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ティータイムは放課後に。〜失恋カフェであの日の初恋をもう一度〜
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完結：12話

更新日：

ティータイムは放課後に。〜失恋カフェであの日の初恋をもう一度〜

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朱宮 あめ 朱宮 あめ

  • エピソード一覧

    全12話

  • あらすじ

     とある海の街の路地裏にひっそりと佇むPetit cadeau。
     その日、恋人の浮気現場を目撃して失恋をした倉咲一花は、家に帰る気にならず、幼馴染みの椎が営む店に足を向けた。
     一花の恋人・雪には事情があった。彼は同じクラスの男子、青山茜に恋をしていた。しかし雪は、他人とは違う自分に困惑し、一花と付き合うことで自分の心を必死に軌道修正しようとしていた。
     しかし、以前から違和感を抱いていた一花は、とうとう今日、雪と茜が二人でいる現場を目撃してしまった。
     雪の想いを知りながら、彼を惑わせてしまったことを後悔する一花。事の顛末を聞いた椎は、一花を優しくなぐさめ、元気づける。
     翌日、一花は思い切って雪に別れを告げる。しかし雪は、一花の想いを受け入れようとはしなかった。そこへ椎が現れ、一花がこれまで飲み込んできた思いを代弁する。
     雪は涙を浮かべて一花に謝り、別れることに。それからというもの、一花は足繁く椎の店へ通うようになった。
     あるときお気に入りの場所である中庭のテラスで試験勉強をしていると、かつての記憶がフラッシュバックした。
     かつて一花の初恋であった椎。しかし、歳が離れた椎には彼女がおり、それを知った一花はショックで椎と喧嘩をしてしまったのだった。
     いじけた一花に、椎はとある約束をした。
     『もう彼女は作らない』
     しかし、当時熱で意識が朦朧としていた一花はその約束を忘れてしまっていたのだった。
     月夜の中庭でそのことを思い出した一花は、椎に尋ねる。すると椎は、一花が幸せならなんだってよかったからといって笑った。
     椎の優しさに涙し、一花はもう一度あの頃の気持ちを思い出し、あたたかい気持ちになるのだった。

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