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あらすじ
小児科医である水越はいつもお参りにきている神社で、近所の小学生・小日向りぼんと偶然出会う。りぼんのかかりつけ医である水越は長期入院しているりぼんの母親の健康を祈るため、二人で社に手を合わせる。すると、社の中から女の子の声が聞こえてきた。
自分は神様だと主張するその声に「ほんとに神様なんですね!」と信じて疑わないりぼんだったが、どうも話の内容が要領を得ない。あげく、母親の病気が治るようりぼんが神様に願うと「の、ノベルバを読めば、お母さんの病気も治るのです!」。水越が問いただすと、声は自分がノベルバによって作られたAIであり、神社の参拝客を読者に引き込もうとしていると打ち明けたのだった――。キーワード