魔法外科医は癒やし系少年
涼波ハルカの喪失-12 ☸ メイアの気持ち
=== ✽ ✽ ✽ ===
昨日は不機嫌でロビの隣に座らなかったメイアであるが、今日はあまり元気がなく、結局、窓際から、ロビ、カサリ、メイアの順番で座っている。
「お兄様、トルレイド教授、オトイク王国へ出張していなかったことがばれて、出張費の返還と半年間無給処分、さらに自費でオトイク王国に行って最新の歴史を学んでくることになったそうです」
「それ、きっとカサリの発言がきっかけだよ。不正を暴くきっかけになって偉いよ」
「あの、頭を撫でてもらっていいですか?」
「うん、よしよし」
「ありがとうございます」
今日の講義はまた歴史からである。歴史は治世科の科目のひとつであるが、全科、必須講義となっている。教壇に立っているのはトルレイド教授ではなく、美人教授のエルディム教授である。講義もそろそろ終わりに近づいたころ、エルディム教授はカサリの方を見た。
「カサリ=レヴェシデ、良かったら、オトイク王国における文明消失戦争以降の歴史見解について話してもらえないか?特に、戦争についてお願いしたい」
(そうだ、オトイク王国は、中央大陸西部で二千年以上続いている最高長寿国だ。これは興味深いな)
「わかりました。まず、文明消失戦争以降、大きな種族間戦争は起きていません。しかし、中央大陸西部では、三度の大きな国家間戦争がありました。最初は千二百年後、その次は千八百年後、二千四百年後です。文明が復活の兆しを見せたのは文明消失戦争の千年後です。その二百年後に大きな国家間戦争が起きました。興味深いのは、その後の戦争です。どちらも六百年後に起きています。そして、今、三度目の六百年が目前に近づいています」
講堂内の生徒がざわつき始めた。
「つまり、近々、大きな戦争が起きる可能性があると?」
「単なる偶然かもしれません。しかし、偶然でも二度となるとなんらかの理由があると考えるべきでしょう」
「なるほど、それは興味深い。君はどう考えているのかな?あら、講義終了の時間ね。カサリ、君の話は実に興味深い。また質問させてほしい」
「はい、知っていることであれば何でもお話致します」
「よろしく頼むわ」
カサリは椅子に座ると、ぼーっとしているメイアの左手を両手で掴んだ。メイアはカサリの顔を見た。カサリはメイアの手をゆっくり自分の方に引き寄せた。
(カサリ、なんかまた変なことを考えているような……)
メイアの手がほぼロビの辺りまで来たところで、カサリはいきなりメイアの手と自分の手でロビの股間の、それも下の方を掴んだ。
「カ、カサリ、どうしたの?」
メイアは何をさせられているのかわかっていないようだった。ロビもあまりにも突然の出来事で固まっている。
「メイア、男心を掴むには、まずは『袋』をしっかりと掴むことが大事です」
「え?もしかしてこれって」
メイアは表情を変えることなく左手をにぎにぎした。
(メイア、あの、その、そこ……)
メイアはやはり元気がない。手のひらを返してカサリの手を握り、ゆっくりと姿勢を戻した。
「カサリ、掴むのは玉袋じゃなくて胃袋と給料袋よ」
「でもまだ学生ですし、物理的に胃袋より玉袋の方が掴みやすいと思います」
「カサリ、ありがと。私にとって初めての体験だわ」
「メイア、大丈夫?」
いつもの元気が全くないメイアが心配になり、ロビは声をかけた。
「うん、大丈夫」
今日は何事もなく、一日が終わる……と思ったが、帰り際、メイアがロビを呼び止めた。
=== ✽ ✽ ✽ ===
メイアとロビは、一日の授業を終え、王立学院寮の談話室で向かい合って座っていた。テーブルにはハーブティーの入ったティーカップが二つおいてある。カサリは空気を察したのか、自室に戻っていた。
王立学院寮は、親族などの特別な関係ではなくても、受付で申請すればロビー奥にある談話室までは外部の人間でも入ることができる。
「メイア、どうしたの?今日は元気ないよ」
メイアはうつむいたまま、何も答えなかった。
ロビはメイアの実家を知っており、一度、魔法外科医として見学に行ったことがある。
メイアの実家は、多くの魔道士を抱える商人である。国外との商取引、販売、そしてオリジナル商品としては、高級宿向けのバスタブを売っている。このバスタブは、魔力によって『長時間保温』することができる。
古代魔道具解析情報には頼らずに独自開発したもので、魔力を注ぎ込むと数時間、お湯を一定の温度に保つ。
物質には、魔力の通りやすい物質と通りにくい物資が存在し、それぞれの代表的な物質である白銀とガラスを薄く加工したプレート、そして布を積層し、布に門外不出の製法で作った薬品をしみこませる。
