魔法外科医は癒やし系少年
涼波ハルカの喪失-07 ☸ セバスの高揚
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遠くに見える本宅のドアが開いた。ロビは顔を上げた。ロビはちらっとハルカを見た。ハルカは下を向いたままだ。
やってきたのはエイナとセバスだった。まだ、日が昇ってからそれほど時間は経っていなかったたので、朝食前だろう。ロビは立ち上がった。
「ロビ、昨夜はどうだった?どうやらかみ殺されなかったようだな」
ハルカは、部屋の隅で昨日までと同じふりをして座っていた。
「おはよう。あまり快適とは言えないね。そう言えば、ネネはいつオリシス家に来たの?」
「確か……三年前だ。なんだ、おまえ興味があるのか?」
「うん、この獣人、売ってくれないかな?」
「ふーむ、それは父上に聞いてみないと……」
「次期当主様なら、それぐらい自分で決められるんじゃない?」
エイナは腕を組んで少し考えた。やはり『次期当主様』という言葉に弱いようである。
「じゃあ、こうしよう。今からセバスが隷従首輪《スレイチョーカー》を発動させる。五分だ、五分間、立っていられたら交渉に応じるよう父上に伝える。どうだ?」
「ちょ、ちょっと待って、なんでエイナじゃないの?」
「うるさい、お前にあれこれ言われる筋合いはない」
「今、エイナ様が魔力を使うと、本日の授業に影響がありますので」
「セバス、お前も黙ってろ!」
「失礼致しました」
(今日の授業って魔学の授業のことかな。何か実技とかあったっけ?……あれ?『セバス』って……)
「あの、もしかしてセバス=クロティス元魔導師ですか?」
「その通りです。ロビ殿に憶えていていただけているとは光栄です。その節は、クルーガ様には大変お世話になりました」
セバスは一礼した後、当時のことを思い出しているのか、目を閉じてしばらく黙っていた。
十九年前、王国内で内乱があり、その時にセバスは大きな魔法を発動させて事態を収束させた。しかし、肉体の許容能力を超える魔法を発動したため魔力に耐えられず、瀕死の重傷を負った。応急手当てのためにその場に居合わせたクルーガ家の面々に応急手当てをしてもらい、一命を取り留めたのだ。
この内乱の時に、ロビの父は妻を失い放浪の旅に出てしまった。その後、数年間はロビの叔父や叔母が交代で手伝いに来て、弟子たちによって医療活動を継続していた。
ロビの父がクルーガ家に戻ってきたのは、ちょうどクルーガ家の長男が王立学院中等部を卒業した年で、長男はクルーガ医院で執刀するようになり、その成長ぶりに刺激されたのか、ロビの父も再び魔法外科医として医療に従事し始めた。
「セバスさん、それに免じて手を抜いてくれるってことは、無い……ですよね?」
「はい、私は今、オリシス家に仕えておりますので、エイナ様のご命令に従わねばなりません」
(まずいな、セバスさんが隷従首輪 を発動するとハルカまで痛みを感じちゃう。半分は壊したとはいえセバスさんの魔力なら、まだかなりの効力があるはず。ハルカの精神状態はまだ回復したばかり、今の状態だと、最悪、人格が崩壊するかもしれない)
「いえいえ、セバスさんの記録を読んで、とても憧れています」
ロビは、ハルカに最悪の事態が起らないようにする方法を考えていた。
(セバスさんが魔法を発動することは変えられない。僕が別の魔法を使えば、エイナは怒って別の罰を考えるだろう。どうすれば……)
=== ✽ ✽ ✽ ===
「セバスさんは、指輪を使いますか?」
「ええ、そのつもりです」
「その指輪じゃセバスさんの全力は出せないんじゃないんですか?」
「そうなのか?セバス」
「はい、私の場合、指輪を使わない方が、より強い魔力を出せます」
深呼吸をしたロビは、ゆっくりと話し始めた。
「エイナ、おもしろい提案があるよ」
ロビは、わざとらしく笑いながらエイナに話しかけた。
「なんだ、言ってみろ」
「セバスさんには指輪を使わずに全力で魔法を発動してもらう。そして僕も全力で反射魔法を使う」
「そうするとどうなるんだ?」
「うまくいけば、魔力だけで隷従首輪が開くところを見れるかもしれないよ」
「そんなことができるわけないだろう?」
「できるんだな、これが。反射魔法を僕の首の周りに発動する。そうすると隷従首輪から出ている魔力はすべて隷従首輪に反射するんだ」
