。
聖蛇短剣の刀身が編んだ布がほどけるようにバラバラになり、十メートルほどのリボン状になった。ハルカが刀身の根元から五十センチほどのところを左手で持って引っ張ると、その部分は棒のように固定された。
「なんだ、その武器は?」
(ふふーん、その古代魔道具《アーティファクト》は見たことないだろ、ハルカの技はすごいよ、僕だって防ぎきれない)
ロビはハルカの耳を通して密猟団の声を聞いていた。
ハルカが聖蛇短剣のグリップにある宝石を押すと、刀身を取り巻くように放電のような発光現象が始まった。
そして大きく、かつ繊細に振りかぶると、聖蛇短剣の刀身は、舞うように空間に波を描き、時には円を描くようにしなやかに動き、触れる者にダメージを与えていった。
「おい、ちょっとこいつやばいぞ」
ハルカは、倒れた密猟者が起き上がるのを待ってさらにダメージを与え、密猟団をじわじわと後退させている。
(うん、ハルカ、いい感じいい感じ)
ロビとハルカは密猟者に気付かれないよう、山頂側からブルフィグトへ近づいた。
(『展開鎮静空間』、うっ)
<ゆっくり近づくよ>
<今のは何ですか?>
<これは医療魔法で、興奮を鎮める魔法だよ。僕は痛いけど>
小さなブルフィグトと大きなブルフィグトが血を流して倒れており、小さなブルフィグトは動いていなかった。大きい方はもがいている。少し離れたところに数頭のブルフィグトが身をひそめるように立っていた。
<ひどい……>
<ブルフィグトは死期が近づいた仲間がいると、魔能力で感じて集まる習性があるんだ。密猟者たちは、それを待っているんだと思う>
ロビとハルカは、倒れている二頭のブルフィグトにゆっくりと近づいた。魔法のおかげか、周囲にいるブルフィグトも敵対心を出すことはなく、おとなしくしている。
(まずは痛みを止めないと)
ロビは倒れている二頭に両手を近づけた。
(『発動麻酔睡眠』……痛てて、この魔法、麻酔なのに発動する時、自分に痛みが走るのはなんとかならないかな。後は、これも痛いんだよな、覚悟を決めて、『発動滅菌空間』、痛っ」)
もがき苦しんでいる大きなブルフィグトの動きが停まった。
<ロビ様?>
<大丈夫、二頭に麻酔をかけた。これで二時間ほどは眠ったままだよ>
<麻酔が切れたらどうするんですか?>
<ん?もう一回かけるだけだよ>
「大丈夫だからね、今、止血してあげるから。まだ心臓は動いている。治癒できるよ」
ロビはそう言うと、まずは小さい方のブルフィグトのそばにしゃがみ、治療を始めた。たくさんの小さな魔方陣が現れ、ブルフィグト腹を開き、体内の傷ついている箇所をどんどん治療していった。
<あ、ハルカ、僕のバッグから水筒とビスケット、あとジャーキーを出して>
<はい。これをどうするのですか?>
<ハルカはハーブティーを飲みながらビスケットとジャーキーを食べて>
<あの……どういうことですか?>
<これから戦いになると思う。食べれる時に食べておかないと>
<あの、それ、『腹が減っては戦はできぬ』ですか?>
<ハルカ、うまいこと言うね。とにかく食べて>
<はい、わかりました>
(うーん、とりあえず小さい方はこれで大丈夫。体内は汚れていないから洗浄は不要……)
ハルカの表情は曇っていた。
<ハルカ、どうしたの?大丈夫?>
<大丈夫です。ただ、手術を見ながらジャーキーを食べていたら複雑な気分になって>
<そうだね。僕達は肉も食べるし、食肉になりそうなブルフィグトの命も助けているね>
続いて大きいブルフィグトの治療に取り掛かった。
(うわ、矢の数が多い。しかも魔法が付与されていたっぽいな。ちょっと厄介そうだ)
ロビはブルフィグトの腹を一旦切り開き、慎重に矢じりを取り除き始めた。
<出血は止まったけど、ちゃんと治療するのに一時間は必要かな>
<助かるんですね!良かったです>
<あ、ハルカ、今、あいつら広域生体反応で探索した。かなり腕のいい魔道士がいるな。たぶん、こっちに来る>
<どうしますか?>
<ハルカ、あいつらの後ろに回り込んで時間稼ぎしてくれるかな。派手に立ち回って警戒心さえ煽ってくれればいいよ>
<私にできますか?>
<聖蛇短剣を使えば大丈夫>
<わかりました>
<危険だと思ったら逃げていいから。その時は念話で呼びかけてね>
<はい>
ハルカは立ち上がると、腰に付けている聖蛇短剣を確認した。
<あと、バッグに黒い布が入っているから、それで顔を隠して。顔を見られると面倒だからね。あ、耳と尻尾も隠して>
ハルカは、マントの下に背負っていたバッグに、自分の尻尾を縛り付けた。そして、フードを被った。これで一見、ヒト族に見える。
<ロビ様、あたし、ちょっと怖いです。勇気をください>
<こっちにおいで>
ハルカは、口元に巻いた布を一旦外し、ロビとキスをした。
<あと、ララを召喚して上から見ているから、指示するね>
<よろしくお願いします>