これに魔力を注ぎ込むと数時間、バスタブの底面を温め続けるのである。発熱するのは薬品のしみ込んだ布で、定期的な交換が必要である。
ウォレサレル家は、バスタブを低価格で売り、魔力注入、そして発熱布の定期的な交換で大きな利益を得ていた。ウリシア国内でも支店を十店舗以上持ち、他国にも進出している。
ウォレサレル家で抱えている魔道士数は、各支店合計で千人を超える。これはウリシア王国に住んでいる魔法を使えるヒト族が約一万人であることと比較すると、驚異的な数である。
また、歴史も古く千年以上続いている一族でもあり、独自に運営する研究機関で様々な古代魔道具の解析もしているが、『魔法の平和的利用』というイメージを崩さないようにしている。
ロビは、メイアの向いではなく、メイアの横の椅子に移動した。そして自分のティーカップを手元に引き寄せた。メイアはロビにもたれかかった。
「ねえ、ロビ、私、王立学院に入学してから人前で泣いたの、昨日が初めてだったの。玉袋を握ったのも初めてだったけど」
「あの、メイア、言っている内容がかけ離れ過ぎて、どう反応していいのかわからないんですけど」
「ヒト族ってさ、何でか知らないけど、『三』って好きよね。三大貴族とか、競技会でも三位まで表彰されるとか」
「まあ、そうかもしれないね。掴む袋も三つだよね」
(ここはとにかく話を合わせておこう、うん)
「私さ、強気キャラじゃん。人前で泣くなんて思ってなくて、なんかすごくへこんじゃった」
「誰だってそんな時があるよ」
メイアは両手を膝の上で強く握りしめた。
(こういう時、『膝の上』って言うけど、実際には『太ももの上』だよな)
「私、中等部を卒業したら、アムヌグ王国の支店に勤めている幹部候補の貴族と結婚する予定なの。アムヌグ王国は古代魔道具が多く見つかっているから、経営以外にも研究をしたりする。そのために中等部に進学したの」
「そうなんだ。確か、アムヌグ王国って海のないところだっけ。あそこも魔法研究が進んでいるって聞いたよ。相手はさぞかし聡明な方なんだろうね」
「ええ、歳は五つ上。男性としても、夫としても申し分ない方よ。でもね……」
「うん」
「私、三つ目の初めては、あなたがいいわ。ロビ、あなたがいい」
「三つ目の初めてって?」
「その……事を致す……ってこと」
「え?」
「たぶん、あと二年もしたら、お父様かその手の専門の方と経験することになるわ。それが普通だもの。そして、色々なことを勉強する。でもね、初めては一度だけなの。だから、自分で選びたい。私はロビとしたい。今日、してほしい」
メイアはようやくティーカップに口を付けた。そして深呼吸をした。
「メイア、でも、もし初めてじゃないってことがわかちゃったら問題になるんじゃないの?」
「大丈夫。今度、お父様に宣言するわ。初めての人は自分で選ぶって」
「それって、実は既に済ませちゃったけど、これから選ぶって宣言することだよね」
「はっきり言えば問題ないわよ」
「その、なんで、僕なの?」
「ねえ、ロビ。私はポタージュが大好き。とても濃厚でもったりとした舌触りが最高よ。でも、コンソメスープも好きなの。好きなものはひとつじゃないの。それって変かしら?」
「いや、そんなことは無いよ。夫をたくさん持つ女の人もいるし」
ロビはきっぱりと否定した。
「ロビは他の生徒と髪と瞳の色が違ったし、ちょっと年上っぽいところがあって初等部の頃から気になっているの。あなたって、どうして大人びているの?他の男子生徒と全然ちがうわ」
「いや、そんなことは無いと思うけど……」
「もしかして、あなた、もう経験済みなの?」
「え、いや、その……」
「初めてを受け取って欲しいって告白したんだから、正直に答えて」
「う、うん、経験済みだよ」
「何人?」
「えっと、六人です……」
「そんなに?」
メイアはロビにもたれてた頭を急に直立させ、ロビを見つめた。
「まいっちゃうな、もう。深くは聞かないけど、あなたは優しすぎるわ」
「それほどでもないよ。でも、メイア、急にどうしちゃったの?」
「昨日、あなたの傷跡に触れた時、結局、私たち平民が王立学院で嫌な思いをしなくて済んでいるのは全部ロビのおかげだって思い知らされたの」
「そんなことないよ、メイアはとても強いよ」
「そんなことないわ。結局、私って口だけで、いざ追い込まれたら何もできないもの。そういうところ、全部、ロビがかばってくれているのよ。あなたがいなかったら、きっと私がひどい目にあっている」
ロビはメイアを左手で抱き寄せながら考え込んだ。
「メイア、今は無理しないで。混乱しちゃったら、まずは足を止めて落ち着くことも大事だよ」
メイアは目を閉じながら涙を流していた。
「うん、そうする。ありがとう」