「つまり、反射した魔力で隷従首輪が壊れるってわけだな」
「さすがエイナ」
「まあ、そんなことはありえないだろうが、反射魔法は使ってもいいぞ。セバス、全力でいけ」
「かしこまりました。それではそのように。ロビ殿、いいのですか。最悪の事態もあり得ます」
「セバスさん、あなたと魔法を交えることができることを、幸甚に存じます」
セバスの目は輝き、気持ちが高揚しているのが手に取るようにわかった。セバスは元は魔法を指導する魔導師であり、それ以前はウリシア王国で最強と言われた魔道士でもある。
ロビは、そんなセバスの気持ちを読み取り、笑みを浮かべつつ、セバスにまったく引けを取らない凛々しい眼光で応えた。
(よし、これならハルカはノーダメージにできる)
鉄格子を挟んでいるものの、二人はまるで今から生死を分ける決闘を始めるような緊張感の中、エイナだけが空気を読んでいないようでニヤニヤしていた。セバスは指から指輪を外した。
「本当に良いのですね?」
「僕はあなたより強いですよ。それもかなり。ご自身の心配された方がいいです」
セバスの表情が硬くなった。
「それでは。『発動隷従首輪』!」
「『発動魔力反射鏡』」
セバスが伸ばした右手から魔法陣が現れた。ロビは自分を中心に光の球体が展開した。エイナは、二人とも魔法道具無し、しかも短縮詠唱で魔法を発動させたことに驚いているようだ。
(王立学院初等部の時は、ほとんど魔法を使わなかったから、まあ、驚くのも無理はないだろうね)
ロビは自分を包む光の球体の中からエイナとセバスの表情を見ていた。
(エイナの顔、間抜けだな。それにしても痛い、全方位発光、この輝度だとなかなかの痛み。おお、すごい、隷従首輪、光る光る!お、さらに痛たただよ、呪いが効いてても結構、痛いな。お、セバスさん、気が付いたみたい)
エイナよりも驚いた表情をしたのは、セバスだった。
(その通り、僕があなたの目の前で発動している魔法は全方位発光です。でも、ちゃんと魔力反射鏡も発動していますよ。どこに発動しているのか、見破れますか?……うう、それにしても、やっぱり痛いものは痛い……)
ロビはハルカの方を見た。ハルカの目の前には魔力反射鏡をひとつ発動しておいた。これを隠すための全方位発光である。セバスはともかく、エイナに見つかると何か言われと予想してのことだ。
数メートル離れた場所で魔法を発動するのは、クルーガ家の特技である。大量に怪我人が出た場合に、持てる魔力量の限りを尽くして治療するためだ。
(セバスさん、魔力量、足りないな……)
ロビの呪いで隷従首輪からの魔力は反射されているが、すべて隷従首輪には戻らず、かなりの魔力が漏れている。それを反射させるため、自分の周りに六枚ずつ三段にした十八枚の魔力反射鏡を内向きに発動し、隷従首輪にさらなる負荷をかけていた。
「セバスさん、もっと本気を出してください。これぐらい余裕ですよ」
ロビは、大きく余裕たっぷりの声で話した。
「何を!」
セバスは先ほどまでの紳士的な態度はどこへやら、魔道士としての気迫の入った声を上げた。
「何ならあなたの頭に一点完全反射しましょうか?」
「ならば、その光の中を見せてもらう。『発動光吸収弾』
セバスの前にもうひとつの魔法陣が現れた。
(お、さすがセバスさん、二つ同時発動。これは闇魔法だ。こっちも、もうひとつ、『発動全方位発光』、痛て、こ、これはちょっときつい……セバスさんの光吸収弾、どれくらい持つかな、あたた……」
ロビが発動した二つ目の全方位発光が光吸収弾に飲み込まれていく。そして両方の魔法が消えた。
「打ち消された?」
「セバスさん、玩具みたいな闇魔法を発動している余裕があったら、もっと魔力くださいね、初動の悪さや出し惜しみは後悔の元です」
「なんだと?」
(申し訳ないですが、心理戦も使わせていただきます。僕はどうしてもハルカを守りたいんです)
「クルーガの血を引く者と対決するのであれば、肉体崩壊なんか恐れていてはダメですよ」
ロビは、十九年前に起きた内乱発生時、セバスの行動についての記録を思い出していた。
(十九年前の内乱が起きた時、あなたはすぐに現場に駆け付けました。しかし多勢の敵に対して他の魔道士と同じような攻撃しかしませんでした。増える死傷者を見て、ようやく大きな魔法を発動させて事態を収束させましたよね。セバスさん、それが最良の選択だったと思っていますか?)