<ハルカなら大丈夫。魔道士は中距離攻撃ができるから注意して。それから、弓矢にも気を付けて>
<はい。それでは行ってきます>
ロビは、山頂側に駆け上がっていくハルカを確認すると、ブルフィグトの治療を再開した。
=== ✽ ✽ ✽ ===
<ララ、悪いけど、また来てくれる?>
(『召喚、ララ』)
ロビのそばに、魔法陣と共にナイトホークが現れた。
<ララ、まず最初に言っておくけど、これは餌じゃないからね。わかった?>
ナイトホークはきょとんとした顔でロビを見た。
<今、ハルカが密猟団の方へ向かっている。密猟団の所へ行って上から見ていて。視覚共有する>
ナイトホークは翼を広げて飛びあがり、器用に木々のすき間を縫うように飛んで行った。ナイトホークは大型の魔石鳥獣だが、獲物は他の魔石鳥獣だけでなく森の中にいる小型の魔石獣も狙うため、小回りが利く。
<ハルカ、今、どのあたり?>
ロビはブルフィグトの治療をしながら、ハルカに念話で声をかけた。
<密猟団の後ろ側に回り込みました>
<耳を借りてもいい?>
<感覚共有ですね。どうぞ>
「今日はラッキーだな、既にブルフィグトが何頭も集まっているみたいだ」
「角と魔石を頂いて、血の匂いに誘われてきたヒエナの群れを一気に仕留める」
「ブルフィグトの角は高く売れるし、魔石も良質なやつを大量に持って帰れるな。ブルフィグトもヒエナも割と魔石がでかい」
(魔石?変だな、僕以外にも魔石を集めている奴がいるのかな?かなりヤバイや奴らかも)
ロビは、大量の魔石を収集するために、食肉業者からの魔石収集だけでなく辺境警備団から買い取ったり、偽名で冒険者ギルドに依頼を出していた。時には冒険者パーティーと一緒に魔石獣討伐に出かけている。
魔石には金銭的価値はないがガラスのように美しいので、形状によっては大きなものに美術品として値段が付くぐらいである。それでもガラスの十分の一以下の値段だ。
<ロビ様、どうしますか?>
<攪乱してしばらく足止めできればいい。魔道士が三人いるから、それ以外の奴らを三人以上、大怪我させればいいよ>
<……無理です。傷つけるのが怖いです>
<腕とか足を切るのもダメ?>
<はい>
ロビはブルフィグトの手術を続けながら、ハルカにかける言葉を探していた。
<じゃあ、聖蛇短剣の聖蛇を使おう。切断力ゼロにして、ハルカの得意な奴で。雷衝撃最強で痺れさせて行動不能にし、少しずつ後退させて>
<はい、わかりました>
<ただ、その場合、魔道士からも攻撃を受けることになる>
<どうしたらいいですか?>
<今、魔道士は密猟団の最後方にいるから、取りあえず、魔道士を後ろからかぶっ叩いて、一旦、密猟団の中央を突破して先頭側に回り込んで>
<はい>
<そして、魔道士が中距離攻撃できないよう、他の密猟者の影になるように動くんだ>
<わかりました>
<あと、弓を持っている奴が二人いるから、弓の弦を切ってくれるかな>
<はい、それなら行けそうです>
<ララ、視覚共有するね。もうちょっと後ろの木に移動してくれる?ああ、そこでいいよ。ちゃんと目を離さずに見ていてね>
=== ✽ ✽ ✽ ===
ハルカは岩から飛び降りながら、まずは杖を持った魔道士らしき服装をした男の首元に、聖蛇短剣の棟で打ち込んだ。いわゆる峰打ちである。
男は声を出す間もなく倒れ、地面でもがき苦しんだ。
(お、ハルカ、やるね。さすが暗殺者、接近戦はいける。あと魔道士二人、お、いいねいいね)
ハルカは間髪入れず、さらにもう二人の魔道士を聖蛇短剣で殴り倒し、続いて密猟団の中央を走り抜けながら二人の男が持つ弓の弦を切った。
<ロビ様、ラノベのように気絶しません。もがき苦しんでいます。大丈夫ですか?>
<うん、大丈夫大丈夫。ちょうどよく気絶させるのは難しいよ。顎を横から殴った時ぐらいかな。もう先頭に出ていいよ>
<わかりました>
ハルカは集団の先頭に出ると、聖蛇短剣の柄頭を回し、柄頭側に付いているリングも回した。
聖蛇短剣の刀身が編んだ布がほどけるようにバラバラになり、十メートルほどのリボン状になった。ハルカが刀身の根元から五十センチほどのところを左手で持って引っ張ると、その部分は棒のように固定された。
「なんだ、その武器は?」
(ふふーん、その古代魔道具《アーティファクト》は見たことないだろ、ハルカの技はすごいよ、僕だって防ぎきれない)
ロビはハルカの耳を通して密猟団の声を聞いていた。
ハルカが聖蛇短剣のグリップにある宝石を押すと、刀身を取り巻くように放電のような発光現象が始まった。
そして大きく、かつ繊細に振りかぶると、聖蛇短剣の刀身は、舞うように空間に波を描き、時には円を描くようにしなやかに動き、触れる者にダメージを与えていった。
「おい、ちょっとこいつやばいぞ」
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