少しの時間を置いて、メイアが答えた。
昨日は不機嫌でロビの隣に座らなかったメイアであるが、今日はあまり元気がなく、結局、窓際から、ロビ、カサリ、メイアの順番で座っている。
「お兄様、トルレイド教授、オトイク王国へ出張していなかったことがばれて、出張費の返還と半年間無給処分、さらに自費でオトイク王国に行って最新の歴史を学んでくることになったそうです」
「それ、きっとカサリの発言がきっかけだよ。不正を暴くきっかけになって偉いよ」
「あの、頭を撫でてもらっていいですか?」
「うん、よしよし」
「ありがとうございます」
今日の講義はまた歴史からである。歴史は治世科の科目のひとつであるが、全科、必須講義となっている。教壇に立っているのはトルレイド教授ではなく、美人教授のエルディム教授である。講義もそろそろ終わりに近づいたころ、エルディム教授はカサリの方を見た。
「カサリ=レヴェシデ、良かったら、オトイク王国における文明消失戦争以降の歴史見解について話してもらえないか?特に、戦争についてお願いしたい」
(そうだ、オトイク王国は、中央大陸西部で二千年以上続いている最高長寿国だ。これは興味深いな)
「わかりました。まず、文明消失戦争以降、大きな種族間戦争は起きていません。しかし、中央大陸西部では、三度の大きな国家間戦争がありました。最初は千二百年後、その次は千八百年後、二千四百年後です。文明が復活の兆しを見せたのは文明消失戦争の千年後です。その二百年後に大きな国家間戦争が起きました。興味深いのは、その後の戦争です。どちらも六百年後に起きています。そして、今、三度目の六百年が目前に近づいています」
講堂内の生徒がざわつき始めた。
「つまり、近々、大きな戦争が起きる可能性があると?」
「単なる偶然かもしれません。しかし、偶然でも二度となるとなんらかの理由があると考えるべきでしょう」
「なるほど、それは興味深い。君はどう考えているのかな?あら、講義終了の時間ね。カサリ、君の話は実に興味深い。また質問させてほしい」
「はい、知っていることであれば何でもお話致します」
「よろしく頼むわ」
カサリは椅子に座ると、ぼーっとしているメイアの左手を両手で掴んだ。メイアはカサリの顔を見た。カサリはメイアの手をゆっくり自分の方に引き寄せた。
(カサリ、なんかまた変なことを考えているような……)
メイアの手がほぼロビの辺りまで来たところで、カサリはいきなりメイアの手と自分の手でロビの股間の、それも下の方を掴んだ。
「カ、カサリ、どうしたの?」
メイアは何をさせられているのかわかっていないようだった。ロビもあまりにも突然の出来事で固まっている。
「メイア、男心を掴むには、まずは『袋』をしっかりと掴むことが大事です」
「え?もしかしてこれって」
メイアは表情を変えることなく左手をにぎにぎした。
(メイア、あの、その、そこ……)
メイアはやはり元気がない。手のひらを返してカサリの手を握り、ゆっくりと姿勢を戻した。
「カサリ、掴むのは玉袋じゃなくて胃袋と給料袋よ」
「でもまだ学生ですし、物理的に胃袋より玉袋の方が掴みやすいと思います」
「カサリ、ありがと。私にとって初めての体験だわ」
「メイア、大丈夫?」
いつもの元気が全くないメイアが心配になり、ロビは声をかけた。
「うん、大丈夫」
今日は何事もなく、一日が終わる……と思ったが、帰り際、メイアがロビを呼び止めた。
=== ✽ ✽ ✽ ===
メイアとロビは、一日の授業を終え、王立学院寮の談話室で向かい合って座っていた。テーブルにはハーブティーの入ったティーカップが二つおいてある。カサリは空気を察したのか、自室に戻っていた。
王立学院寮は、親族などの特別な関係ではなくても、受付で申請すればロビー奥にある談話室までは外部の人間でも入ることができる。
「メイア、どうしたの?今日は元気ないよ」
メイアはうつむいたまま、何も答えなかった。
ロビはメイアの実家を知っており、一度、魔法外科医として見学に行ったことがある。
メイアの実家は、多くの魔道士を抱える商人である。国外との商取引、販売、そしてオリジナル商品としては、高級宿向けのバスタブを売っている。このバスタブは、魔力によって『長時間保温』することができる。
古代魔道具解析情報には頼らずに独自開発したもので、魔力を注ぎ込むと数時間、お湯を一定の温度に保つ。
物質には、魔力の通りやすい物質と通りにくい物資が存在し、それぞれの代表的な物質である白銀とガラスを薄く加工したプレート、そして布を積層し、布に門外不出の製法で作った薬品をしみこませる。