遠くに見える本宅のドアが開いた。ロビは顔を上げた。ロビはちらっとハルカを見た。ハルカは下を向いたままだ。
やってきたのはエイナとセバスだった。まだ、日が昇ってからそれほど時間は経っていなかったたので、朝食前だろう。ロビは立ち上がった。
「ロビ、昨夜はどうだった?どうやらかみ殺されなかったようだな」
ハルカは、部屋の隅で昨日までと同じふりをして座っていた。
「おはよう。あまり快適とは言えないね。そう言えば、ネネはいつオリシス家に来たの?」
「確か……三年前だ。なんだ、おまえ興味があるのか?」
「うん、この獣人、売ってくれないかな?」
「ふーむ、それは父上に聞いてみないと……」
「次期当主様なら、それぐらい自分で決められるんじゃない?」
エイナは腕を組んで少し考えた。やはり『次期当主様』という言葉に弱いようである。
「じゃあ、こうしよう。今からセバスが隷従首輪《スレイチョーカー》を発動させる。五分だ、五分間、立っていられたら交渉に応じるよう父上に伝える。どうだ?」
「ちょ、ちょっと待って、なんでエイナじゃないの?」
「うるさい、お前にあれこれ言われる筋合いはない」
「今、エイナ様が魔力を使うと、本日の授業に影響がありますので」
「セバス、お前も黙ってろ!」
「失礼致しました」
(今日の授業って魔学の授業のことかな。何か実技とかあったっけ?……あれ?『セバス』って……)
「あの、もしかしてセバス=クロティス元魔導師ですか?」
「その通りです。ロビ殿に憶えていていただけているとは光栄です。その節は、クルーガ様には大変お世話になりました」
セバスは一礼した後、当時のことを思い出しているのか、目を閉じてしばらく黙っていた。
十九年前、王国内で内乱があり、その時にセバスは大きな魔法を発動させて事態を収束させた。しかし、肉体の許容能力を超える魔法を発動したため魔力に耐えられず、瀕死の重傷を負った。応急手当てのためにその場に居合わせたクルーガ家の面々に応急手当てをしてもらい、一命を取り留めたのだ。
この内乱の時に、ロビの父は妻を失い放浪の旅に出てしまった。その後、数年間はロビの叔父や叔母が交代で手伝いに来て、弟子たちによって医療活動を継続していた。
ロビの父がクルーガ家に戻ってきたのは、ちょうどクルーガ家の長男が王立学院中等部を卒業した年で、長男はクルーガ医院で執刀するようになり、その成長ぶりに刺激されたのか、ロビの父も再び魔法外科医として医療に従事し始めた。
「セバスさん、それに免じて手を抜いてくれるってことは、無い……ですよね?」
「はい、私は今、オリシス家に仕えておりますので、エイナ様のご命令に従わねばなりません」
(まずいな、セバスさんが隷従首輪 を発動するとハルカまで痛みを感じちゃう。半分は壊したとはいえセバスさんの魔力なら、まだかなりの効力があるはず。ハルカの精神状態はまだ回復したばかり、今の状態だと、最悪、人格が崩壊するかもしれない)
「いえいえ、セバスさんの記録を読んで、とても憧れています」
ロビは、ハルカに最悪の事態が起らないようにする方法を考えていた。
(セバスさんが魔法を発動することは変えられない。僕が別の魔法を使えば、エイナは怒って別の罰を考えるだろう。どうすれば……)
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「セバスさんは、指輪を使いますか?」
「ええ、そのつもりです」
「その指輪じゃセバスさんの全力は出せないんじゃないんですか?」
「そうなのか?セバス」
「はい、私の場合、指輪を使わない方が、より強い魔力を出せます」
深呼吸をしたロビは、ゆっくりと話し始めた。
「エイナ、おもしろい提案があるよ」
ロビは、わざとらしく笑いながらエイナに話しかけた。
「なんだ、言ってみろ」
「セバスさんには指輪を使わずに全力で魔法を発動してもらう。そして僕も全力で反射魔法を使う」
「そうするとどうなるんだ?」
「うまくいけば、魔力だけで隷従首輪が開くところを見れるかもしれないよ」
「そんなことができるわけないだろう?」
「できるんだな、これが。反射魔法を僕の首の周りに発動する。そうすると隷従首輪から出ている魔力はすべて隷従首輪に反射するんだ」
「つまり、反射した魔力で隷従首輪が壊れるってわけだな」
「さすがエイナ」
「まあ、そんなことはありえないだろうが、反射魔法は使ってもいいぞ。セバス、全力でいけ」
「かしこまりました。それではそのように。ロビ殿、いいのですか。最悪の事態もあり得ます」
「セバスさん、あなたと魔法を交えることができることを、幸甚に存じます」
セバスの目は輝き、気持ちが高揚しているのが手に取るようにわかった。セバスは元は魔法を指導する魔導師であり、それ以前はウリシア王国で最強と言われた魔道士でもある。
ロビは、そんなセバスの気持ちを読み取り、笑みを浮かべつつ、セバスにまったく引けを取らない凛々しい眼光で応えた。
(よし、これならハルカはノーダメージにできる)
鉄格子を挟んでいるものの、二人はまるで今から生死を分ける決闘を始めるような緊張感の中、エイナだけが空気を読んでいないようでニヤニヤしていた。セバスは指から指輪を外した。
「本当に良いのですね?」
「僕はあなたより強いですよ。それもかなり。ご自身の心配された方がいいです」
セバスの表情が硬くなった。
「それでは。『発動隷従首輪』!」
「『発動魔力反射鏡』」
セバスが伸ばした右手から魔法陣が現れた。ロビは自分を中心に光の球体が展開した。エイナは、二人とも魔法道具無し、しかも短縮詠唱で魔法を発動させたことに驚いているようだ。
(王立学院初等部の時は、ほとんど魔法を使わなかったから、まあ、驚くのも無理はないだろうね)
ロビは自分を包む光の球体の中からエイナとセバスの表情を見ていた。
(エイナの顔、間抜けだな。それにしても痛い、全方位発光、この輝度だとなかなかの痛み。おお、すごい、隷従首輪、光る光る!お、さらに痛たただよ、呪いが効いてても結構、痛いな。お、セバスさん、気が付いたみたい)
エイナよりも驚いた表情をしたのは、セバスだった。
(その通り、僕があなたの目の前で発動している魔法は全方位発光です。でも、ちゃんと魔力反射鏡も発動していますよ。どこに発動しているのか、見破れますか?……うう、それにしても、やっぱり痛いものは痛い……)
ロビはハルカの方を見た。ハルカの目の前には魔力反射鏡をひとつ発動しておいた。これを隠すための全方位発光である。セバスはともかく、エイナに見つかると何か言われと予想してのことだ。
数メートル離れた場所で魔法を発動するのは、クルーガ家の特技である。大量に怪我人が出た場合に、持てる魔力量の限りを尽くして治療するためだ。
(セバスさん、魔力量、足りないな……)
ロビの呪いで隷従首輪からの魔力は反射されているが、すべて隷従首輪には戻らず、かなりの魔力が漏れている。それを反射させるため、自分の周りに六枚ずつ三段にした十八枚の魔力反射鏡を内向きに発動し、隷従首輪にさらなる負荷をかけていた。
「セバスさん、もっと本気を出してください。これぐらい余裕ですよ」
ロビは、大きく余裕たっぷりの声で話した。
「何を!」
セバスは先ほどまでの紳士的な態度はどこへやら、魔道士としての気迫の入った声を上げた。
「何ならあなたの頭に一点完全反射しましょうか?」
「ならば、その光の中を見せてもらう。『発動光吸収弾』
セバスの前にもうひとつの魔法陣が現れた。
(お、さすがセバスさん、二つ同時発動。これは闇魔法だ。こっちも、もうひとつ、『発動全方位発光』、痛て、こ、これはちょっときつい……セバスさんの光吸収弾、どれくらい持つかな、あたた……」
ロビが発動した二つ目の全方位発光が光吸収弾に飲み込まれていく。そして両方の魔法が消えた。
「打ち消された?」
「セバスさん、玩具みたいな闇魔法を発動している余裕があったら、もっと魔力くださいね、初動の悪さや出し惜しみは後悔の元です」
「なんだと?」
(申し訳ないですが、心理戦も使わせていただきます。僕はどうしてもハルカを守りたいんです)
「クルーガの血を引く者と対決するのであれば、肉体崩壊なんか恐れていてはダメですよ」
ロビは、十九年前に起きた内乱発生時、セバスの行動についての記録を思い出していた。
(十九年前の内乱が起きた時、あなたはすぐに現場に駆け付けました。しかし多勢の敵に対して他の魔道士と同じような攻撃しかしませんでした。増える死傷者を見て、ようやく大きな魔法を発動させて事態を収束させましたよね。セバスさん、それが最良の選択だったと思っていますか?)
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