これに魔力を注ぎ込むと数時間、バスタブの底面を温め続けるのである。発熱するのは薬品のしみ込んだ布で、定期的な交換が必要である。
ウォレサレル家は、バスタブを低価格で売り、魔力注入、そして発熱布の定期的な交換で大きな利益を得ていた。ウリシア国内でも支店を十店舗以上持ち、他国にも進出している。
ウォレサレル家で抱えている魔道士数は、各支店合計で千人を超える。これはウリシア王国に住んでいる魔法を使えるヒト族が約一万人であることと比較すると、驚異的な数である。
また、歴史も古く千年以上続いている一族でもあり、独自に運営する研究機関で様々な古代魔道具の解析もしているが、『魔法の平和的利用』というイメージを崩さないようにしている。
ロビは、メイアの向いではなく、メイアの横の椅子に移動した。そして自分のティーカップを手元に引き寄せた。メイアはロビにもたれかかった。
「ねえ、ロビ、私、王立学院に入学してから人前で泣いたの、昨日が初めてだったの。玉袋を握ったのも初めてだったけど」
「あの、メイア、言っている内容がかけ離れ過ぎて、どう反応していいのかわからないんですけど」
「ヒト族ってさ、何でか知らないけど、『三』って好きよね。三大貴族とか、競技会でも三位まで表彰されるとか」
「まあ、そうかもしれないね。掴む袋も三つだよね」
(ここはとにかく話を合わせておこう、うん)
「私さ、強気キャラじゃん。人前で泣くなんて思ってなくて、なんかすごくへこんじゃった」
「誰だってそんな時があるよ」
メイアは両手を膝の上で強く握りしめた。
(こういう時、『膝の上』って言うけど、実際には『太ももの上』だよな)
「私、中等部を卒業したら、アムヌグ王国の支店に勤めている幹部候補の貴族と結婚する予定なの。アムヌグ王国は古代魔道具が多く見つかっているから、経営以外にも研究をしたりする。そのために中等部に進学したの」
「そうなんだ。確か、アムヌグ王国って海のないところだっけ。あそこも魔法研究が進んでいるって聞いたよ。相手はさぞかし聡明な方なんだろうね」
「ええ、歳は五つ上。男性としても、夫としても申し分ない方よ。でもね……」
「うん」
「私、三つ目の初めては、あなたがいいわ。ロビ、あなたがいい」
「三つ目の初めてって?」
「その……事を致す……ってこと」
「え?」
「たぶん、あと二年もしたら、お父様かその手の専門の方と経験することになるわ。それが普通だもの。そして、色々なことを勉強する。でもね、初めては一度だけなの。だから、自分で選びたい。私はロビとしたい。今日、してほしい」
メイアはようやくティーカップに口を付けた。そして深呼吸をした。
「メイア、でも、もし初めてじゃないってことがわかちゃったら問題になるんじゃないの?」
「大丈夫。今度、お父様に宣言するわ。初めての人は自分で選ぶって」
「それって、実は既に済ませちゃったけど、これから選ぶって宣言することだよね」
「はっきり言えば問題ないわよ」
「その、なんで、僕なの?」
「ねえ、ロビ。私はポタージュが大好き。とても濃厚でもったりとした舌触りが最高よ。でも、コンソメスープも好きなの。好きなものはひとつじゃないの。それって変かしら?」
「いや、そんなことは無いよ。夫をたくさん持つ女の人もいるし」
ロビはきっぱりと否定した。
「ロビは他の生徒と髪と瞳の色が違ったし、ちょっと年上っぽいところがあって初等部の頃から気になっているの。あなたって、どうして大人びているの?他の男子生徒と全然ちがうわ」
「いや、そんなことは無いと思うけど……」
「もしかして、あなた、もう経験済みなの?」
「え、いや、その……」
「初めてを受け取って欲しいって告白したんだから、正直に答えて」
「う、うん、経験済みだよ」
「何人?」
「えっと、六人です……」
「そんなに?」
メイアはロビにもたれてた頭を急に直立させ、ロビを見つめた。
「まいっちゃうな、もう。深くは聞かないけど、あなたは優しすぎるわ」
「それほどでもないよ。でも、メイア、急にどうしちゃったの?」
「昨日、あなたの傷跡に触れた時、結局、私たち平民が王立学院で嫌な思いをしなくて済んでいるのは全部ロビのおかげだって思い知らされたの」
「そんなことないよ、メイアはとても強いよ」
「そんなことないわ。結局、私って口だけで、いざ追い込まれたら何もできないもの。そういうところ、全部、ロビがかばってくれているのよ。あなたがいなかったら、きっと私がひどい目にあっている」
ロビはメイアを左手で抱き寄せながら考え込んだ。
「メイア、今は無理しないで。混乱しちゃったら、まずは足を止めて落ち着くことも大事だよ」
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